日曜日に宝塚記念(GⅠ)が行われる。舞台の阪神芝は土曜夜から日曜朝にかけてさらに雨が降る予報なので、雨量次第で時計やバイアスの出方が変化する可能性がある。
東京競馬場は火~水曜日に11㎜と土曜日に数ミリの雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。府中市は土曜夜から日曜朝にかけて雨が降る予報で、しかも日曜午後は発雷確率が高くゲリラ雷雨になる可能性もある。
阪神競馬場は月~水曜日に129㎜と土曜日に十数ミリの雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに重。宝塚市は上記の通り土曜夜から日曜朝にかけてさらに雨が降る予報となっている。
函館競馬場は水~木曜日に3㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは例年以上に馬場が良好そうなので、日曜日のレコードタイムが出るほどの速い時計が出そうだ。
では、2025年6月15日、日曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
東京競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
火~水曜日に11㎜と土曜日に数ミリの雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。天気は、土曜レース終了後は曇り時々雨、日曜日は雨のち晴れ予報となっており、日曜日は早ければレース開始前に、遅くとも昼頃には雨が止む予報となっている。ただ、日曜日の12時から18時頃は発雷確率が高いのでゲリラ雷雨の可能性がある。想定雨量は、土曜レース終了後は1~25㎜、日曜日はゲリラ雷雨が無ければ3~35㎜、ゲリラ雷雨があると気温が高いこともあり1時間で30㎜以上になることもあり得る。日曜日の想定馬場状態は良~不良。
開催8週目、B→Cコース替わり3週目。今までのレースでコース全体の内ラチ沿いがデコボコし、3~4コーナーは内から広めの範囲に傷みが目立つ。日曜日は雨のち晴れ予報で馬場状態の回復が見込めるが、内ラチ沿いにダメージが蓄積されているので雨量が少なくても馬場の表面は緩めだろう。
土曜日の時計は-2.0→±0秒位へ変動。土曜夜から日曜朝にかけて雨予報なので、日曜日はその雨量次第で-1.5~+3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。
枠は内~外と想定。内枠有利になるケースは、向こう正面から3~4コーナーにかけて広めの範囲に傷みが出て内も外もあまり変わらなくなること、多くの馬が内ラチ沿いを避けてが逆に内枠のロスが少なくなること、ゲリラ雷雨で馬場がかなりタフになることが考えられる。外枠有利になるケースは、雨量に関わらずさらに内ラチ沿いに傷みが出てくることが考えられる。
直線の伸びはやや内~やや外と想定。内伸びになるケースは、晴れて馬場が内から乾燥することが考えられる。外伸びになるケースは、内ラチ沿いに傷みが出てくること、ゲリラ雷雨でキックバックを嫌い進路を外に取ることが考えられる。
前後は前~差しと想定。前有利になるケースは、多くの馬が内ラチ沿いを避けるようになること、ゲリラ雷雨で馬場がかなりタフになり上がりが遅くなることが考えられる。差し有利になるケースは、晴れて馬場の回復が早く内ラチ沿いにさらに傷みが出てくることが考えれれる。
・ダート
火~水曜日に11㎜と土曜日に数ミリの雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。天気は、土曜レース終了後は曇り時々雨、日曜日は雨のち晴れ予報となっており、日曜日は早ければレース開始前に、遅くとも昼頃には雨が止む予報となっている。ただ、日曜日の12時から18時頃は発雷確率が高いのでゲリラ雷雨の可能性がある。想定雨量は、土曜レース終了後は1~25㎜、日曜日はゲリラ雷雨が無ければ3~35㎜、ゲリラ雷雨があると気温が高いこともあり1時間で30㎜以上になることもあり得る。日曜日の想定馬場状態は良~不良。
土曜日の時計は-1.3秒位。土曜夜から日曜朝にかけて雨予報なので、日曜日はその雨量次第で-4.5~-1.0秒位と想定している。もし雨量が多く馬場に水が浮き田んぼのような状態になると、走りにくくなるため-2.0~-1.0秒位になることもあり得る。また、ゲリラ雷雨になると砂が流れて今までとは時計やバイアスの出方が変化することもあり得るので注意したい。
枠は内~外と想定。雨量が少なく馬場状態が良か良に近い稍重の場合は、日曜日は雨のち晴れで気温が高い予報となっており馬場の表面が乾燥しそうなので、キックバックを避けやすい外枠が有利になる可能性がある。稍重~不良の場合は、今開催の道悪の傾向からすると内枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。今開催は馬場状態に関わらずバイアスは出にくい傾向となっている。
前後は前~展開次第と想定。雨量が少なく馬場状態が良か良に近い稍重の場合は、今開催の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。稍重~不良の場合は、今木浅井の道悪の傾向からすると前有利になる可能性がある。
阪神競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月~水曜日に129㎜と土曜日に十数ミリの雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は重。天気は、土曜夜は雨、日曜日は雨のち晴れ予報となっており、日曜日はレース前には雨が止む予報となっている。土曜夜から日曜朝にかけての想定雨量は15~60㎜、日曜日の想定馬場状態は稍重~不良。
開催2週目。今までのレースで特にダメージが蓄積されず、馬場はかなり良好な状態。土曜夜から日曜朝にかけてさらに雨量が増える予報なので、日曜日は馬場がタフになりそうだ。
土曜日の時計は-1.0→+0.5秒位へ変動。土曜夜から日曜朝にかけて雨予報なので、日曜日はその雨量次第で-1.0~+2.0秒位と想定している。
枠は内~外と想定。晴れて馬場の回復が早いと、馬場が内から乾燥してロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。曇りで馬場の回復が遅いと、馬場の表面が緩いと思われるのでスムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはやや内~フラットと想定。晴れて馬場の回復が早いと、馬場が内から乾燥して内伸びになる可能性がある。それ以外の場合は、まだ馬場に傷みが出ていないのでバイアスも出にくいだろう。
前後は前~展開次第と想定。曇りで馬場の回復が遅いと、上がりが遅くなりそうなのでバイアスは出にくいか、前有利になる可能性がある。それ以外の場合はバイアスは出にくいだろう。
・ダート
月~水曜日に129㎜と土曜日に十数ミリの雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は重。天気は、土曜夜は雨、日曜日は雨のち晴れ予報となっており、日曜日はレース前には雨が止む予報となっている。土曜夜から日曜朝にかけての想定雨量は20~60㎜、日曜日の想定馬場状態は稍重~不良。
土曜日の時計は±0→-1.0秒位へ変動。土曜夜から日曜朝にかけて雨予報なので、日曜日はその雨量次第で-3.5~±0秒位と想定している。特に土曜夜は雨量が多い予報で砂が流れるかもしれないので、今までとは時計やバイアスの出方が変化することもあり得る。
枠はフラット~外と想定。馬場改修工事後に道悪になることが少なかったのでバイアスを予測することは難しいが、過去の道悪の傾向からすると外枠有利になることがある。
直線の伸びはフラットと想定。馬場改修工事後に道悪になることが少なかったのでバイアスを予測することは難しいが、改修工事後も前も馬場状態に関わらずバイアスは出にくい傾向となっている。
前後は前~展開次第と想定。馬場改修工事後に道悪になることが少なかったのでバイアスを予測することは難しいが、過去の道悪の傾向からすると前有利になることがある。
函館競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
水~木曜日に3㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は曇り予報だが、降水確率が少し高めなのでパラッと雨が降る可能性がある。想定雨量は0~1㎜、想定馬場状態は良。
今週が開幕週。今年は雪解け後の気温が高い日が多かったためか、芝は例年よりもかなり良好そうに感じる。土曜日はかなり速い時計が出ていたが、馬場が硬いとは感じられない。
土曜日の時計は-2.7秒位。日曜日はパラッと雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-2.7秒前後、雨が降った場合は雨量次第で-2.7~-2.0秒位と想定している。
枠は内~フラットと想定。馬場がかなり良好で速い時計が出ているので、前日と同じく内枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはやや内~フラットと想定。馬場がかなり良好で速い時計が出ているので、前日と同じく少し内伸びになる可能性がある。
前後は前~展開次第と想定。前日はバイアスは出なかったが、馬場がかなり良好で速い時計が出ているので前有利になる可能性がある。
・ダート
水~木曜日に3㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。含水率は3%台なのでパサパサに乾燥している。
日曜日の天気は曇り予報だが、降水確率が少し高めなのでパラッと雨が降る可能性がある。想定雨量は0~1㎜、想定馬場状態は良。
土曜日の時計は-1.3秒位。日曜日はパラッと雨が降る可能性があるが降っても少量の予報なので、雨量に関わらず-1.4~-0.7秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。前日はバイアスは出なかったが7,8枠の好走が多めだったので、日曜日は外枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。前日ばバイアスは出なかったので日曜日も出にくいだろう。
前後は前~展開次第と想定。前日は少し前有利のバイアスが出ていたので、日曜日も前有利になる可能性がある。