
2025年度にデビューした新種牡馬はおおむね例年通りの35頭となっている。コントレイルはおおむね期待通りといった印象で、ポエティックフレアは期待以上の成績を収めている。
全部で2025年度新種牡馬ファーストシーズンサイヤーリーディングの上位10頭を紹介するが、今回は第一弾として1~5位を紹介する。
【目次】
1位・コントレイル

Fappiano 4+5

データで見るコントレイル産駒の特徴
距離適性・芝

2025,6,1~2025,12,31
距離適性・ダート

2025,6,1~2025,12,31
馬場適正

2025,6,1~2025,12,31
牡牝の違い

2025,6,1~2025,12,31
月別出走数と複勝率

2025,6,1~2025,12,31
解説
データはすべて出走数、複勝数、複勝率で表している。これは勝利数や勝率だとデータが少なすぎるので、サンプルが多い出走数、複勝数、複勝率で出すことにした。
距離適性は牡馬牝馬ともにできれば1600m以上で、長ければ長い方が良さそう。データ集計期間内では1200mは1頭しか出走しておらず、1400mも出走数が少ない。1400m以下はテンについていけない産駒が多いため短距離は厳しいようだ。基本的には距離は長い方が良さそうで、2400mや3000mなど長距離になるとどうなるかはもう少し様子を見たい。
馬場適正は芝が中心。やはりコントレイルの現役時代と同様に産駒も芝から使われることが多く、出走数も勝利数も芝が断然多くなっている。芝で大敗した産駒を一度ダートで使ってみようということも少ないので、現場はよほど芝向きだと思っているのだろう。ダートはデータ集計期間内でのべ7回しか出走がないので、どこまで向いているかは不明。
牡牝の違いは牡馬優勢だ。勝率は牡馬の方の勝率が倍以上高く、複勝率も牡馬の方が10ポイント以上高い。牝馬は気性が難しいタイプが目立つので、成績が上がらないのは気性が原因の可能性がある。
仕上がりはおおむね平均的だろう。6,7月の早い段階から能力全開でバンバン走るタイプはほぼいないが、涼しくなってくる9月以降にデビューし早い時期に初勝利を挙げるタイプが多い。データ集計期間内では2勝以上した産駒が1頭しかいないのが気になる点で、もしかしたら晩性タイプだから2勝目を挙げられないタイプが多いのかもしれない。
他の特徴としては、デビューや休み明けから走る、ゆったりローテが得意、真ん中の枠が得意、人気通りに走る、母父スタミナ血統との相性が良い、ということがある。基本的には芝のマイル以上で逃げ先行し、時計の速い決着が得意という傾向が見られる。
2位・ポエティックフレア

Northern Dancer 5 x 5+5+5 His Majesty 5 x 5

データで見るポエティックフレア産駒の特徴
距離適性・芝

2025,6,1~2025,12,31
距離適性・ダート

2025,6,1~2025,12,31
馬場適正

2025,6,1~2025,12,31
牡牝の違い

2025,6,1~2025,12,31
月別出走数と複勝率

2025,6,1~2025,12,31
解説
データはすべて出走数、複勝数、複勝率で表している。これは勝利数や勝率だとデータが少なすぎるので、サンプルが多い出走数、複勝数、複勝率で出すことにした。
距離適性はマイルが中心だ。ポエティックフレアの現役時代はマイルを中心に活躍したためか、産駒はデータ集計期間内での9勝中6勝がマイルとなっている。他も1500mが1勝、1800mが2勝となっており、かなりマイルが得意なのだろう。
馬場適正は芝が中心となっている。芝血統ということもありデビューから芝で使われることが多く、芝の勝率13.5%、複勝率は脅威の51.9%となっている。人気馬が人気通りに走りしかもアベレージが高いため、よほど芝が向いているのだろう。ただ、ダートが走らないという訳ではなく、ダートは6頭が出走し2勝している。まだデータが少ないので判断が難しいが、芝からダート替わりにも注意したい。
牡牝の違いはおおむね平均的かやや牡馬優勢だろう。牡馬の方が出走数が多く勝率も高いが、複勝率はほぼ変わらない。ただ、データ集計期間内では牡馬と牝馬の目立った違いは見当たらなかった。
仕上がりは早めかもしれない。6月に産駒初勝利を挙げると、その後もコンスタントに勝利を挙げた。複勝率が6月から高い数値を維持しているため、仕上がりは早い。成長力はまだなんとも言えないが、2勝目を挙げた産駒が1頭しかいないため成長力もあるかもしれない。
他の特徴としては、内枠が得意、道悪が得意、人気通りに走る、母父スタミナ血統との相性が良いというのがある。基本的には内枠から逃げ先行して押し切るのが勝利パターンだ。道悪の成績がかなり良いので注目したい。受胎率がかなり悪いようだが、優秀な種牡馬であることは数字的にも間違いない。
3位・ベンバトル

Mill Reef 5 x 4

データで見るベンバトル産駒の特徴
距離適性・芝

2025,6,1~2025,12,31
距離適性・ダート

2025,6,1~2025,12,31
馬場適正

2025,6,1~2025,12,31
牡牝の違い

2025,6,1~2025,12,31
月別出走数と複勝率

2025,6,1~2025,12,31
解説
データはすべて出走数、複勝数、複勝率で表している。これは勝利数や勝率だとデータが少なすぎるので、サンプルが多い出走数、複勝数、複勝率で出すことにした。
距離適性は幅広い。どちらかというと牡馬の方が距離が長め、牝馬は短めの傾向が感じられるが、性別よりも産駒個別に判断した方が良さそうだ。父のDubawiの系統は一本調子のタイプが多く、折り合いがつけば長い距離を走れるが、折り合いがつかないと力任せに走れる短距離が得意になることもあるので注意したい。
馬場適正は芝が中心。データ集計期間内ではのべ11勝しているがまだダートの勝ち鞍は無い。ダートはデータ的には空っ下手という訳ではなさそうだが、揉まれ弱い産駒が多い印象だ。芝はベンバトルの現役時代と同じく得意としている。芝は速い時計を逃げ先行して押し切って勝利する産駒が多い。
牡牝の違いは、牡馬は勝率や複勝率が高く、牝馬は出走数が多いので分析しにくい。現時点では牡馬と牝馬のはっきりとした違いは見られない。
仕上がりは遅めだろう。6,7月にデビューした産駒は2,3着を量産し勝ちきれなかったが、叩き2,3戦目で大穴を開ける産駒が出てきており、2歳後半になると勝ち鞍が多くなった。晩成型っぽい印象だ。
他の特徴としては、叩き2戦目や、デビューから2,3戦ほどは凡走したものの休み明けに一遍し穴をあける産駒が多い。おそらくレースを経験し学習することで好走するタイプが多いのだと思われる。あと、芝は速い時計が得意な産駒が多い。
4位・インディチャンプ

Raise a Native 5+5

データで見るインディチャンプ産駒の特徴
距離適性・芝

2025,6,1~2025,12,31
距離適性・ダート

2025,6,1~2025,12,31
馬場適正

2025,6,1~2025,12,31
牡牝の違い

2025,6,1~2025,12,31
月別出走数と複勝率

2025,6,1~2025,12,31
解説
データはすべて出走数、複勝数、複勝率で表している。これは勝利数や勝率だとデータが少なすぎるので、サンプルが多い出走数、複勝数、複勝率で出すことにした。
距離適性は、牡馬は幅広く、牝馬はマイル以下が中心となっている。牡馬は1200mから2000mまで勝ち鞍があるが、どちらかというと短めの方が得意そうだ。牝馬は1800mで2着が2回あるものの基本的には短い方が良い。ステイゴールドの系統だが、インディチャンプの現役時代と同様に短い距離が得意な産駒が多い。
馬場適正は芝が中心。データ集計期間内での6勝すべてが芝となっており、インディチャンプの現役時代と同じ傾向だ。ダートはまだ勝ち鞍を挙げられていないが好走している産駒がちらほらいるので、空っ下手という訳ではなさそうだ。馬体重が軽い産駒が多いのでダートの成績が上がらないのかもしれない。
牡牝の違いは、勝率は牡馬の方が高いものの複勝率はあまり変わらないので、おおむね平均的だろう。距離適性の違い以外に牡馬と牝馬の目立った違いは出ていない。
仕上がりは早い。6月にいきなり2勝を挙げ、その後もおおむね順調に勝ち鞍を挙げた。叩いて調子を上げる産駒もいることから成長力も期待できそうだ。
他の特徴としては、勝ちきれず2着が多い、道悪が得意、直線が短いコースが得意というのがある。直線が長いコースで勝ちきれなかった馬が、直線が短いコースに出走してきたら狙い目になりそうだ。
5位・クリソベリル

Nureyev 3 x 5 Northern Dancer 4 x 5

データで見るクリソベリル産駒の特徴
距離適性・芝

2025,6,1~2025,12,31
距離適性・ダート

2025,6,1~2025,12,31
馬場適正

2025,6,1~2025,12,31
牡牝の違い

2025,6,1~2025,12,31
月別出走数と複勝率

2025,6,1~2025,12,31
解説
データはすべて出走数、複勝数、複勝率で表している。これは勝利数や勝率だとデータが少なすぎるので、サンプルが多い出走数、複勝数、複勝率で出すことにした。
距離適性は長い方が良さそうだ。ダートは1400m以下の勝ち鞍が無く、馬券圏内ものべ3回しかない。1600mが2勝、1700mが1勝、そして1800mが6勝となっており、クリソベリルの現役時代と同様に中長距離向きの産駒が多い印象だ。
馬場適正はダート向きだ。データ集計期間内ではのべ9勝しているがすべてダート。芝は3着が2回あるが、完全にダート向きに種牡馬である。
牡牝の違いはおおむね平均的かやや牝馬優勢だ。勝率は牡馬も牝馬のほぼ同じで複勝率は牡馬の方が高い。ただ、ダート向きの種牡馬にしては珍しく牝馬の数値が高めとなっており、今後は牝馬の活躍が多くなる可能性がある。
仕上がりはダート種牡馬にしては早め。ダート競争が増えてくる8,9月に4勝し、その後もコンスタントに勝ち鞍を挙げている。早熟という感じではないが2歳から走れる。
他の特徴としては、外枠が得意、道悪が得意、母父米国血統との相性が良いというのがある。また、勝ち上がったほとんどの産駒がデビュー2戦目で初勝利を挙げている。今後は長期休み明けの叩き2戦目に注意したい。