トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2025,5,31~6,1 トラックバイアス結果 (東京競馬場 京都競馬場)

 

先週日曜日に日本ダービー(GⅠ)が行われ、1番人気のクロワデュノールは道中先行すると、直線では進路を外に取り後続を突き放し2着のマスカレードボールに3/4馬身差をつけ優勝した。

東京競馬場は水曜日に1㎜、木~金曜日に26.5㎜、土曜日に20㎜、日曜日に数ミリの雨が降り、馬場状態は芝は良~重、ダートは不良→稍重。日曜日の芝コースは馬場状態が回復したためか速い時計が出ていた。

京都競馬場は木曜日に0.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは内ラチ沿いがデコボコしてきたためか外枠有利、外伸び、差し有利のバイアスが出たレースもあった。

では、2025年5月31~6月1日のトラックバイアスの結果を紹介する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

東京競馬場

5/31 予想


5/31 結果



6/1 予想


6/1 結果

 

ダート

5/31 予想


5/31 結果



6/1 予想


6/1 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

水曜日に1㎜、木~金曜日に26.5㎜、土曜日はレース前からレース中に20㎜の雨が降り、土曜日の馬場状態は7Rまでは稍重、10Rは重に悪化。日曜日は11Rと12Rの間に通り雨が降ったが、日曜日の馬場状態は8Rまでは稍重、10R以降は良に回復。

開催6週目、先週からB→Cコース替わり。コース替わりで傷んだ箇所はおおむねカバーされたが、3~4コーナーの内ラチ沿いに若干のダメージが残っていた。土曜日のレース終了時に3~4コーナーの内ラチ沿いがデコボコしてきた。日曜日の終了時ではコース全体の内ラチ沿いにダメージが出て、3~4コーナーの内ラチ沿いはデコボコしてきた。土曜日は雨の影響で馬場はタフ、日曜日は前日の雨の影響で馬場の表面は緩め。

時計は、土曜日は±0~+2.3秒位、日曜日は-2.0→-1.5秒位へ変動。土曜日は雨の強弱で時計出方が違っていて、2Rは+1.5秒位、3~7Rは±0秒位、10Rは+2.3秒位だった。日曜日は11Rまでは-2.0秒位だったが、12Rは直前の雨の影響もあり-1.5秒位へ変動した。

枠は、土曜日は内~フラット、日曜日はフラット。土曜日は、10Rのみは直前に強い雨が降り馬場がタフになったためか内枠有利、他はバイアスは出なかった。日曜日はバイアスは出なかった。

直線の伸びは2日間ともフラット。土曜日は進路を外の取っていたレースがあり、日曜日は気持ち内が伸びたレースがあったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

前後は、土曜日は展開次第~差し、日曜日は展開次第。土曜日は、5Rまでは逃げ馬の好走もあったが馬場の表面が緩かったためか差し有利、7R以降はバイアスは出なかった。日曜日は4角で後ろ過ぎると厳しかったが基本的にはバイアスは出なかった。

 

・ダート

水曜日に1㎜、木~金曜日に26.5㎜、土曜日はレース前からレース中に20㎜の雨が降り、土曜日の馬場状態は不良。日曜日は晴れたため7Rまでは重、9Rは稍重に回復。土曜日は雨の影響もあり馬場はほぼ田んぼのような状態だった。

時計は、土曜日は-2.6→-1.9秒位へ変動、日曜日は-2.6→-2.3秒位へ変動。土曜日は雨の強弱で時計の出方が違っていて、8Rまでは-2.6秒位、11R以降は-1.9秒位へ変動した。日曜日は5Rまでは-2.6秒位、7R以降は-2.3秒位へ変動した。

枠は、土曜日は内~フラット、日曜日はフラット。土曜日は6Rまではバイアスは出なかったが、8R以降は雨で砂が流れたためか内枠有利になった。日曜日はバイアスは出なかった。

直線の伸びは、土曜日はやや内~フラット、日曜日はフラット。土曜日は6Rまではバイアスは出なかったが、8R以降は雨で砂が流れたためか内伸びだった。日曜日はバイアスは出なかった。

前後は、土曜日は前~展開次第、日曜日は展開次第。土曜日は差しも決まっていたが、勝ち馬はすべて4角3番手以内だったためか少し前有利。日曜日はバイアスは出なかった。

 

【今週末へ向けて】

・芝

今週の天気は、火曜日は曇りのち雨、他は晴れか曇り予報となっている。今週は気温が高い予報の日が多いため天気予報通りであれば今週末は良馬場でレースが行えそうだ。

良馬場の場合のバイアスは、内ラチ沿いにさらに傷みが出てくると外枠有利、外伸び、差し有利になる可能性がある。先週とほぼ同程度の馬場だとバイアスは出にくいか、差し有利になる可能性がある。時計は週間や当日の雨量次第で-2.6~-2.0秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、内ラチ沿いにダメージが出ているのでバイアスは出にくいか、内ラチ沿いにさらに傷みが出てくると外枠有利、外伸び、差し有利になる可能性がある。ただ、馬場が乾く過程で内枠有利、内伸びになることもあり得る。

 

・ダート

今週の天気は、火曜日は曇りのち雨、他は晴れか曇り予報となっている。今週は気温が高い予報の日が多いため天気予報通りであれば今週末は良馬場でレースが行えそうだ。

良馬場の場合のバイアスは、今開催は良馬場で行われたレースがかなり少ないため予測は難しいが、例年通りであれば含水率や風向き次第で外枠有利、差し有利になる可能性がある。時計は含水率次第で-1.4~-0.7秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、今開催の道悪の傾向からすると内枠有利、前有利になる可能性がある。

 

 

 

 

 

京都競馬場

5/31 予想


5/31 結果



6/1 予想


6/1 結果

 

ダート

5/31 予想


5/31 結果



6/1 予想


6/1 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

木曜日に0.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。

開催6週目、C→Dコース替わり3週目。今までのレースでコース全体の内ラチ沿いにダメージが出て、向こう正面から各3~4コーナーの内ラチ沿いはデコボコしており、向こう正面の内ラチ沿いを避ける馬もいたことから見た目よりも馬場にダメージが出ていたと思われる。先週は雨量が少なく馬場はかなり乾燥していたが、内ラチ沿いはダメージが出ているためか表面は緩めだった。

時計は、土曜日は-1.5秒位、日曜日は-1.3秒位。2日間とも良馬場だったこともあり時計は速めだった。

枠は2日間ともフラット~外。2日間とも内枠の好走もあったが、内ラチ沿いがデコボコしていたためか外枠有利だった。

直線の伸びは、土曜日はフラット、日曜日はフラット~外。土曜日は外回りで進路を外に取っていたレースもあったが、内でも我慢できていたためバイアスは出なかった。日曜日は前半のレースでは内でも我慢できていたが段々と外が伸びてきて、後半の3レースは外ラチ近くが伸びていた。

前後は、土曜日は前~差し、日曜日は展開次第~差し。土曜日は、8Rまでは馬場が硬めだからか前有利、11Rはバイアスは出ず、12Rは内ラチ沿いにだいぶダメージが出てきたためか差し有利だった。日曜日は先行馬が残った馬もいたが、内ラチ沿いがデコボコしてきたためか基本的には差し有利だった。

 

・ダート

木曜日に0.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。土曜日は含水率が5%台だったので少し水分が残っていたが、日曜日は3%台だったのでパサパサに乾燥していた。

時計は、土曜日は-0.8秒位、日曜日は-0.6秒位。2日間とも良馬場だったが砂が薄めだからか良馬場にしては時計が少し速めだった。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。土曜日は外枠から中団より後ろの外々を回ると厳しく、日曜日は7,8枠の好走が多めだったが2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

前後は、土曜日は前~展開次第、日曜日は展開次第。土曜日は向こう正面が追い風だったためか勝ち馬はすべて4角3番手以内、馬券圏内もすべてが4角5番手以内だったため前有利だった。日曜日はバイアスは出なかった。

 

【次開催へ向けて】

・芝

次開催は例年通り約4か月後の10月4日から11月30日までの9週間の開催となる。通常はこの期間に芝を張り替え、エアレーション作業をすることが多く、シャタリング作業をすることもある。

次開催の馬場はまだ発表されていないが例年通りであれば野芝に洋芝をオーバーシード。使用コースもまだ発表されていないが例年通りであれば順に、Aコース4週、Bコース2週、Cコース2週となっている。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-2.4~-1.5秒位になることが多い。改修工事後の京都芝は路盤は砂地が多い印象なので超高速馬場になることは考えにくい。

例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、枠は出ない確率が7割位、内枠有利が2割位、外枠有利が1割位。直線の伸びと前後はほぼ出ない。

 

・ダート

次開催は例年通り約4か月後の10月4日から11月30日までの9週間の開催となる。通常はこの期間にクッション砂の洗浄をすることが多い。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-0.8~+0.3秒位になることが多い。改修工事後の京都ダートは時計が遅くなることが多いが、前開催は時計が速くなったので路盤が安定してきたのかもしれない。

例年の開幕週のバイアスは良馬場だとほぼ出ないが、稀に外枠有利になることがある。

 

 

 

 

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