日曜日に天皇賞春(GⅠ)が行われる。舞台の京都競馬場は土曜夜から日曜日にかけて雨が降る予報で、しかも雨量が多いとのことなので、時計やバイアスの出方に注意したい。
東京競馬場は水曜日に23㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。日曜日の府中市は土曜夜から日曜日にかけて雨が降る予報なので、雨量次第で時計やバイアスが変化する可能性がある。
京都競馬場は火~水曜日に29㎜と土曜日に数ミリの雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。日曜日の京都市も土曜夜から日曜日にかけて雨が降る予報なので、雨量次第で時計やバイアスが変化する可能性がある。
新潟競馬場は水曜日に7㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。日曜日の新潟市も土曜夜から日曜日にかけて雨が降る予報なので、雨量次第で時計やバイアスが変化する可能性がある。
では、2023年4月30日、日曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
東京競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
水曜日に23㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。今後の天気は、土曜夜から日曜日にかけて曇り時々雨予報となっている。土曜夜から日曜日にかけての想定雨量は3~20㎜、日曜日の想定馬場状態は良~重。
開催2週目。3~4コーナーの内ラチ沿いがデコボコしてきたが、その他の箇所はかなり良好な状態。土曜夜から日曜日にかけて雨が降る予報だが、雨量が少なければ影響は少ないだろう。
土曜日の時計は-2.2秒位。土曜夜から日曜日にかけて雨が降る予報なので、雨量次第で-2.0~+1.3秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。雨量に関わらず雨で馬場が軟らかくなりそうなので、多頭数のレースではスムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。ただ、途中で雨が止むと馬場が内から乾燥してバイアスは出にくくなりそうだ。
直線の伸びはやや内~フラットと想定。雨が途中で止んだ場合は、馬場が内から乾燥して内伸びになる可能性がある。雨が降り続いた場合はバイアスは出にくいだろう。
前後は前~展開次第と想定。雨量が少ない場合は、馬場がほどよく軟らかくなりそうなので差し有利になる可能性がある。雨量が多い場合は、上がりに差が出にくくなりそうなのでバイアスは出にくいだろう。
・ダート
水曜日に23㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。今後の天気は、土曜夜から日曜日にかけて曇り時々雨予報となっている。土曜夜から日曜日にかけての想定雨量は3~20㎜、日曜日の想定馬場状態は良~不良。
土曜日の時計は-0.5秒位。土曜夜から日曜日にかけて雨が降る予報なので、雨量次第で-2.8~-1.0秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。馬場状態が良~稍重の場合は、馬場の表面が湿るのでバイアスは出にくいだろう。重~不良の場合は、近年の東京ダートの傾向だと外枠有利になることがある。
直線の伸びはフラットと想定。近年の東京ダートは道悪でもバイアスは出にくい傾向となっている。
前後は展開次第~差しと想定。近年の東京ダートは道悪で速い上がりが出るようだと差し有利になることがある。
京都競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
火~水曜日に29㎜と土曜日に数ミリの雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。今後の天気は、土曜夜は雨、日曜日は雨のち曇り予報。土曜夜から日曜日にかけての想定雨量は15~80㎜、日曜日の想定馬場状態は稍重~不良。
開催2週目。外回り3~4コーナーの内ラチ沿いが少しデコボコしてきたが、その他の箇所はかなり良好な状態。土曜夜から日曜日にかけての雨量が多い予報なので、馬場はかなりタフになる可能性がある。ただ、京都芝は馬場改修工事で暗渠排水管を追加設置したので、水はけがかなり良化することが期待される。
土曜日の時計は-2.0秒位。土曜夜から日曜日にかけて雨が降る予報なので、雨量次第で-1.5~+3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。
枠は内~外と想定。雨量が少ない場合は、馬場が軟らかくなりそうなので多頭数のレースでは外枠有利になる可能性がある。雨量が多い場合は、馬場がかなりタフになりそうなのでロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはやや内~フラットと想定。雨が途中で止んだ場合は、馬場が内から乾燥して内伸びになる可能性がある。
前後は前~差しと想定。雨量が少ない場合は、馬場が軟らかくなりそうなので差し有利になる可能性がある。雨量が多い場合は、馬場がタフになり上がりに差が出にくくなりそうなので前有利になる可能性がある。
・ダート
火~水曜日に29㎜と土曜日に数ミリの雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。今後の天気は、土曜夜は雨、日曜日は雨のち曇り予報。土曜夜から日曜日にかけての想定雨量は15~80㎜、日曜日の想定馬場状態は重~不良。
土曜日の時計は±0秒位。土曜夜から日曜日にかけて雨が降る予報なので、雨量次第で-3.0~-0.5秒位と想定している。ただ、雨量が多く馬場が田んぼのような状態になると走りにくくなるため-1.5~-0.5秒位になることもあり得る。
枠は内~フラットと想定。京都ダートは馬場状態が重以上になると内枠有利になることが多い。
直線の伸びはやや内~フラットと想定。京都ダートは馬場状態が重以上になると内伸びになることが多い。
前後は前~差しと想定。京都ダートは馬場状態が重以上になるとバイアスが出ないことが多いが、偶に前有利や差し有利になることがある。
新潟競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
水曜日に7㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。今後の天気は、土曜夜は曇りだが降水確率が高め、日曜日は雨のち曇り予報。土曜夜から日曜日にかけての想定雨量は5~35㎜、日曜日の想定馬場状態は良~不良。
今週が開幕週。野芝はまだ不揃いっぽいが、例年よりも気温が高い日が多かったためか見た目は例年よりも良好そうに見える。土曜夜から日曜日にかけて雨が降る予報なので、雨量次第では馬場はかなりタフになりそうだ。
土曜日の時計は-0.4秒位。土曜夜から日曜日にかけて雨が降る予報なので、雨量次第で+0.4~+3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。
枠は内~外と想定。日曜日の昼前には雨が止む予報なので馬場の内から水分が抜けそうで、そうなるとまだ馬場に傷みが出ていないので内枠有利になる可能性がある。ただ、雨量が少ないと馬場がほどよく軟らかくなりそうなので、多頭数のレースではスムーズに走れる外枠が有利になることもあり得る。雨量やいつ雨が止むか、太陽が出るかどうかでバイアスがだいぶ変わってきそうだ。
直線の伸びはやや内~フラットと想定。日曜日の昼前には雨が止む予報なので馬場の内から水分が抜けそうで、そうなるとまだ馬場に傷みが出ていないので内伸びになる可能性がある。
前後は前~差しと想定。雨量が少ない場合は、馬場がほどよく軟らかくなりそうなので差し有利になる可能性がある。雨量が多い場合は、馬場がかなりタフになり上がりに差が出にくくなりそうなので、前有利になる可能性がある。
・ダート
水曜日に7㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。今後の天気は、土曜夜は曇りだが降水確率が高め、日曜日は雨のち曇り予報。土曜夜から日曜日にかけての想定雨量は5~35㎜、日曜日の想定馬場状態は稍重~不良。
土曜日の時計は±0~+0.7秒位。土曜夜から日曜日にかけて雨が降る予報なので、雨量次第で-3.0~-0.7秒位と想定している。ただ、雨量が多く馬場が田んぼのような状態になると走りにくくなるので-1.5~-0.7秒位になることもあり得る。
枠はフラット~外と想定。馬場状態が稍重の場合は、前日の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。重以上の場合は、近年の新潟ダートの傾向だと外枠有利になることが多い。
直線の伸びはフラットと想定。近年の新潟ダートの傾向だと道悪になってもバイアスは出にくい傾向となっている。
前後は前~展開次第と想定。近年の新潟ダートは道悪になると高い確率で前有利になる。