日曜日に天皇賞春(GⅠ)が行われる。舞台の京都芝は土曜夜から日曜明け方にかけて雨が降る可能性があり、雨の有無や雨量で時計やバイアスの出方が変わってくるかもしれない。
東京競馬場は月~火曜日に10㎜と金曜日に51㎜の雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は芝は良、ダートは稍重。日曜日の府中市は晴れ予報だが、午後は大気の状態が不安定なのでザッと雨が降ることもあり得る。
京都競馬場は月曜日に5㎜と金曜日に22㎜の雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は芝は良、ダートは稍重。京都市は上記の通り土曜夜から日曜明け方にっかえて雨が降る可能性があり、雨の有無や雨量で時計やバイアスの出方が変わってくるかもしれない。
新潟競馬場は月~火曜日に4.5㎜と金曜日に4㎜の雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は芝は良、ダートは稍重。新潟市は土曜夜から日曜日にかけて雨が降る予報なので、雨量次第で時計やバイアスが変化しそうだ。
では、2025年5月4日、日曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
東京競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月~火曜日に10㎜と金曜日に51㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は晴れ予報だが、午後は大気の状態が不安定で雨雲が流れてきてザッと雨が降る可能性がある。想定雨量は0~15㎜、想定馬場状態は良~重。
開催2週目。今までのレースで3~4コーナーの内ラチ沿いにダメージが出てきたが、馬場はこの時期にしてはかなり良好な状態。日曜日は晴れて気温が高い予報なので、通り雨が降らなければ馬場の硬さは標準位になると思われる。
土曜日の時計は-2.6秒位。日曜日は晴れ予報だが大気の状態が不安定で雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-2.8~-2.5秒位、雨が降った場合は雨量次第で-2.5~+2.0秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。少量の雨が降った場合は、馬場の表面が緩くなりそうなのでスムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。それ以外の場合は、内ラチ沿いにダメージが出てきたがまだ我慢できそうなのでバイアスは出にくいだろう。
直線の伸びはフラットと想定。直線はまだ良好な状態なので雨の有無に関わらずバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第~差しと想定。雨が降らなかったり降っても少量の場合は、エアレーションがしっかりと実施されているようで見た目よりも馬場が軟らかいとのことなので差し有利になる可能性がある。雨量がそれなり以上の場合は、上がりが遅くなりそうなのでバイアスは出にくいだろう。
・ダート
月~火曜日に10㎜と金曜日に51㎜の雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は稍重。日曜日の天気は晴れ予報だが、午後は大気の状態が不安定で雨雲が流れてきてザッと雨が降る可能性がある。想定雨量は0~15㎜、想定馬場状態は良~不良。
土曜日の時計は-3.0秒位。日曜日は晴れ予報だが大気の状態が不安定で雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-2.0~-0.5秒位、雨が降った場合は雨量次第で-3.5~-0.5秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。前日はバイアスは出なかったが、近年の東京ダートは道悪だと外枠有利になることがある。良馬場まで回復した場合も、日曜日は向こう正面が向かい風の予報だということと、馬場が乾く過程でキックバックが多くなりそうなので砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。今開催は馬場状態に関わらずバイアスが出にくい傾向となっている。
前後は展開次第~差しと想定。前日はバイアスは出なかったが、近年の東京ダートは道悪になると差し有利になることがある。良馬場まで回復した場合も、近年の東京ダートは速い上がりが出て差し有利になることがある。
京都競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月曜日に5㎜と金曜日に22㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。今後の天気は、土曜夜遅くから日曜明け方まで曇りだが降水確率が高め、日曜朝以降は晴れ予報となっている。土曜夜遅くから日曜明け方にかけての想定雨量は0~3㎜、日曜日の想定馬場状態は良。
開催2週目。今までのレースで目立ったダメージは出ておらず馬場は良好な状態。土曜夜遅くから日曜明け方にかけて雨が降らなければ馬場の硬さは標準位になると思われる。
土曜日の時計は-1.9秒位。土曜夜遅くから日曜明け方にかけて雨が降る可能性があるので、日曜日は雨が降らなければ-2.2~-1.9秒位、雨が降った場合は雨量次第で-2.1~-1.2秒位と想定している。
枠は内~フラットと想定。まだ馬場が良好な状態なのでバイアスが出ない確率が高いが、土曜夜遅くから日曜明け方にかけて雨が降ると雨量次第だが馬場が内から乾燥してロスが少ない内枠が有利になることもあり得る。
直線の伸びはやや内~フラットと想定。まだ馬場が良好な状態なのでバイアスが出ない確率が高いが、土曜夜遅くから日曜明け方にかけて雨が降ると雨量次第だが馬場が内から乾燥して内伸びなることもあり得る。
前後は展開次第と想定。速い上がりが出ており外回りは多少は差し馬の好走が多いかもしれないが、まだ馬場が良好なのでバイアスは出にくいだろう。
・ダート
月曜日に5㎜と金曜日に22㎜の雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は稍重。今後の天気は、土曜夜遅くから日曜明け方まで曇りだが降水確率が高め、日曜朝以降は晴れ予報となっている。土曜夜遅くから日曜明け方にかけての想定雨量は0~3㎜、日曜日の想定馬場状態は良~稍重。
土曜日の時計は-1.5秒位。土曜夜遅くから日曜明け方にかけて雨が降る可能性があるので、日曜日は雨が降らない場合は-1.0~-0.2秒位、雨が降った場合は雨量次第で-1.8~-0.3秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。良馬場の場合は、先週の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。稍重の場合は、前日はバイアスは出なかったが改修工事後の京都ダートは道悪だと外枠有利になることがある。
直線の伸びはフラットと想定。改修工事後の京都ダートは馬場状態に関わらずバイアスが出にくい傾向となっている。
前後は前~展開次第と想定。良馬場の場合は、先週の傾向からするとバイアスは出にくいだろうお。稍重の場合は、前日はバイアスは出なかったが改修工事後の京都ダートは道悪だと前有利になることがある。
新潟競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月~火曜日に4.5㎜と金曜日に4㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。今後の天気は土曜夜から日曜日にかけて曇り時々晴れ一時雨予報となっており、特に土曜夜から日曜朝にかけて降水確率が高く、日曜午後は大気の状態が不安定となっている。土曜夜から日曜日にかけての想定雨量は1~25㎜、日曜日の想定馬場状態は良~不良。
今週が開幕週。野芝の生育は例年と同程度かそれ以上に良好そうに感じる。土曜日のレースでダメージは特に出なかった。今の時期は野芝が生育途上なので、もし土曜夜から日曜日にかけての雨量が多いと馬場はタフになる可能性がある。
土曜日の時計は-0.4秒位。土曜夜から日曜日にかけて雨が降る予報なので、日曜日は雨量次第で-1.0~+3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。
枠は内~外と想定。雨量が少なめの場合は、馬場の表面が緩くなりそうなのでスムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。レース中に短時間に大量の雨が降った場合は、馬場が相当タフになり内も外も変わらなくなりそうなのでロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラット~やや外と想定。レース中に短時間に大量の雨が降った場合は、馬場が相当タフになりキックバックを避けるために進路を外に取るようになる可能性がある。それ以外の場合は、まだ開幕週で馬場が良好なのでバイアスは出にくいだろう。
前後は前~差しと想定。雨量が少なめの場合は、馬場の表面が緩めになりそうなので差し有利になる可能性がある。レース中に短時間に大量の雨が降った場合は、馬場ががタフになり上がりが遅くなりそうなので前有利になる可能性がある。
・ダート
月~火曜日に4.5㎜と金曜日に4㎜の雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は稍重。今後の天気は土曜夜から日曜日にかけて曇り時々晴れ一時雨予報となっており、特に土曜夜から日曜朝にかけて降水確率が高く、日曜午後は大気の状態が不安定となっている。土曜夜から日曜日にかけての想定雨量は1~25㎜、日曜日の想定馬場状態は良~不良。
土曜日の時計は-0.9秒位。土曜夜から日曜日にかけて雨が降る予報なので、日曜日は雨量次第で-3.0~±0秒位と想定している。もし日曜日に短時間に大量の雨が降り馬場が田んぼのような状態になると、走りにくくなるため-1.8~±0秒位になることもあり得る。また、日曜日は正面直線が強い向かい風、向こう正面が強い追い風の予報なので1200mは時計が速め、1800mは遅めになる可能性がある。
枠はフラット~外と想定。良馬場の場合は、向こう正面が強い追い風の予報なのでバイアスは出にくいだろう。道悪の場合は、前日はバイアスは出なかったが近年の新潟ダートは道悪だと偶に外枠有利になることがある。
直線の伸びはフラットと想定。今開催は近年の新潟ダートは馬場状態がに関わらずバイアスが出にくい傾向となっている。
前後は前~展開次第と想定。良馬場の場合は、向こう正面が強い追い風で楽に追走できそうなので前有利になる可能性がある。道悪の場合も、近年の新潟ダートは道悪だと前有利になることが多い。