今週は3場とも週間にほぼ雨が降らず良馬場となっている。先週とは時計やバイアスの出方が変わってくる可能性があるので確認しておきたい。
中山競馬場は週間に雨が降らず、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは内ラチ沿いに傷みが出てきているので、外枠有利、外伸び、差し有利のバイアスが出る可能性がある。
阪神競馬場は週間に雨が降らず、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。宝塚市は土曜日の昼前後から降水確率が高めとなっているので、雨の有無で時計やバイアスの出方が変わりそうなので注意したい。
中京競馬場は火曜日に0㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。中京競馬場周辺も土曜日の昼前後から降水確率が高めとなっているので、雨の有無で時計やバイアスの出方が変わりそうなので注意したい。
では、2021年3月20日、土曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
中山競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
週間の雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は曇り予報で、レース前半から中盤までの降水確率は低めだが、レース終盤は高めとなっている。念のため雨には注意しておきたい。
主に先週の雨の影響もありコース全体の内ラチ沿いに傷みが出ている。段々と気温は高くなってきているがまだ野芝よりも洋芝の方が優勢なので、馬場はタフな状態だろう。
先週の時計は＋1.3～＋5.0秒以上。今週は良馬場だが傷みが出てタフな状態だと思われるので、－0.5～＋0.3秒位と想定している。
枠はフラット～外と想定。内ラチ沿いに傷みが出ているので、比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラット～やや外と想定。内ラチ沿いに傷みが出ているので、比較的状態が良い外の方が伸びる可能性がある。
前後は展開次第～差しと想定。馬場がタフで逃げ先行馬が止まりやすいと想定されることと、3～4コーナーは外の状態が良くそこで勢いをつけられそうなので、決め手があったほうがいいかもしれない。
・ダート
週間の雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は4％台なのでパサパサに乾燥している。
土曜日の天気は曇り予報で、レース前半から中盤までの降水確率は低めだが、レース終盤は高めとなっている。念のため雨には注意しておきたい。
先週の時計は－2.0～－0.3秒位。今週は馬場が乾燥していることと、少し砂が深い印象があるので、＋0.2～＋1.0秒位と想定している。
枠はフラット～外と想定。先週の大雨で砂が流れて深くなっている印象があるので、外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。
前後は前～展開次第と想定。砂が深めですべての馬がスタミナを消耗され、後方で脚を溜めることができなさそうなので、逃げ先行したほうが残る可能性がある。
阪神競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れのち曇り予報だが、昼前後から降水確率が高めとなっている。雨にも注意したい。雨が降った場合の想定雨量は0～10㎜、想定馬場状態は良～やや重。
先週までのダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いに傷みが出ている。ただ、先週のレースを見る限りではよほど路盤の状態が良いように感じる。
先週の時計は－1.2～－0.4秒位。今週は良馬場なので雨が降らない場合は－1.5～－1.2秒位、雨が降った場合は雨量や時間帯次第で－1.5～＋1.0秒位まで想定したい。
枠はフラット～外と想定。コース全体の内ラチ沿いに傷みが出ているため、雨の有無に関わらずどこかのタイミングで比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラット～外と想定。雨が降らない場合は、直線はまだ傷みが比較的少ないのでバイアスは出にくいだろう。雨が降った場合は、内ラチ沿いの傷みが進行する可能性があるので、どこかのタイミングで比較的状態が良い外伸びになる可能性がある。
前後は展開次第～差しと想定。雨が降らない場合は、路盤の状態が良く速い上がりが出やすいと思われるので決め手があったほうがいいかもしれない。雨が降った場合も、馬場が軟らかくなり蹄が引っ掛かりやすくなるため、決め手があったほうがいい可能性がある。
・ダート
週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は5～6％台なので少し水分が残っている。
土曜日の天気は晴れのち曇り予報だが、昼前後から降水確率が高めとなっている。雨にも注意したい。雨が降った場合の想定雨量は0～10㎜、想定馬場状態は良～やや重。
先週の時計は－1.3～－0.7秒位。今週は良馬場なので、雨が降らない場合は±0～＋0.7秒位、雨が降った場合は雨量や時間帯次第で－0.5～＋0.5秒位と想定している。
枠と直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスがあまり出にくい傾向となっている。
前後は展開次第と想定。土曜日は風が弱い予報なのでバイアスは出にくいと想定している。
中京競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
火曜日に0㎜の雨が降ったが金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れのち曇り予報で、昼前後から降水確率が高めとなっている。雨にも注意したい。雨が降った場合の想定雨量は0～10㎜、想定馬場状態は良～やや重。
先週は大雨が降る中でレースが行われたため、コース全体の内ラチ沿いに傷みが出ている。去年12月に3週、今年1～2週に6週と寒い時期に開催しているので、馬場はタフな状態になっているだろう。
先週の時計は＋2.0～＋5.0秒以上。今週は良馬場なので、雨が降らない場合は－0.7～＋0.3秒位、雨が降った場合は雨量や時間帯次第で－0.5～＋1.0秒位と想定している。
枠はフラット～外と想定。内ラチ沿いに傷みが出ているので、雨の有無に関わらず比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはやや内～フラットと想定。直線は比較的傷みが少ないので、雨の有無に関わらずまだ内の方が伸びる可能性がある。
前後は前～展開次第と想定。直線は内の方が伸びると想定しているため、雨の有無に関わらず逃げ先行馬が残りやすいかもしれない。
・ダート
火曜日に0㎜の雨が降ったが金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は6～8％台なので良馬場にしては高めである。
土曜日の天気は晴れのち曇り予報で、昼前後から降水確率が高めとなっている。雨にも注意したい。雨が降った場合の想定雨量は0～10㎜、想定馬場状態は良～重。
先週の時計は－2.7～－1.7秒位。ここ数年は砂が薄めになることが多いので、雨が降らない場合は－0.7～±0秒位、雨が降った場合は雨量と時間帯次第で－1.5～±0秒位と想定している。
枠は内～フラットと想定。雨が降らない場合は、馬場の表面が乾燥しているのでバイアスは出にくいだろう。雨が降った場合は、ここ数年の中京ダートは内の砂が薄めなので、雨量次第で内枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはやや内～フラットと想定。雨が降らない場合は、馬場の表面が乾燥しているのでバイアスは出にくいだろう。雨が降った場合は、ここ数年の中京ダートは内の砂が薄めなので、雨量次第で内伸びになる可能性がある。
前後は前～展開次第と想定。ここ数年の中京ダートは砂が薄めなので、雨の有無に関わらず前有利になる可能性がある。
