トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2020,10,10 土曜日 トラックバイアス予想 (東京競馬場、京都競馬場、新潟競馬場)

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今週から東京、京都、新潟競馬場の3場が開催する。ただ、台風14号の接近で特に東京競馬場はかなりの雨量が予想されているので、かなりタフな馬場状態になりそうだ。

東京競馬場は水~金曜昼までに56㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は重、ダートは不良。府中市は上記の通りかなりの雨量が予想されているので、開幕週らしくないタフな状態になりそうだ。

京都競馬場は水~金曜昼までに51㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は重、ダートは不良。芝コースは芝が不揃いの箇所があるとのことなので、雨の影響もあり例年よりもタフな状態だろう。

新潟競馬場は月~火曜日に3㎜と木曜日に4.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は良、ダートはやや重。芝コースは前開催の傷みが残っているようなので、例年よりは時計が遅くなりそうだ。

では、2020年10月10日、土曜日のトラックバイアスを予想する。

 

【目次】

 

 

 

 

東京競馬場

金曜昼の馬場状態:重

含水率:ゴール前19.0% 4コーナー17.6%(測定時刻金曜8:30)

クッション値:8.5(測定時刻金曜10:00)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

ダート

金曜昼の馬場状態:不良 

含水率:ゴール前16.5% 4コーナー15.8%(測定時刻金曜8:30)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

【備考】
  • 開催前作業 芝コースにエアレーションとシャタリング作業、ダートコースは砂の洗浄
  • 週間雨量 水~金曜昼までに56㎜
  • 土曜日の天気 雨で気温は少し低め
  • 芝コースの週間作業 月曜日に芝刈り、火曜日に肥料・殺虫剤・殺菌剤の散布
  • ダートコースの週間作業 火~水曜日に砂厚の調整

 

【解説】

・芝

水~金曜昼までに56㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は重。土曜日の天気は台風14号の影響で大雨の予報。金曜午後から土曜日の雨量は50~80㎜以上、馬場状態は重~不良と想定している。

開幕週。例年通りAコースを使用。馬場は野芝に洋芝をオーバーシード。約39,000㎡の芝を張り替え。JRAの発表や画像を見る限りでは馬場は良好な状態。しかし、先週までの中山芝の状態を見ると、今年は天候不順だったため例年よりも芝の状態は悪いかもしれない。

例年の時計は-2.0~-1.0秒位。土曜日は台風14号で大雨の予報なので、+1.0~+3.0秒以上の極悪馬場まで想定したい。2017年にキタサンブラックが優勝した天皇賞・秋の時のように、排水が追い付かず馬場に水が浮くほどの状態になることも十分あり得る。

枠はフラット~外と想定。例年の開幕週は雨が降ることが多く、外枠有利になることがある。ただ、今年は大雨でかなりタフな状態と想定されるため、バイアス云々よりも馬場適正の方が重要になるかもしれない。

直線の伸びはフラットと想定。開幕週で傷みがないのでバイアスは出にくいだろう。

前後は前~展開次第と想定。大雨で馬場がかなりタフな状態と想定されるため、上がり性能に差が出にくく前有利になる可能性がある。ただ、水が浮くほどになるとバイアス云々よりも馬場適正の方が重要になるかもしれない。

 

・ダート

水~金曜昼までに56㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は不良。土曜日の天気は台風14号の影響で大雨の予報。金曜午後から土曜日の雨量は50~80㎜以上、馬場状態は不良と想定している。

例年の開幕週の時計は、道悪になることが多く-2.0秒以上の高速馬場になることもあった。今年は台風14号の影響で大雨が予報されているため、田んぼのような状態になり逆にタフになることも考えられる。馬場の水分量次第で-2.5秒以上の高速馬場から、田んぼのような状態だと-1.0~±0秒位になる可能性もある。

枠はフラット~外と想定。例年の開幕週で雨が降った時は外枠有利になることがあるので、今年も外枠有利に注意したい。

直線の伸びはフラットと想定。例年はバイアスが出ることが少ない。ただ、今年は大雨で砂が流れる可能性があるため、どのようなバイアスが出ても対応できるようにしておきたい。

前後は展開次第~差しと想定。東京ダートは馬場が湿ると差し有利になることが多いため、土曜日も差し有利に注意したい。

 

 

 

 

 

京都競馬場

金曜昼の馬場状態:重

含水率:ゴール前16.0% 4コーナー16.2%(測定時刻金曜9:40)

クッション値:7.8(測定時刻金曜9:40)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

ダート

金曜昼の馬場状態:不良 

含水率:ゴール前18.3% 4コーナー18.9%(測定時刻金曜9:40)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

【備考】
  • 開催前作業 芝コースにエアレーションとシャタリング作業
  • 週間雨量 水~金曜昼までに51㎜
  • 土曜日の天気 曇りで気温は平年並み、風が強い時間帯も
  • 芝コースの週間作業 火曜日に芝刈り、月~火曜日に散水、水曜日に殺菌剤の散布
  • ダートコースの週間作業 月~水曜日に砂厚の調整

 

【解説】

・芝

水~金曜昼までに51㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は重。土曜日の天気は曇り予報。金曜午後から土曜日の雨量は10~50㎜、馬場状態は重~不良まで想定している。

開幕週。例年通りAコースを使用。馬場は野芝に洋芝をオーバーシード。約8,000㎡の芝を張り替え。JRAの発表では天候不順の影響で芝に不揃いの箇所があるとのこと。例年よりも芝の張り替え面積が少なく、しかも前開催は雨が多い影響で馬場がかなり傷んでいた。そのため、今開催は過去最高にタフな状態になっているかもしれない。

例年の時計は良馬場だと-2.0秒位になることが多い。今年は雨の影響で道悪なので、雨量次第で+1.0~+3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。

枠は内~フラットと想定。芝の張り替え面積が少ないが、内ラチ沿いを中心に張り替えたようだ。馬場の外は状態が悪いと想定されるため、比較的状態が良い内枠有利になる可能性がある。いわゆる経済コースが発生するかもしれないので注意したい。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。上記の通り内ラチ沿いを中心に芝を張り替え、馬場の外は状態が悪いと想定している。そのため、比較的状態が良い内が伸びる可能性がある。

前後は前~展開次第と想定。上記の通り内ラチ沿いを中心に芝を張り替え、馬場の外は状態が悪いと想定している。差し馬は外を回って失速する可能性があるので、進路を選びやすい逃げ先行有利になるかもしれない。

 

・ダート

水~金曜昼までに51㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は不良。土曜日の天気は曇り予報。金曜午後から土曜日の雨量は10~50㎜、馬場状態はそのまま不良と想定している。

例年の時計は、不良馬場になった2017年が-2.0秒位。今年は砂の洗浄をしておらず、例年よりも砂が薄いかもしれないので、雨量次第で-2.5~-1.5秒位の高速馬場まで想定したい。

枠は超内~フラットと想定。京都ダートは馬場が湿ると内枠有利になることがあるので、今週も内枠有利に注意したい。雨量次第では、もしかすると内ラチ沿いをぴったり回った馬しか馬券圏内に入れない超内枠有利まであり得る。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。京都ダートは馬場が湿ると内伸びになることがあるので、今週も内伸びに注意したい。

前後は超前~展開次第と想定。今開催は砂が薄いと想定しているため、前有利になる可能性がある。砂が流れて薄くなっていた場合は、4角5番手以内にいないと馬券圏内に入れない超前有利まであり得る。

 

 

 

 

 

新潟競馬場

金曜昼の馬場状態:良 

含水率:ゴール前13.3% 4コーナー14.8%(測定時刻金曜10:30)

クッション値:9.3(測定時刻金曜10:30)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

ダート

金曜昼の馬場状態:やや重

含水率:ゴール前6.9% 4コーナー8.1%(測定時刻金曜10:30)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

【備考】
  • 開催前作業 芝コースにエアレーション作業
  • 週間雨量 月~火曜日に3㎜、木曜日に4.5㎜
  • 土曜日の天気 曇りで気温は平年並み、強風注意
  • 芝コースの週間作業 火曜日に散水、火曜日に肥料散布、水曜日に殺菌剤の散布
  • ダートコースの週間作業 月~金曜日に砂厚の調整

 

【解説】

・芝

月~火曜日に3㎜と木曜日に4.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は曇り予報だが、降水確率は低いので雨の心配はなさそうだ。風がかなり強い予報なので注意したい。

開幕週。例年通りAコースを使用。芝は野芝のみ。例年通り芝は張り替えず更新作業のみ。前開催はコース全体がかなり傷みタフな状態だったが、そこからの期間が短いためJRAの発表以上にタフな状態と想定される。

例年の時計は-1.0~-0.5秒前後。今年は馬場がタフな状態と想定しているため、直線1000m以外は±0~+0.8秒前後、直線1000mは傷みが少ないので-0.5~±0秒前後と想定している。

枠はフラット~外と想定。まだ馬場に傷みが残っていると想定しているため、比較的状態が良い外を走れる外枠有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラット~やや外と想定。まだ馬場に傷みが残っていると想定しているため、比較的状態が良い外が伸びる可能性がある。

前後は展開次第~差しと想定。まだ馬場に傷みが残っていることと、中間にエアレーション作業をして軟らかいと想定されるため、決め手があったほうがいいだろう。

 

・ダート

月~火曜日に3㎜と木曜日に4.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態はやや重。土曜日の天気は曇り予報だが、降水確率は低いので雨の心配はなさそうだ。風がかなり強い予報なので注意したい。馬場状態は良に回復すると想定している。

例年の時計は、道悪になることが多く-1.5~-0.5秒前後。前開催は砂が薄く時計が速くなることが多かったので、土曜日は-1.0~-0.5秒前後と想定している。ただ、風がかなり強い予報なので、風向きや風の強さによっては時計の出方がかなり変わる可能性がある。

枠は内~フラットと想定。前開催はキックバックが少ない日は内枠有利になることがあった。今週は馬場が少し湿っているので内枠有利に注意したい。ただ、風向きや風の強さ次第ではバイアスが変わる可能性がある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。前開催は砂が少し薄いようで内伸びになることが多かった。今週も内伸びに注意したい。ただ、風向きや風の強さ次第ではバイアスが変わる可能性がある。

前後は前~展開次第と想定。前開催は砂が少し薄いようで前有利になることが多かった。今週も前有利に注意したい。ただ、風向きや風の強さ次第ではバイアスが変わる可能性がある。

 

 

 

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