日曜日の天気は、中山は晴れ時々曇り予報だが、阪神は晴れのち雨で午後から雨が降る可能性がある。中山は馬場状態の回復が、阪神は悪化が見込まれるので時計やバイアスの変化に注意したい。
中山競馬場は月～火曜日に28.5㎜と金～土曜日に107.5㎜の雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は芝は稍重、ダートは重。日曜日の船橋市は晴れ予報で馬場状態の回復が見込まれるため、芝コースはかなり速い時計が出る可能性がある。
阪神競馬場は木～金曜日に2㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。宝塚市は午後から雨が降る予報なので、時計やバイアスの変化に注意したい。
では、2023年9月10日、日曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
中山競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月～火曜日に28.5㎜と金～土曜日に107.5㎜の雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は稍重。日曜日の天気は晴れ時々曇り予報。想定馬場状態は良。
今週が開幕週。土曜日は雨の影響がある中でレースが行われたので3～4コーナーの内ラチ沿いが多少デコボコしてきたが、その他の箇所は開幕週らしい良好な状態。日曜日は晴れ予報だが金～土曜日の雨が多少は残り、馬場の硬さは若干柔らかめだと思われる。
土曜日の時計は－1.3→－1.8秒位へ変動。日曜日は晴れ予報で馬場の水分がだいぶ抜けそうなので－2.4～－1.9秒位と想定している。
枠はフラット～外と想定。日曜日も多少水分が残り馬場は柔らかめだと思われるので、スムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。開幕週でまだ馬場にダメージが無いのでバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第と想定。開幕週でまだ馬場にダメージが無いのでバイアスは出にくいだろう。
・ダート
月～火曜日に28.5㎜と金～土曜日に107.5㎜の雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は重。日曜日の天気は晴れ時々曇り予報。想定馬場状態は良～稍重。
土曜日の時計は－2.4→－1.7秒位。日曜日は晴れて馬場の水分が抜けそうなので－1.5～－0.3秒位と想定している。
枠はフラット～外と想定。日曜日は晴れて馬場の表面が乾燥しそうだし、向こう正面が強い向かい風の予報なので砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。前日はバイアスが出なかったので、日曜日も出にくいだろう。
前後は前～展開次第と想定。前日は道悪で少し前有利のバイアスが出ていたので、日曜日も速い時計が出るようだと前有利になる可能性がある。
阪神競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
木～金曜日に2㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は晴れ時々曇りのち雨予報で、午後の発雷確率が高いのでゲリラ雷雨の可能性がある。日曜日の想定雨量は0～50㎜、想定馬場状態は良～不良。
今週が開幕週。今年は気温が高い日が多かったためか、開幕週らしく馬場は例年以上に良好な状態。馬場の硬さは標準位。
土曜日の時計は－2.0秒位だと思われるが、スローペースのレースが多かったので後で修正するかもしれない。日曜日は午後から雨が降る予報なので、雨が降らない場合は－2.5～－1.8秒位、雨が降った場合は雨量次第で－2.3～＋3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。
枠は内～フラットと想定。開幕週で馬場が良好な状態なので雨の有無に関わらずバイアスは出にくいと思われるが、大量の雨が降り馬場がグチャグチャになると内も外も変わらなくなるので、ロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはやや内～フラットと想定。雨が降ったが途中で止み、かつ、その後晴れた場合は、馬場が内から乾燥して内伸びになる可能性がある。それ以外の場合は、開幕週で馬場が良好な状態なので基本的にはバイアスは出にくいと思われるが、もし大量の雨が降り馬場がグチャグチャになると多少は進路を外に取るかもしれない。
前後は前～差しと想定。雨が降るまでや雨が降っても少量の場合は、速い上がりが出ており決め手が要求されているので、前日と同じく差し有利になる可能性がある。大量の雨が降り馬場がグチャグチャになった場合は、馬場がタフになり上がりに差が出にくくなりそうなので前有利になる可能性がある。
・ダート
木～金曜日に2㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。含水率は1～2％台なのでカラカラに乾燥している。
日曜日の天気は晴れ時々曇りのち雨予報で、午後の発雷確率が高いのでゲリラ雷雨の可能性がある。日曜日の想定雨量は0～50㎜、想定馬場状態は良～不良。
土曜日の時計は＋0.4秒位。日曜日は午後から雨が降る予報なので、雨が降らない場合は±0.4秒前後、雨が降った場合は雨量次第で－2.5～＋0.5秒位と想定している。もし雨量が多く馬場に水が浮き田んぼのような状態になると、走りにくくなるため－1.5～＋0.5秒位になることもあり得る。
枠はフラット～外と想定。雨が降るまでは、前日と同じくバイアスは出にくいだろう。雨が降った場合は、雨量次第だが近年の阪神ダートの道悪の傾向からすると外枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。雨が降るまでは、前日と同じくバイアスは出にくいだろう。雨が降った場合も、近年の道悪の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。
前後は前～差しと想定。雨が降るまでは、前日と同じくバイアスは出にくいだろう。雨が降った場合は、近年の道悪の傾向からすると前有利になることも差し有利になることもどちらもある。
