トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2024,4,20 土曜日 トラックバイアス予想 (東京競馬場、京都競馬場、福島競馬場)

 

今週から東京と京都を加えての3場開催となる。3場とも週間に雨が降ったが雨量は少なく、馬場状態は金曜昼時点で芝ダートともに良となっている。ただ、京都の土曜午後は降水確率が高めなので雨に注意したい。

東京競馬場は木~金曜日の昼までに2㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは例年よりも状態が良さそうなので、もしかすると例年よりも速い時計が出る可能性がある。

京都競馬場は火~水曜日に3㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。土曜日の京都市は上記の通り午後から降水確率が高めなので、パラッと雨が降る可能性がある。

福島競馬場は水曜日に1㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝は今週からA→Bコース替わりで傷んだ箇所がカバーされたと思われるので、内枠有利、内伸び、前有利のバイアスが出る可能性がある。

では、2024年4月20日、土曜日のトラックバイアスを予想する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

東京競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

木~金曜日の昼までに2㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ時々曇り予報。

今週が開幕週。使用コースは順に、Aコース3週、Bコース2週、Cコース3週、Dコース2週。馬場は野芝に洋芝をオーバーシード。芝の張り替えは無し。エアレーション作業を実施。前開催は例年よりも馬場が傷まず、しかもここ数週は気温が高く野芝が生育したと思われるため、芝の状態は例年並みかそれ以上に良好だと思われる。今週は木曜夜から金曜未明にかけて雨が降ったため、土曜日は馬場の表面が若干緩めかもしれない。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-2.6~-1.0秒位になることが多い。近年は-2.0秒よりも速くなることが多く、しかも今年は芝の状態が例年並みかそれ以上に良好だと思われるので、今週土曜日は-2.8~-2.0秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、出ない確率が8割位、内枠有利と外枠有利がそれぞれ1割位となっている。今年は芝の状態が良く、エアレーション作業をしてほどよく軟らかいと思われるのでバイアスが出ない確率が高いと想定していが、かなり差しが決まるようだとスムーズに走れる外枠が有利になることもあり得る。

直線の伸びはフラットと想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だとほぼ出ないので、今週土曜日も出にくいと想定している。

前後は展開次第~差しと想定。例年の開幕週のバイアスは、出ない確率が4割位、差し有利が6割位となっている。例年は速い時計が出ると差し有利になりやすので、芝の状態が良い今年は差し有利になる確率が高いと想定している。

 

・ダート

木~金曜日の昼までに2㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は3%台なのでパサパサに乾燥している。

土曜日の天気は晴れ時々曇り予報。馬場はさらに乾燥しそうだ。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-0.5~+0.7秒位になることが多い。前開催は砂の厚さが気持ち厚めだったので、今週土曜日は-0.3~+0.5秒位と想定している。

枠と直線の伸びはフラットと想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だとほぼ出ない傾向となっている。

前後は展開次第と想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だとほぼ出ない傾向となっている。

 

 

 

 

 

京都競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

火~水曜日に3㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れのち曇り予報だが、午後の遅い時間は降水確率が高めなのでパラッと雨が降る可能性がある。想定雨量は0~1㎜、想定馬場状態は良。

今週が開幕週。使用コースは順に、Aコース3週、Bコース3週、Cコース2週、Dコース2週。馬場は野芝に洋芝をオーバーシード。外回り3~4コーナーを中心に約2,000㎡の芝を張り替え(例年は張り替えることはまず無い)。エアレーション等の馬場をほぐす作業は無し。前開催は例年よりも馬場がかなり傷んだため、この期間にどれだけ回復しているか注意したい。今週は火~水曜日に雨が降ったが、金曜日は晴れて気温も上がったので雨の影響は残っていないと思われる。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-2.0~-0.5秒位になることが多い。今週土曜日は午後から雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-1.7~-1.0秒位、雨が降った場合は雨量次第で-1.6~-0.3秒位と想定している。ただ、エアレーション作業をしていないためか金曜9時30分時点のクッション値が9.7と例年よりも高めなので、もしかすると馬場が硬めでもっと速い時計が出ることもあり得る。

枠は内~フラットと想定。前開催は馬場がかなり傷んだことと、芝を少し張り替えたので、今週土曜日は雨の有無に関わらず芝の状態が良さそうなロスが少ない内枠有利になる可能性がある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。前開催は馬場がかなり傷んだことと、芝を少し張り替えたので、今週土曜日は雨の有無に関わらず芝の状態が良さそうな内が伸びる可能性がある。

前後は前~展開次第と想定。前開催は馬場がかなり傷んだことと、芝を少し張り替えて直線はあまり外が伸びないと思われるので、前有利になる可能性がある。

 

・ダート

火~水曜日に3㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は2~3%台なのでパサパサに乾燥している。

土曜日の天気は晴れのち曇り予報だが、午後の遅い時間は降水確率が高めなのでパラッと雨が降る可能性がある。想定雨量は0~1㎜、想定馬場状態は良。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-0.5~+1.1秒位になることが多い。今週土曜日は午後の遅い時間に雨が降る可能性があるが、降っても少量の予報なのでほぼ影響は無く-0.3~+0.8秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。例年の開幕週は良馬場だとバイアスはほぼ出ない傾向だが、今週土曜日は向こう正面が向かい風の予報だということと、前開催は良馬場だと外枠有利になることがあったので、雨の有無に関わらず今週土曜日は外枠有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。例年の開幕週は良馬場だとバイアスはほぼ出ない傾向で、前開催もほぼ出なかったので、雨の有無に関わらず今週土曜日も出にくいだろう。

前後は展開次第と想定。例年の開幕週は良馬場だとバイアスはほぼ出ない傾向で、前開催もほぼ出なかったので、雨の有無に関わらず今週土曜日も出にくいだろう。

 

 

 

 

 

福島競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

水曜日に1㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ時々曇り予報。

開催3週目、今週からA→Bコース替わり。これにより傷んだ箇所がカバーされ、馬場はおおむね良好な状態になりそう。今週も気温が高い日が多く野芝が生育し、先週よりも馬場はかなり良化しそうだ。水曜日の雨量が少なかったことから馬場の硬さは標準位だと思われる。

先週の時計は-1.2秒位。今週土曜日は雨が降らない予報で、しかもコース替わりなので-1.7~-1.3秒位と想定している。

枠は内~フラットと想定。コース替わりで傷んだ箇所がカバーされたと思われるので、ロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。コース替わりで傷んだ箇所がカバーされたと思われるので、ロスが少ない内が伸びる可能性がある。

前後は前~展開次第と想定。コース替わりで傷んだ箇所がカバーされたと思われ直線はあまり外が伸びにくそうなので、前有利になる可能性がある。

 

・ダート

水曜日に1㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は1~2%台なのでカラカラに乾燥している。

土曜日の天気は晴れ時々曇り予報。馬場はさらに乾燥しそうだ。

先週の時計は-0.3~-0.2秒位。今週土曜日は雨が降らない予報なので-0.4~±0秒位と想定している。

枠と直線の伸びはフラットと想定。今開催は良馬場だとバイアスは出ない傾向となっている。

前後は展開次第と想定。今開催は良馬場だとバイアスは出ない傾向となっている。

 

 

 

 

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