今週は3日間開催となる。土曜日は2場とも雨が降る可能性があるが、特に東京は気象会社によって天気予報がだいぶ違うので、雨が降らないことも雨量が多くなることも想定しておきたい。
東京競馬場は週間に雨が降らず、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。土曜日の府中市は上記の通り気象会社によって天気予報がだいぶ違うので、雨の有無による時計やバイアスの変化に注意したい。
京都競馬場は週間に雨が降らず、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。土曜日の京都市は曇り予報だが降水確率が少し高めなので、雨の有無による時計やバイアスの変化に注意したい。
では、2025年10月11日、土曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
東京競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は気象会社によってだいぶ違い、曇り予報だが降水確率が高めなところと、雨時々曇りで断続的に雨が降る予報のところがあるため、雨がまったく降らないこともまとまった雨量になることもどちらも想定しておきたい。想定雨量は0～40㎜、想定馬場状態は良～不良。
開催２週目。先週のレースで3～4コーナーの内ラチ沿いに若干のダメージが出てきたが、馬場は全体的にはかなり良好な状態。今週は雨が降らず、しかも今開催はクッション値が高めなので、今週土曜日に雨が降らなければ馬場は少し硬めかもしれない。雨が降った場合も、まだ開幕2週目で馬場が良好なので雨量が少なければ馬場はタフになりにくいだろう。
先週の時計は－2.8～－2.6秒位。今週土曜日は雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は－3.2～－2.4秒位、雨が降った場合は雨量次第で－3.0～＋3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。
枠は内～外と想定。内枠有利になるケースは、雨が降ったが途中で止み馬場が内から乾燥すること、雨量がかなり多く馬場がグチャグチャになり内も外も変わらなくなることが考えられる。外枠有利になるケースは、雨が降ったが雨量が少なめで馬場の表面が少し緩めになることが考えられる。
直線の伸びはやや内～やや外と想定。雨が降らなかったり降っても雨量がそれなりの場合は、馬場がまだ良好な状態なのでバイアスは出にくいだろう。雨量がかなり多く馬場がグチャグチャになった場合は、キックバックを避けるために進路を外に取る馬が出てくるかもしれない。雨が降ったが途中で止みその後晴れた場合は、馬場が内から乾燥して内伸びになる可能性がある。
前後は前～差しと想定。雨が降らなかったり降っても少量の場合は、速い上りが出そうなので差し有利になる可能性がある。雨量が多く馬場がグチャグチャになった場合は、馬場がタフになり上りが遅くなりそうなので前有利になる可能性がある。
・ダート
週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は1～2％台なのでカラカラに乾燥している。
土曜日の天気は気象会社によってだいぶ違い、曇り予報だが降水確率が高めなところと、雨時々曇りで断続的に雨が降る予報のところがあるため、雨がまったく降らないこともまとまった雨量になることもどちらも想定しておきたい。想定雨量は0～40㎜、想定馬場状態は良～不良。
先週の時計は－0.8～－0.6秒位。今週土曜日は雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は－1.0～－0.5秒位、雨が降った場合は雨量次第で－4.0～－0.5秒位と想定している。もし雨量が多く馬場に水が浮き田んぼのような状態になると、走りにくくなるため－2.3～－0.8秒位になることもあり得る。
枠は内～外と想定。良馬場の場合は、先週の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。道悪の場合は、近年の東京ダートの道悪の傾向だとバイアスが出ないことが多いが、偶に内枠有利や外枠有利になることがある。
直線の伸びはフラットと想定。近年の東京ダートは馬場状態に関わらずバイアスが出にくい傾向となっている。
前後は展開次第～差しと想定。良馬場の場合は、先週の傾向からすると差し有利になる可能性がある。道悪の場合も、近年の東京ダートの道悪の傾向だと差し有利になることがある。
京都競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は曇り予報だが、降水確率が少し高めなのでパラパラと雨が降る可能性がある。想定雨量は0～1㎜、想定馬場状態は良。
開催2週目。先週のレースでコース全体の内ラチ沿いに若干のダメージが出てきたが、馬場は全体的にはかなり良好な状態。金曜9時時点のクッション値は10.7とやや硬めだが、改修工事後の京都芝はクッション値が高くても時計が速くなることは無い。
先週の時計は－1.5～－1.0秒位。今週土曜日は雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は－2.7～－2.0秒位、雨が降った場合は雨量次第で－2.7～－1.5秒位と想定している。
枠は内～外と想定。雨が降らない場合は、まだ馬場が良好な状態なのでバイアスは出にくいだろう。雨が降った場合は、雨量次第だが馬場の表面が緩くなりそうなのでスムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。雨が降ったが途中で止みその後晴れた場合は、馬場が内から乾燥してロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはやや内～フラットと想定。雨が降らない場合は、馬場がまだ良好な状態なのでバイアスは出にくいだろう。雨が降ったが途中で止みその後晴れた場合は、馬場が内から乾燥して内伸びになる可能性がある。
前後は前～差しと想定。雨が降らない場合は、馬場がまだ良好な状態なのでバイアスは出にくいだろう。雨が降った場合は、馬場の表面が緩くなりそうなので速い上りが出るようだと差し有利になる可能性がある。雨が降ったが途中で止みその後晴れた場合は、直線で外が伸びにくくなるようだと前有利になる可能性がある。
・ダート
週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は3～4％台なのでパサパサに乾燥している。
土曜日の天気は曇り予報だが、降水確率が少し高めなのでパラパラと雨が降る可能性がある。想定雨量は0～1㎜、想定馬場状態は良。
先週の時計は－2.0～－1.8秒位。今週土曜日は雨が降る可能性があるが降っても極少量の予報なので、雨の有無に関わらず－0.8～±0秒位と想定している。
枠と直線の伸びはフラットと想定。土曜日は向こう正面が追い風気味の予報なのでバイアスは出にくいだろう。
前後は前～展開次第と想定。土曜日は向こう正面が追い風気味の予報で追走が楽になりそうなので、前有利になる可能性がある。
