トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2023,11,12 日曜日 トラックバイアス予想 (東京競馬場、京都競馬場、福島競馬場)

 

日曜日にエリザベス女王杯(GⅠ)が行われる。舞台の京都芝は曇り時々晴れ予報だが降水確率が高めなので、雨の有無による時計やバイアスの変化に注意したい。

東京競馬場は火曜日に13.5㎜と金曜日に1㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。日曜日の府中市は曇り予報だが降水確率が高めなので、雨の有無による時計やバイアスの変化に注意したい。

京都競馬場は月~火曜日に31㎜と金曜日に15㎜の雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに稍重。日曜日の京都市は上記の通り降水確率が高めなので、雨の有無による時計やバイアスの変化に注意したい。

福島競馬場は月~火曜日に16.5㎜と金曜日に0㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。日曜日の福島市は曇りのち雨予報なので、雨量次第で時計やバイアスが変化する可能性がある。

では、2023年11月12日、日曜日のトラックバイアスを予想する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

東京競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

火曜日に13.5㎜と金曜日に1㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は曇り予報だが、降水確率が高めなので雨が降る可能性がある。想定雨量は0~5㎜、想定馬場状態は良~稍重。

開催6週目、A→Bコース替わり3週目。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いにダメージが出て、向こう正面の途中から3~4コーナーの内ラチ沿いには少し傷みが出始めた。馬場の硬さは一部では緩めの箇所もあるが、基本的には標準位。

土曜日の時計は-2.2秒位だと思われるが、スローペースのレースが多かったので後で修正するかもしれない。日曜日は曇り予報だが降水確率が高めで雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-2.4~-2.0秒位、雨が降った場合は雨量次第で-2.3~-0.8秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。雨が降らない場合は、まだ我慢できそうだが内ラチ沿いに傷みが出始めたので、傷みの進行具合次第では外枠有利になる可能性がある。雨が降った場合も、雨量次第では馬場が軟らかめになるので外枠有利になる可能性がある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。雨が降らない場合は、内ラチ沿いにダメージが出ているがまだ我慢できそうなのでバイアスは出にくいだろう。雨が降ったが途中で止み、かつ、その後晴れた場合は、馬場が内から乾燥して内伸びになる可能性がある。

前後は展開次第~差しと想定。雨の有無に関わらず速い上がりが出ているので差し有利になる可能性がある。

 

・ダート

火曜日に13.5㎜と金曜日に1㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は曇り予報だが、降水確率が高めなので雨が降る可能性がある。想定雨量は0~5㎜、想定馬場状態は良~稍重。

土曜日の時計は-0.7秒位。日曜日は曇り予報だが降水確率が高めで雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-0.7~-0.5秒位、雨が降った場合は雨量次第で-1.5~-0.5秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。日曜日は向こう正面が向かい風気味の予報なので、雨の有無に関わらず馬場の表面が乾燥すると外枠有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。今開催は馬場状態に関わらずバイアスは出にくい傾向となっている。

前後は展開次第~差しと想定。今開催は良馬場で速い上がりが出ると差し有利になることが多い。稍重でもこの位の想定雨量であれば差し有利になる可能性がある。

 

 

 

 

 

京都競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月~火曜日に31㎜と金曜日に15㎜の雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は稍重。日曜日の天気は曇り時々晴れ予報だが、降水確率が高めなので雨が降る可能性がある。想定雨量は0~5㎜、想定馬場状態は良~稍重。

開催6週目、A→Bコース替わり2週目。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いが少しデコボコしてきた。日曜日に雨が降らなくても、日曜日は気温が低めなので水分は完全には抜けきらないだろう。

土曜日の時計は-0.2秒位。日曜日は曇り時々晴れ予報だが降水確率が高めで雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-1.5~-0.8秒位、雨が降った場合は雨量次第で-1.2~+1.0秒位と想定している。

枠は内~外と想定。雨が降らなかったり、降っても少量でその後曇りだった場合は、馬場が軟らかくなりそうなのでスムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。雨が降ったが途中で止み、かつ、その後晴れて太陽が出た場合は、馬場が内から乾燥してロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはやや内~やや外と想定。雨が降らない場合は、内ラチ沿いにダメージが出てきたので段々と外が伸びてくる可能性がある。雨が降ったが途中で止み、かつ、その後晴れて太陽が出た場合は、馬場が内から乾燥して内伸びになる可能性がある。

前後は展開次第~差しと想定。雨が降らない場合は、速い上がりが出そうで内ラチ沿いにダメージが出てきているので、段々と差し有利になる可能性がある。雨が降った場合は、雨量次第だが上がりに差が出にくくなりそうなのでバイアスは出にくいだろう。

 

・ダート

月~火曜日に31㎜と金曜日に15㎜の雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は稍重。日曜日の天気は曇り時々晴れ予報だが、降水確率が高めなので雨が降る可能性がある。想定雨量は0~5㎜、想定馬場状態は良~稍重。

土曜日の時計は+0.8秒位。日曜日は降水確率が高めで雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は±0~+0.8秒位、雨が降った場合は雨量次第で±0~+1.0秒位と想定している。馬場改修工事をしたためか前開催から今開催にかけて、馬場状態が稍重~重だと時計が標準よりも遅くなる傾向となっている。

枠はフラット~外と想定。土曜日は道悪だったが馬場の表面が乾燥してきたためか、それとも時計が遅くなったためか外枠有利だった。日曜日も馬場の湿り具合によっては外枠有利になる可能性がある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。今開催は馬場状態が良でも含水率が高めだと内伸びになったことがあったので、日曜日は馬場状態が良まで回復すると内伸びになる可能性がある。稍重だとバイアスは出にくいだろう。

前後は展開次第と想定。今開催は馬場状態に関わらずバイアスは出にくい傾向となっている。

 

 

 

 

 

福島競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月~火曜日に16.5㎜と金曜日に0㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は曇りのち雨予報。想定雨量は0~20㎜、想定馬場状態は良~不良。

開催2週目。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いがデコボコし、3~4コーナーの内ラチ沿いには傷みが出始めた。日曜日は雨が降る予報なので、馬場は今開催でもっともタフになるかもしれない。

土曜日の時計は+1.1秒位。日曜日は雨が降る予報なので雨量次第で+0.3~+3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。

枠は内~外と想定。雨量が少ない場合は、内ラチ沿いに傷みが出ているのでどこかのタイミングで比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。雨量が多く馬場がグチャグチャになった場合は、内も外も変わらなくなりそうなのでロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラット~やや外と想定。内ラチ沿いにダメージが出てきたので、雨量に関わらず段々と外が伸びてくる可能性がある。

前後は前~差しと想定。雨量が少ない場合は、内ラチ沿いにダメージが出てきたので段々と差し有利になる可能性がある。雨量が多く馬場がグチャグチャになった場合は、上がりに差が出にくくなりそうなので前有利になる可能性がある。

 

・ダート

月~火曜日に16.5㎜と金曜日に0㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は曇りのち雨予報。想定雨量は0~20㎜、想定馬場状態は良~不良。

土曜日の時計は-0.3秒位。日曜日は曇りのち雨予報なので雨量次第で-3.0~±0秒位と想定している。

枠と直線の伸びはフラットと想定。良馬場の場合は、向こう正面が追い風気味の予報なのでバイアスは出にくいだろう。道悪の場合も、近年の福島ダートの道悪の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。

前後は前~展開次第と想定。良馬場の場合は、土曜日は含水率が高めで少し前有利になったので、日曜日も雨量次第では前有利になる可能性がある。道悪の場合も、近年の福島ダートの道悪の傾向からすると前有利になる可能性がある。

 

 

 

 

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