トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2019,9,28 土曜日 トラックバイアス予想 (中山競馬場、阪神競馬場)

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秋の中山・阪神開催も今週で最終週となる。馬場にそろそろダメージが蓄積されてきているので、バイアスの変化に注意したい。

中山競馬場は月曜日に1mmの雨が降ったが週間の天気が良く、金曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。先週日曜日は馬場へのダメージが蓄積されていたからかバイアスが変化していたので、今週もその傾向が続くか注意したい。

阪神競馬場も月曜日に6.5mmの雨が降ったが週間の天気が良く、金曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは最終週だが良好な状態を維持しているので、速い時計が出るだろう。

では、2019年9月28日、土曜日のトラックバイアスを予想する。

 

 

【目次】

 

 

 

 

 

中山競馬場

金曜昼の馬場状態:良 含水率:ゴール前11.3% 4コーナー10.2%(測定時刻9:00)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

ダート

金曜昼の馬場状態:良 含水率:ゴール前2.5% 4コーナー3.4%(測定時刻9:00)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

【備考】
  • 開催前作業 芝コースにエアレーションとシャタリング作業、ダートコースは砂の洗浄
  • 週間雨量 月曜日に1mm
  • 土曜日の天気 晴れて気温は平年並みか高め
  • 芝コースの週間作業 火曜日に芝刈り、木曜日に散水
  • ダートコースの週間作業 火~金曜日に砂厚の調整

 

【解説】

・芝

月曜日に1mmの雨が降ったが他は晴れて気温も高かったため、金曜夜時点の馬場状態は良。土曜日も晴れて気温も平年並みか高めらしい。

開催最終週となり3~4コーナーから最後の直線にかけて馬場に傷みが出始めた。先週日曜日はタフな馬場が得意なロベルト系が目立っていたように、傾向の変化が見られる。午前のレースでその傾向の変化を把握したい。

枠はフラット~外枠有利と想定。馬場にダメージが蓄積されているなら、外差しが決まってくるかもしれない。スムーズに走れる外枠の方がレースがしやすそう。

直線の伸びはフラット~やや外伸びと想定。枠と同じく馬場にダメージが蓄積されているなら、外差しに注意したい。スピードタイプの長く脚を使える馬が中心になるかもしれない。

前後は展開次第~差し有利と想定。理由は上記と同じ。

 

・ダート

天気は上記の通り。

金曜昼時点の含水率が2~3%なので馬場はパサパサに乾燥している。これは今開催1週目と似たような状態で、その時の時計は-1.0秒位だった。土曜日の時計もその位になるだろう。

枠と直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。ただ、先週日曜日は外枠有利になったので念のため注意しておきたい。

前後は前~展開次第。今開催は馬場が乾くと前残りの傾向となっている。

 

 

 

 

阪神競馬場

金曜昼の馬場状態:良 含水率:ゴール前11.1% 4コーナー9.3%(測定時刻10:00)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

ダート

金曜昼の馬場状態:良 含水率:ゴール前3.7% 4コーナー3.4%(測定時刻10:00)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

【備考】
  • 開催前作業 芝コースにシャタリング作業、ダートコースは砂の洗浄
  • 週間雨量 月曜日に6.5mm
  • 土曜日の天気 曇りのち雨、気温は平年並み
  • 芝コースの週間作業 水~金曜日に散水
  • ダートコースの週間作業 火~金曜日に砂厚の調整

 

【解説】

・芝

月曜日に6.5mmの雨が降ったが週間は晴れて気温が高く、金曜夜時点の馬場状態は良。ただ、金曜夜と土曜午後は雨予報となっている。降り始める時刻と雨量に注意したい。

開催最終週となったが、馬場の傷みは少なく良好な状態を維持している。土曜日は雨が降らなければ-2.0秒以上の速い時計が出るはず。

枠と直線の伸びはフラットと想定。今開催は馬場が多少柔らかくなってもバイアスが出ない傾向となっている。

前後は前~展開次第と想定。今開催の傾向を見ると、雨が降らず馬場が乾いた状態だと前残り、湿って柔らかい状態だと気持ち差しが決まる傾向となっている。

 

・ダート

天気は上記と同じ。

金曜昼時点の含水率は3%台なのでパサパサに乾燥している。これは今開催1週目と同じ位で、その時の時計は-0.5秒位だった。雨が降らなければその位、馬場が少し湿るくらいだと砂の摩擦が多くなるため±0秒前後と想定している。

枠はフラット~外枠有利と想定。今開催は馬場が乾燥すると砂のキックバックが多くなり、内枠の馬はイヤがって頭を上げる場面が目立つ。馬場が乾燥するほど外枠有利の傾向になる。

直線の伸びはフラット~やや外伸びと想定。馬場が乾燥すると砂のキックバックが多くなり内から捌けないため、外が伸びると想定している。雨で馬場が湿るとフラットになるかもしれない。

前後は展開次第と想定。今開催はどのような馬場状態でも、前後はペースとメンバー次第となる傾向だ。