3場とも金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良となっているが、土曜日は東京と京都で雨が降る可能性があるので、雨量による時計やバイアスの変化に注意したい。
東京競馬場は月曜日に2㎜と水曜日に3.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。府中市は金曜午後から土曜日にかけて雨が降る予報なので、雨量次第で時計やバイアスが変化する可能性がある。
京都競馬場は月曜日に3.5㎜と水曜日に0.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。京都市は土曜日に雨が降る予報なので、雨量次第で時計やバイアスが変化する可能性がある。
新潟競馬場は月曜日に5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。土曜日の新潟市は晴れのち曇りで雨は降らない予報なので、芝コースは速めの時計が出そうだ。
では、2025年10月25日、土曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
東京競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月曜日に2㎜と水曜日に3.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。金曜午後以降の天気は、金曜午後は曇り一時雨、土曜日は曇りのち雨予報だが早ければレース開始前から降り始めるか、レース中には降らずレース後に降り始める可能性がある。金曜午後の想定雨量は0～2㎜、土曜日の想定雨量は0～10㎜、土曜日の想定馬場状態は良～重。
開催4週目。今までのレースでコース全体の内ラチ沿いに少しダメージが出て、向こう正面の内ラチ沿いが少しデコボコし、3～4コーナーの内ラチ沿いに少し傷みが出始めたが、馬場は全体的には良好な部類。気温が低くなり馬場に傷みが出てきたので雨量が少なくても馬場がタフになる可能性がある。
先週の時計は－2.7～－2.5秒位。金曜午後から土曜日にかけて雨が降る可能性があるので、土曜日は雨が降らないか極少量の場合は－2.6～－2.0秒位、土曜日に雨が降った場合は雨量次第で－2.5～＋1.5秒位と想定している。
枠はフラット～外と想定。内ラチ沿いに傷みが出てきたがまだ我慢できそうなのでバイアスが出ない確率が高そうだが、雨の有無に関わらずさらに傷みが進行してくると比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラット～やや外と想定。内ラチ沿いにダメージが出てきたがまだ我慢できそうなのでバイアスが出ない確率が高い。ただ、雨が降り内ラチ沿いに傷みが出てくるとどこかのタイミングで比較的状態が良い外が伸びてくることもあり得る。
前後は展開次第～差しと想定。内ラチ沿いに傷みが出てきているが速い上がりが出ているので、雨の有無に関わらず差し有利になる可能性がある。ただ、雨で上がりが遅くなるとバイアスは出にくくなるかもしれない。
・ダート
月曜日に2㎜と水曜日に3.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は5～6％台なので少し水分が残っている。
金曜午後以降の天気は、金曜午後は曇り一時雨、土曜日は曇りのち雨予報だが早ければレース開始前から降り始めるか、レース中には降らずレース後に降り始める可能性がある。金曜午後の想定雨量は0～2㎜、土曜日の想定雨量は0～10㎜、土曜日の想定馬場状態は良～重。
先週の時計は－0.7秒位。金曜午後から土曜日にかけて雨が降る可能性があるので、土曜日は雨が降らないか降っても極少量の場合は－0.9～－0.4秒位、土曜日に雨が降った場合は雨量次第で－2.2～－0.3秒位と想定している。
枠は内～外と想定。馬場状態が良か良に近いやや重の場合は、今開催の傾向だとバイアスは出にくいだろう。重か重に近いやや重の場合は、近年の東京ダートの道悪の傾向だとバイアスが出ないことが多いが、偶に内枠有利や外枠有利になることがある。
直線の伸びはフラットと想定。今開催は馬場状態に関わらずバイアスは出にくい傾向となっている。
前後は展開次第～差しと想定。馬場状態が良か良に近いやや重の場合は、今開催の傾向だとバイアスが出ないことが多いが、偶に差し有利になることがある。重か重に近いやや重の場合も、近年の東京ダートの道悪の傾向だと差し有利になることがある。
京都競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月曜日に3.5㎜と水曜日に0.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は曇り時々雨予報だが、ほぼ降らないこともあり得る。想定雨量は0～10㎜、想定馬場状態は良～重。
開催4週目。今までのレースでコース全体の内ラチ沿いにダメージが出て、内回り3～4コーナーの内ラチ沿いが少しデコボコしてきたが、馬場は全体的にはかなり良好な状態。もし土曜日に雨が降らなければ馬場の硬さは標準位だろう。
先週の時計は－2.5～－1.1秒位。今週土曜日は雨が降る可能性があるので、雨が降らないかほぼ降らない場合は－2.5～－1.3秒位、雨が降った場合は雨量次第で－2.4～＋2.0秒位と想定している。内回りの方が馬場のダメージが進行しているので、内回りは時計が遅くなることもあり得る。
枠は内～フラットと想定。内ラチ沿いにダメージが出てきたがまだ我慢できそうなので雨の有無に関わらずバイアスは出にくいだろう。ただ、雨が降ったが途中で止みその後晴れると、馬場が内から乾燥してロスが少ない内枠が有利になることもあり得る。
直線の伸びはやや内～フラットと想定。内ラチ沿いにダメージが出てきたがまだ我慢できそうなので雨の有無に関わらずバイアスは出にくいだろう。ただ、雨が降ったが途中で止みその後晴れると、馬場が内から乾燥して内伸びになることもあり得る。
前後は前～差しと想定。内ラチ沿いにダメージが出ており速い上がりが出ているので、雨の有無に関わらず差し有利になる可能性がある。ただ、雨量が多く上がりが遅くなると前有利になることもあり得る。
・ダート
月曜日に3.5㎜と水曜日に0.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は4％台なのでほぼパサパサに乾燥している。
土曜日の天気は曇り時々雨予報だが、ほぼ降らないこともあり得る。想定雨量は0～10㎜、想定馬場状態は良～重。
先週の時計は－1.0～－0.9秒位。今週土曜日は雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は－1.1～－0.6秒位、雨が降った場合は雨量次第で－2.0～－0.5秒位と想定している。
枠はフラット～外と想定。馬場状態が良か良に近いやや重の場合は、今開催の傾向だと外枠有利になる可能性がある。重か重に近いやや重の場合は、今開催の道悪の傾向だとバイアスは出にくい。
直線の伸びはフラットと想定。今開催は馬場状態に関わらずバイアスは出にくい傾向となっている。
前後は前～展開次第と想定。馬場状態が良か良に近いやや重の場合は、今開催の傾向だとバイアスは出にくい。重か重に近いやや重の場合は、今開催の傾向だと前有利になる可能性がある。
新潟競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月曜日に5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れのち曇り予報。
開催2週目。先週のレースでコース全体の内ラチ沿いに若干のダメージが出て、各3～4コーナーの内ラチ沿いにダメージが出ているが、馬場はまだかなり良好な状態。土曜日の馬場の硬さは標準位だろう。
先週の時計は－1.7～－0.3秒位。今週土曜日は雨が降らない予報なので－1.6～－1.2秒位と想定している。
枠と直線の伸びはフラットと想定。内ラチ沿いにダメージが出てきたがまだ我慢できそうなのでバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第～差しと想定。速い上がりが出そうなので差し有利になる可能性がある。
・ダート
月曜日に5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は4％台なのでほぼパサパサに乾燥している。
土曜日の天気は晴れのち曇り予報。馬場はさらに乾燥しそうだ。
先週の時計は－1.4～±0秒位。今週土曜日は雨が降らない予報なので－0.5～＋0.3秒位と想定している。
枠はフラット～外と想定。土曜日は向こう正面が向かい風の予報でキックバックが多くなるかもしれないので、砂をかぶりにくい外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。
前後は前～展開次第と想定。土曜日は向こう正面が追い風の予報で楽に追走できそうなので前有利になる可能性がある。
