トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2025,6,28 土曜日 トラックバイアス予想 (福島競馬場 小倉競馬場 函館競馬場)

 

今週から福島と小倉を加えての3場開催となる。3場とも週間に雨が降り道悪になっているコースもあるが、3場とも土曜日は晴れ予報で馬場状態の回復が見込まれる。

福島競馬場は月~木曜日に15㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは馬場が良好そうなので水分が抜けるのが早いと、速い時計が出る可能性がある。

小倉競馬場は月~水曜日に80.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は良、ダートは稍重。芝コースはクッション値が例年よりも低めなので、どの程度の時計が出るかは予測するのが難しい。

函館競馬場は木~金曜日の昼までに43.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は稍重、ダートは重。芝ダートともに馬場の水分がどの程度抜けるかで時計の出方が決まりそうだ。

では、2025年6月28日、土曜日のトラックバイアスを予想する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

福島競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月~木曜日に15㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ予報。

今週が開幕週。使用コースはAコース2週、Bコース2週。馬場は野芝に洋芝をオーバーシード。3~4コーナーの内側を中心に約2,400㎡の芝を張り替え(去年は約2,600㎡、一昨年は約2,500㎡)。エアレーション作業を実施。前開催は馬場は例年よりも傷まなかったこと、今年はここ数週の気温が高かったこともあり今開催の馬場は例年よりも良好そうに見える。ただ、週間の雨量が多かったこともあり土曜日の馬場の表面は緩めかもしれない。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-1.8~-0.5秒位になることが多い。前開催は馬場の傷みが少なかったこと、今開催は芝の状態良いと思われるため今週土曜日は-2.2~-1.0秒位と想定している。もし馬場の水分が抜けるのが早いとレコードタイムが出るほどの高速馬場になることもあり得る。

枠は内~フラットと想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと出ない確率が7割位、内枠有利が3割位となっている。今週土曜日は、週間の雨量が多く馬場の表面が緩いとバイアスが出ない確率が高そうだが、水分がかなり抜けていると内枠有利になる確率が高いと想定している。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと出ない確率が1割位、内伸びが9割位となっている。今週土曜日も芝の状態が良さそうなので内伸びになる確率がかなり高いと想定している。

前後は前~展開次第と想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと出ない確率が5割位、前有利が5割位となっている。今週土曜日は、週間の雨量が多く馬場の表面が緩いとバイアスが出ない確率が高そうだが、水分がかなり抜けていると前有利になる確率が高いと想定している。

 

・ダート

月~木曜日に15㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は7%台なので良馬場にしては高め。

土曜日の天気は晴れ予報。馬場はパサパサまでは乾燥しないだろう。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-0.6~+0.5秒位になることが多い。今週土曜日は良馬場なので-0.9~+0.5秒位と想定している。

枠は内~フラットと想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと出ない確率は8割位、内枠有利は2割位となっている。今週土曜日は馬場の水分がある程度残りそうなのでバイアスが出ない確率が高そうだが、馬場が乾く過程で内枠有利になることもあり得る。

直線の伸びはフラットと想定。近年の福島ダートはバイアスは出にくい傾向となっている。

前後は前~展開次第と想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと出ない確率が1割位、前有利が9割位となっている。今週土曜日は晴れて良馬場なので例年通り前有利になる確率が高いと想定している。

 

 

 

 

 

小倉競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月~水曜日に80.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ予報。

今週が開幕週。使用コースは4週すべてAコース。馬場は野芝のみ。コース全周の内側を中心に約15,000㎡の芝を張り替え(去年は約22,600㎡、一昨年は約28,000㎡)。JRAの発表では芝は不揃いの箇所があるとのことだが、見た目は例年通りかそれ以上に良好そうに感じる。今週は木曜日以降の天気は晴れか曇りで馬場の水分はほとんど抜けたと思われるが、金曜8時30分時点のクッション値は8.6と例年よりも低めなので(ここ数年の開幕週のクッション値は9.1~9.9位)例年よりも馬場は柔らかめかもしれない。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-2.3~-0.8秒位になることが多い。今開催の芝は良好そうに感じるので今週土曜日は-2.5~-0.8秒位と想定している。2021年から24年の夏開催は-2.0秒前後の超高速馬場になっていたので、この開催もレコードタイムが出るほどの速い時計が出ることもあり得るし、クッション値が低めなのでここ数年と比べると遅めになることもあり得る。

枠はフラット~外と想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと出ない確率が9割位、外枠有利が1割位となっている。今週土曜日は芝の状態が良さそうなのでバイアスが出ない確率がかなり高そうだが、時計が遅いと外枠有利になることもあり得る。

直線の伸びはフラットと想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だとほぼ出ない傾向となっている。

前後は前~展開次第と想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと出ない確率が5割位、前有利が5割位となっている。今週土曜日は芝の状態が良く速い時計が出ると前有利に、時計が遅いとバイアスは出にくいと想定している。

 

・ダート

月~水曜日に80.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。土曜日の天気は晴れ予報。想定馬場状態は良~稍重。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-1.1~+0.5秒位になることが多い。今週土曜日は晴れ予報だが馬場状態は良~稍重だと思われるので-1.8~+0.5秒位と想定している。馬場が乾く過程で時計が段々と遅くなることもあり得る。

枠はフラット~外と想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと出ない確率が8割位、外枠有利が2割位となっている。今週土曜日はほぼ良馬場の想定で馬場の表面が乾燥しそうなことと、向こう正面が向かい風気味の予報なので外枠有利になる確率が高いと想定している。

直線の伸びはフラットと想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だとほぼ出ない傾向となっている。

前後は前~展開次第と想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと出ない確率が6割位、前有利が4割位となっている。今週土曜日は向こう正面が向かい風気味の予報なので、馬場状態に関わらずバイアスが出ない確率が高いと想定している。

 

 

 

 

 

函館競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

木~金曜日の昼までに43.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。土曜日の天気は晴れ予報。想定馬場状態は良。

開催3週目。今までのレースで3~4コーナーの内ラチ沿いに多少のダメージが出てきたが、馬場は全体的にはかなり良好な状態。今週は木~金曜日に雨が降ったこと、土曜日の天気は晴れ予報だが気温がそこまで上がらないこと、湿度が高いので馬場の水分が完全に抜けきらず柔らかめになりそうだ。

先週の時計は-2.3~-0.5秒位。今週土曜日は晴れて良馬場まで回復しそうなので-2.3~-1.3秒位と想定している。

枠は内~フラットと想定。3~4コーナーの内ラチ沿いに多少のダメージが出てきたがまだ馬場は良好なことと、馬場の水分が抜けるのが早ければ内枠有利になる可能性がある。馬場の水分がそこそこ残るようだとバイアスは出にくいだろう。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。まだ馬場が良好なので内伸びになる可能性がある。

前後は前~展開次第と想定。3~4コーナーの内ラチ沿いに多少のダメージが出てきたがまだ馬場は良好なのでバイアスは出にくいか、馬場の水分がそこそこ残るようだと上がりが遅くなりそうなので前有利になる可能性がある。

 

・ダート

木~金曜日の昼までに43.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は重。土曜日の天気は晴れ予報。想定馬場状態は良~稍重。

先週の時計は-2.2~-1.3秒位。今週土曜日はまだ水分が残りそうなので-3.0~-1.3秒位と想定している。馬場の水分が抜ける過程で時計は段々と遅くなりそうだ。

枠はフラットと想定。今週土曜日は向こう正面が追い風気味の予報なので馬場状態に関わらずバイアスは出にくいだろう。

直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスは出にくい傾向となっている。

前後は前~展開次第と想定。今週土曜日は向こう正面が追い風気味で追走が楽になりそうなので、馬場状態に関わらず前有利になる可能性がある。

 

 

 

 

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