種牡馬の特徴
2023年度にデビューする種牡馬は例年よりは多めの約40頭となっている。国内のレースで活躍した種牡馬は例年と比べると少ないが、ブリックスアンドモルタル、ニューイヤーズデイ、カリフォルニアクロームなど、外国産種牡馬が例年よりも多くなっている。 では…
現役時代はブリーダーズカップスプリントなど米国ダート短距離のGⅠを3勝したドレフォン。引退後は”新車”として社台スタリオンステーションに種牡馬入りすると、サンデーサイレンスの血を含まないことから初年度から多くの牝馬を集めることに成功した。産駒も…
芝の中長距離を主戦場に春秋の天皇賞やジャパンカップなどGⅠを7勝し、獲得賞金が歴代2位となったキタサンブラック。2020年には顕彰馬に選出され、馬主が有名な歌手であることもあり現役時代は屈指の人気があった。種牡馬入り後は初年度産駒のイクイノックス…
前回の2022年度新種牡馬リーディングではマインドユアビスケッツ、リアルスティール、デクラレーションオブウォーなどを紹介したが、今回はシャンハイボビーやグレーターロンドンなど上位とは少し毛色が違う種牡馬が多くなっている。特にグレーターロンドン…
2022年度の新種牡馬は例年よりも少し多い40頭以上が登録されている。例年のように多くの繁殖牝馬を集める人気種牡馬が少なく、産駒も大器を感じさせるタイプは少ない印象だ。ただ、上位5位以内にはリアルスティールやデクラレーションオブウォーなど今後が楽…
ドバイデューティーフリーで圧勝したことにより、日本馬としては初のレーティング単独トップに立ったジャスタウェイ。2,3歳時はなかなか勝ち切れなかったが、4歳後半から本格化し海外GⅠを含め重賞4連勝するなど活躍した。種牡馬入り後はなかなか活躍馬に恵ま…
2022年にデビューする新種牡馬は個性派が多くなりそうだが、それでも前回はサトノクラウンやサトノダイヤモンド、リアルスティールなどリーディング上位を狙える種牡馬を紹介した。しかし後半はさらに個性が強い種牡馬が多く、狭い部門で個性を発揮しそうな…
2022年度の新種牡馬は例年よりも多い40頭以上が登録されている。例年のように200頭以上の繁殖牝馬を集める大人気種牡馬はほぼいないが、距離適性や馬場適正がバラバラで個性的な種牡馬が多い印象だ。 では、2022年にデビューする新種牡馬の中から厳選した16…
現役時代はマイルから中距離路線で活躍し、日本だけではなく香港でもGⅠを優勝したモーリス。3歳までは気性の問題もあり重賞を優勝することができなかったが、休養を挟んだ4歳以降は連勝を重ね、香港を含めGⅠを6勝した。種牡馬入り後は産駒が日本だけではなく…
皐月賞とダービーを優勝してクラシック牡馬二冠を達成したドゥラメンテ。その後もドバイシーマクラシック、宝塚記念で2着に入るなどの活躍があったが、ケガの影響で2016年に引退。種牡馬になってからは初年度から多くの繁殖牝馬を集め期待されたが、2021年8…
前回の2021年度新種牡馬リーディングではドレフォン、シルバーステート、キタサンブラックなどを紹介したが、今回はビッグアーサーやコパノリッキーなど少し仕上がりが遅めと思われる種牡馬が多くなっている。特にダート向きになりそうな種牡馬はこれから勝…
2021年度にデビューした新種牡馬はおおむね例年通りの約30頭ほどいる。2019年度はキズナやエピファネイア、2020年度はドゥラメンテやモーリスなどといった実力と人気がある新種牡馬がデビューしたが、2021年度の新種牡馬はそれと比べると少し小粒といった印…
現役時代は米国ダートのマイル前後で活躍したパイロ。引退後は日本に"新車"として輸入され種牡馬入りすると、当時は貴重なPulpitの後継種牡馬として人気となり、地方競馬ではファーストシーズンチャンピオンサイアーとなった。その後もコンスタントにダート…
2020年度は日本で活躍した内国産種牡馬が多くデビューしたが、2021年度はドレフォンやザファクターなど外国産種牡馬が多くなっている。飽和するサンデーサイレンス系やサンデーの血を含む牝馬に多く種付けされているため、サンデーの血を生かせればリーディ…
宝塚記念(GⅠ)や有馬記念(GⅠ)などGⅠレースを6勝したゴールドシップ。しかし、2015年の宝塚記念では世紀の大出遅れや、同じく2015年の天皇賞・春(GⅠ)ではゲート入りを待たせるなど、自由奔放っぷりが印象に残る人も多いはずだ。種牡馬入り後は日高地方を中心に…
名牝・シーザリオの3番仔として誕生したエピファネイア。GⅠレースは菊花賞、ジャパンカップを優勝し、皐月賞、ダービーでは2着に入るなど輝かしい成績を残したが、5歳時にケガのため引退し、種牡馬入り。すると初年度産駒から無敗の牝馬三冠馬・デアリングタ…
父・ディープインパクトのような決め手を繰り出し日本ダービー(GⅠ)を優勝したキズナ。その後も凱旋門賞(仏GⅠ)に挑戦するなど第一線で活躍したが、ケガなどの影響で2015年の天皇賞・春(GⅠ)を最後に引退し種牡馬入りすることとなった。種牡馬入り後は産駒が続…
前回の2020年度新種牡馬リーディングはドゥラメンテやモーリスを紹介したが、今回はダノンレジェンド、ラブリーデイ、ホッコータルマエなど一癖も二癖もありそうな種牡馬が多くなっている。特にダート向きと思われる種牡馬はこれから勝ち鞍が増えてくるかも…
2020年度にデビューした新種牡馬はだいたい例年並みの約30頭ほどいる。中でもドゥラメンテやモーリスはクラシック向き、アジアエクスプレスやホッコータルマエはダート向きといったような配合を意識しているように感じる。例年よりも様々なタイプの種牡馬が…
現役時代はアメリカの短距離~マイル路線で活躍したヘニーヒューズ。引退後はアメリカやオーストラリアで種牡馬生活を送っていたが、日本に輸入された産駒が大活躍したことから、2014年からは優駿スタリオンステーションで繋養され大人気種牡馬となっている。…
長年、日本競馬界を牽引してきたディープインパクトとキングカメハメハが2019年に相次いで亡くなった。2017年度にロードカナロアやオルフェーヴル、2019年度にキズナやエピファネイアがデビューし次世代を担う種牡馬と予想されるが、2020年度もドゥラメンテ…
"世紀の暴れん坊"としても知られるオルフェーヴル。現役時代は牡馬クラシック三冠や2年連続で凱旋門賞2着など輝かしい成績を残した。引退後は社台スタリオンステーションへ種牡馬入りし、初年度産駒からGⅠ馬を輩出するなど人気種牡馬となっている。 ここでは…
2013年のキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスSで2秒以上もレコードを更新して優勝したノヴェリスト。引退後は"新車"として社台スタリオンステーションに種牡馬入りし、流行血統やサンデーサイレンスの血を含まないことからかなりの数の繁殖牝馬を集めて…
あのディープインパクトの全兄として知られるブラックタイド。現役時代は屈腱炎もあり重賞はスプリングステークス(GⅡ)を優勝したのみだが、引退後に種牡馬入りしてからは歴史的名馬のキタサンブラックを輩出するなど人気種牡馬となっている。 ここでは、ブラ…
2007年にドバイデューティーフリー(GⅠ)、宝塚記念(GⅠ)、ジャパンカップ(GⅠ)と中長距離のGⅠを3勝し、同年の年度代表馬となったアドマイヤムーン。現役引退後はダーレー・ジャパン・スタリオン・コンプレックスにて種牡馬入りすると、自身の現役時代とは違い短…
今回は2019年度新種牡馬2歳リーディングの第二弾である。前回はキズナやエピファネイアなどクラシックを賑わすであろう芝向きの種牡馬が多かったが、第二弾はマジェスティックウォリアーやエスケンデレヤなどダート向きと思われる種牡馬が多くなっている。 …
2019年度の新種牡馬は例年よりも多い30頭もいる。中でもキズナとエピファネイアのこの世代は200頭以上も種付けされており、生産者の期待がうかがえる。クラシックを賑わせるかもしれないので産駒の傾向をチェックしておきたい。 全部でリーディング上位10頭…
フジキセキ産駒ながらオーストラリアで生まれたため遅生まれだったキンシャサノキセキ。デビューは意外と早かったが前向きすぎる気性のため出世は遅れ、GⅠを初優勝したのは7歳時だった。2011年に引退、種牡馬入りし、今やフジキセキの後傾種牡馬として多くの…
2011年に日本馬として史上初めてドバイワールドカップ(UAE/GⅠ・オールウェザー2000m)で優勝し日本に勇気を与えたヴィクトワールピサ。ドバイワールドカップ以外の重賞での優勝はすべて小回りコースとなっており、小回り巧者としても知られている。2012年に引…
2008年のジャパンカップ(GⅠ)を単勝41倍で9番人気の低評価ながら優勝したスクリーンヒーロー。デビュー戦も単勝293.8倍の13番人気(4着)と超低評価だったように意外性のあるサラブレッドである。種牡馬入り後も意外性を見せ、初年度産駒からモーリス、ゴールド…