日曜日に菊花賞(GⅠ)が行われる。舞台の京都芝は土曜夜から日曜日にかけて雨予報なので、雨量や雨が止むタイミングによってバイアスの出方が変化することもあり得る。
東京競馬場は月曜日に2㎜、水曜日に3.5㎜、金曜日に1㎜、土曜日に数ミリの雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともにやや重。府中市は土曜夜から日曜日にかけて雨で雨量が多い予報なので、雨量による時計やバイアスの変化に注意したい。
京都競馬場は月曜日に3.5㎜、水曜日に0.5㎜、土曜日に数ミリの雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともにやや重。京都市は上記の通り土曜夜から日曜日にかけて雨予報なので、雨量や雨が止むタイミングによってバイアスの出方が変化することもあり得る。
新潟競馬場は月曜日に5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。日曜日の新潟市は曇りのち雨予報なので、雨の有無や雨量によりバイアスの出方が変化することもあり得る。
では、2025年10月26日、日曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
東京競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月曜日に2㎜、水曜日に3.5㎜、金曜日に1㎜、土曜日に数ミリの雨が降り、土曜夜時点の馬場状態はやや重。土曜夜以降の天気は、土曜夜から日曜日にかけて雨時々曇り予報で、日曜日は短時間に大量の雨が降ることは無いが、しとしと、もしくはザーザーとずっと雨が降り続く予報となっておりトータルの雨量は多くなりそうだ。土曜夜から日曜日にかけての想定雨量は20～70㎜、想定馬場状態はやや重～不良。
開催4週目。今までのレースでコース全体の内ラチ沿いがデコボコし、3～4コーナーの内ラチ沿いに傷みが出ているが、芝の状態は良好な部類。土曜夜から日曜日にかけて雨が降り雨量が多くなる予報なので、馬場はタフになりそうだ。また、内ラチ沿いにさらに傷みが出てくるとコースの大半で内ラチ沿いを避けるようになることもあり得る。
土曜日の時計は－1.6秒位。土曜夜から日曜日にかけて雨予報なので、日曜日はその雨量次第で－1.0～＋3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。
枠は内～外と想定。内枠有利になるケースは、大量の雨で馬場がグチャグチャになり内も外も変わらなくなること、多くの馬が内ラチ沿いを避けるようになることが考えられる。外枠有利になるケースは、雨量が少なめで内ラチ沿いにさらに傷みが出てくることが考えられる。
直線の伸びはフラット～やや外と想定。直線はまだ傷みが少ないのでバイアスが出ない確率が高そうだが、内ラチ沿いに傷みが出てくると比較的状態が良い外が伸びてくる可能性がある。
前後は前～差しと想定。前有利になるケースは、雨量がかなり多く馬場がグチャグチャになり上がりがかなり遅くなること、内ラチ沿いの傷みが激しく多くの馬が内ラチ沿いを避けるようになることが考えられる。差し有利になるケースは、雨量が少なめで速めの上がりが出ることが考えられる。
・ダート
月曜日に2㎜、水曜日に3.5㎜、金曜日に1㎜、土曜日に数ミリの雨が降り、土曜夜時点の馬場状態はやや重。土曜夜以降の天気は、土曜夜から日曜日にかけて雨時々曇り予報で、日曜日は短時間に大量の雨が降ることは無いが、しとしと、もしくはザーザーとずっと雨が降り続く予報となっておりトータルの雨量は多くなりそうだ。土曜夜から日曜日にかけての想定雨量は20～70㎜、想定馬場状態は重～不良。
土曜日の時計は－1.5→－1.8秒位へ変動。土曜夜から日曜日にかけて雨予報なので、日曜日はその雨量次第で－4.0～－1.3秒位と想定している。もし雨量が多く馬場に水が浮き田んぼのような状態になると、走りにくくなるため－2.5～－1.3秒位になることもあり得る。
枠は内～外と想定。近年の東京ダートは道悪だとバイアスが出ないことが多いが、偶に内枠有利や外枠有利になることがある。
直線の伸びはフラットと想定。今開催は馬場状態に関わらずバイアスが出にくい傾向となっている。
前後は展開次第～差しと想定。近年の東京ダートは道悪だと差し有利になることがある。
京都競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月曜日に3.5㎜、水曜日に0.5㎜、土曜日に数ミリの雨が降り、土曜夜時点の馬場状態はやや重。土曜夜以降の天気は、土曜夜は雨時々曇り、日曜日は雨のち曇り予報で、日曜日は早ければ昼前後に雨が止むか、もしかするとレース中は雨が止まないかもしれない。土曜夜から日曜日にかけての想定雨量は15～50㎜、日曜日の想定馬場状態はやや重～不良。
開催4週目。今までのレースでコース全体の内ラチ沿いが少しデコボコしてきたが、馬場は全体的にはかなり良好な状態。土曜夜から日曜日にかけて雨量が多くなりそうなので、日曜日は馬場がタフになりそうだ。
土曜日の時計は－2.0秒位。土曜夜から日曜日にかけて雨予報なので、日曜日はその雨量次第で－1.0～＋3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。
枠は内～外と想定。内枠有利になるケースは、雨量が多く馬場がグチャグチャになり内も外も変わらなくなること、雨量が少なめで途中で止みその後馬場が内から乾燥することが考えられる。外枠有利になるケースは、雨量が少なめで内ラチ沿いに傷みが出てくることが考えられる。
直線の伸びはやや内～やや外と想定。内伸びになるケースは、雨量が少なめで途中で止みその後馬場が内から乾燥することが考えられる。外伸びになるケースは、内ラチ沿いに傷みが出てくること、雨量が多く馬場がグチャグチャになることが考えられる。
前後は前～差しと想定。前有利になるケースは、雨量が多く馬場がグチャグチャになり上がりが遅くなることが考えられる。差し有利になるケースは、雨量が少なめで速めの上がりが出ることが考えられる。
・ダート
月曜日に3.5㎜、水曜日に0.5㎜、土曜日に数ミリの雨が降り、土曜夜時点の馬場状態はやや重。土曜夜以降の天気は、土曜夜は雨時々曇り、日曜日は雨のち曇り予報で、日曜日は早ければ昼前後に雨が止むか、もしかするとレース中は雨が止まないかもしれない。土曜夜から日曜日にかけての想定雨量は15～50㎜、日曜日の想定馬場状態はやや重～不良。
土曜日の時計は－0.6秒位。土曜夜から日曜日にかけて雨予報なので、日曜日はその雨量次第で－3.5～－1.0秒位と想定している。もし雨量が多く馬場に水が浮き田んぼのような状態になると、走りにくくなるため－2.0～－1.0秒位になることもあり得る。
枠と直線の伸びはフラットと想定。今開催の道悪の傾向だとバイアスは出にくい。
前後は前～展開次第と想定。今開催の道悪の傾向だと前有利になることがある。
新潟競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月曜日に5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は曇りのち雨予報だが、早ければレース開始前から降り始め、遅くとも昼過ぎには降り始める予報となっている。想定雨量は0～20㎜、想定馬場状態は良～重。
開催2週目。今でのレースでコース全体の内ラチ沿いにダメージが出て、各3～4コーナーの内ラチ沿いがデコボコしてきたが、馬場は全体的には良好な部類。まだ野芝の状態が良い部類なので、日曜日は雨量が少なければタフにはなりにくいだろう。
土曜日の時計は－1.4秒位。日曜日は曇りのち雨予報なので、雨が降るまでは－1.4～－1.2秒位、雨が降った場合は雨量次第で－1.3～＋2.0秒位と想定している。
枠はフラット～外と想定。内ラチ沿いがデコボコしてきたので、雨の有無や雨量に関わらず比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラット～やや外と想定。内ラチ沿いにダメージが目立ってきたので、雨の有無や雨量に関わらず比較的状態が良い外が伸びてくる可能性があり、雨量が多いと外伸びになる確率が高くなりそうだ。
前後は前～差しと想定。前有利になるケースは、雨量が多めで上がりが遅くなることが考えられる。差し有利になるケースは、雨が降らなかったり降っても少量で速い上がりが出ることが考えられる。
・ダート
月曜日に5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は曇りのち雨予報だが、早ければレース開始前から降り始め、遅くとも昼過ぎには降り始める予報となっている。想定雨量は0～20㎜、想定馬場状態は良～不良。
土曜日の時計は－0.5秒位。日曜日は曇りのち雨予報なので、雨が降るまでは－0.5～＋0.2秒位、雨が降った場合は雨量次第で－2.8～＋0.2秒位と想定している。
枠はフラット～外と想定。雨が降るまでや降っても少量の場合は、日曜日は向こう正面が向かい風の予報でキックバックが多くなるかもしれないので、砂をかぶりにくい外枠が有利になる可能性がある。道悪の場合も、今開催の道悪の傾向だと外枠有利になることがある。
直線の伸びはフラットと想定。今開催は馬場状態に関わらずバイアスが出にくい傾向となっている。
前後は前～展開次第と想定。雨が降るまでや降っても少量の場合は、今開催の良馬場の傾向だとバイアスは出にくい。道悪の場合は、今開催はバイアスが出にくい傾向だが、近年の新潟ダートは道悪だと前有利になることがある。
