先週日曜日に安田記念(GⅠ)が行われ、2番人気のジャンタルマンタルは道中先団の外を追走すると、直線では抜け出し2着のガイアフォースに1馬身1/2差をつけ優勝した
東京競馬場は火曜日に23㎜の雨が降ったが、馬場状態は芝ダートともに良。芝コースはまだ芝の状態が良かったためか2日間とも速めの時計が出ていた。
阪神競馬場は火曜日に52㎜と日曜日に数ミリの雨が降ったが、馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは馬場が軟らかめだからか例年ほどの速い時計は出なかった。
では、2025年6月7~8日のトラックバイアスの結果を紹介する。
【目次】
東京競馬場
芝
6/7 予想
6/7 結果
6/8 予想
6/8 結果
ダート
6/7 予想
6/7 結果
6/8 予想
6/8 結果
【備考】
【解説】
・芝
火曜日に23㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。土曜日のレース後と日曜日のレース前に観測できない程度の少量の雨が降ったが馬場状態への影響は無かった。
開催7週目、B→Cコース替わり2週目。土曜日のレース終了時ではコース全体の内ラチ沿いにダメージが出て、3~4コーナーの内ラチ沿いがデコボコしていたが、芝の状態はこの時期にしては良好な部類。日曜日の終了時はレースでコース全体の内ラチ沿いが少しデコボコし、3~4コーナーの内ラチ沿いには傷みが出ていた。土曜日の馬場の硬さは標準位だったが、日曜日は前日夜と当日朝、さらに前日夜に散水したためか馬場の表面は緩めだった。
時計は、土曜日は-2.5秒位、日曜日は-2.1秒位。土曜日はまだ芝の状態が良かったので速い時計が出ていた。日曜日は前日夜と当日朝の少量の雨と、前日レース終了後の散水の影響もあり前日よりも時計が遅くなった。
枠は、土曜日はフラット、日曜日はフラット~外。土曜日は気持ち外枠の好走が多めだったが基本的にはバイアスは出なかった。日曜日は9Rまではバイアスは出なかったが、11Rは内ラチ沿いに傷みが出てきたためか外枠有利になった。
直線の伸びは2日間ともフラット。土曜日は気持ち内の方が伸びていたが基本的にはバイアスは出なかった。
前後は2日間とも展開次第。土曜日はスローペースのレースが多いためか4角で後ろ過ぎると厳しめだったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。
・ダート
火曜日に23㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。土曜日のレース後と日曜日のレース前に観測できない程度の少量の雨が降ったが馬場状態への影響は無かった。含水率は2日間とも3~4%台だったのでパサパサに乾燥していた。
時計は2日間とも-1.3秒位。2日間とも良馬場だったが砂が薄めだからか、良馬場にしては速めの時計が出ていた。
枠は、土曜日はフラット~外、日曜日はフラット。土曜日は内枠の好走もあったが、勝ち馬のほとんどが8枠だったこともあり外枠有利。日曜日はバイアスは出なかったが、理由はおそらく曇りの時間帯が長く埃止めの散水が乾ききらなかったためだと思われる。
直線の伸びは2日間ともフラット。2日間ともバイアスは出なかった。
前後は2日間とも展開次第。日曜日は一定程度の決め手が要求されていたが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。
【今週末へ向けて】
・芝
今週の天気は、木~金曜日は晴れか曇り、他は曇りか雨予報となっている。雨量は少なめの予報だが、関東は火曜日以降に梅雨入りの予報となっており雨量が多くなる可能性がある。
良馬場の場合のバイアスは、週間や当日の雨量次第だが内ラチ沿いに傷みが出てきたので外枠有利、外伸び、差し有利になる可能性がある。時計は-2.5~-1.8秒位と想定している。
道悪の場合のバイアスは、雨の影響で馬場の表面が緩くなりそうなのでバイアスは出ないか、内ラチ沿いの傷みの進行具合によっては外枠有利、外伸び、差し有利になる可能性がある。ただ、雨量がかなり多く馬場がグチャグチャになると内枠有利、外伸び、前有利になることもあり得る。
・ダート
今週の天気は、木~金曜日は晴れか曇り、他は曇りか雨予報となっている。雨量は少なめの予報だが、関東は火曜日以降に梅雨入りの予報となっており雨量が多くなる可能性がある。
良馬場の場合のバイアスは、含水率次第で外枠有利になる可能性がある。時計は含水率次第で-1.5~-0.8秒位と想定している。
道悪の場合のバイアスは、今開催の傾向からすると内枠有利、前有利になる可能性がある。
阪神競馬場
芝
6/7 予想
6/7 結果
6/8 予想
6/8 結果
ダート
6/7 予想
6/7 結果
6/8 予想
6/8 結果
【備考】
【解説】
・芝
火曜日に52㎜の雨が降ったが、土曜日の馬場状態は良。日曜日は9~10R頃に小雨が降ったが馬場状態に変化は無く良のまま。
先週が開幕週。馬場は開幕週らしく良好な状態で、この2日間のレースで特にダメージは進行しなかった。クッション値は8.7~8.8と例年よりも数値が低かったので、時計の出方を見ると馬場は軟らかかったのかもしれない。
時計は2日間とも-1.6秒位。馬場は良好だったが馬場が軟らかめだからか、前開催ほど速い時計は出なかった。
枠と直線の伸びは2日間ともフラット。馬場は良好だったが柔らかめだからか2日間ともバイアスは出なかった。
前後は、土曜日は前~展開次第、日曜日は展開次第。土曜日は開幕週で馬場が良好だからか4角で後ろ過ぎると厳しく、少し前有利だった。日曜日はバイアスは出なかった。
・ダート
火曜日に52㎜の雨が降ったが、土曜日の馬場状態は良。日曜日は9~10R頃に小雨が降ったが馬場状態に変化は無く良のまま。含水率は3~5%台だったが、曇りの時間帯が長かったためかほんの若干の水分が残っていた。
時計は2日間とも±0秒位。2日間とも良馬場だったためか時計は標準位だった。
枠は、土曜日はフラット~外、日曜日はフラット。土曜日はバイアスは出なかった。日曜日は内枠の好走もあったが、勝ち馬のほとんどが8枠だったように外枠有利だった。
直線の伸びは2日間ともフラット。2日間ともバイアスは出なかった。
前後は2日間とも展開次第。2日間ともスローペースのレースが多く前残りが多めだったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。
【今週末へ向けて】
・芝
今週の天気はずっと曇りか雨予報で、火~水曜日と土~日曜日の雨量が多めの予報となっている。関西地方は月曜日に梅雨入りが発表されているので予報よりも雨量が多くなる可能性がある。
良馬場の場合のバイアスは、先週と同じくバイアスは出にくいか、週間にほとんど雨が降らないと馬場が硬くなり内枠有利、内伸び、前有利になる可能性がある。もし雨で馬場の表面が緩くなると外枠有利、差し有利になる可能性がある。時計は週間や当日の雨量次第で-1.6~-1.0秒位と想定している。
道悪の場合のバイアスは、馬場が軟らかめになりそうなのでバイアスは出にくいか、外枠有利になる可能性がある。雨量がかなり多いと馬場が相当タフになり内枠有利、前有利になることもあり得る。また、雨が止み太陽が出ると馬場が内から乾燥して内枠有利、内伸び、前有利になることもあり得る。
・ダート
今週の天気はずっと曇りか雨予報で、火~水曜日と土~日曜日の雨量が多めの予報となっている。関西地方は月曜日に梅雨入りが発表されているので予報よりも雨量が多くなる可能性がある。
良馬場の場合のバイアスは、先週の傾向からすると馬場が乾燥すれば外枠有利になる可能性がある。時計は含水率次第で-0.3~+0.3秒位と想定している。
道悪の場合のバイアスは、改修工事後は道悪になったことがほとんど無かったため予測は難しいが、過去の道悪の傾向からすると外枠有利、前有利や差し有利になることがある。