日曜日は2場とも秋のGⅠレースへ向けての重要なステップ重賞が行われる。ただ、中山と中京競馬場の天気が違うため、時計やバイアスの出方に注意したい。
中山競馬場は週間に雨が降らず、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝はコース替わりで馬場が良好な状態になりかなり速い時計が出ている。
中京競馬場は火~水曜日に6.5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。日曜日の中京競馬場は雨予報となっているので、雨量次第で時計やバイアスの出方が変わる可能性がある。
では、2021年9月26日、日曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
中山競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
週間に雨が降らず土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は曇り予報だが、降水確率は低いので雨の心配は低いだろう。
今週からコース替わり。これによりデコボコした箇所がおおむねカバーされ、野芝の生育も順調なので馬場は良好な状態。
土曜日の時計は-2.1秒位。日曜日は曇り予報だが雨の心配は低いので-2.3~-1.8秒位と想定している。
枠と直線の伸びはフラットと想定。馬場は良好だがほどよく軟らかめで、土曜日はバイアスが出なかった。日曜日も出にくいだろう。
前後は展開次第~差しと想定。馬場がほどよく軟らかめだからか土曜日は決め手がある馬が好走していた。日曜日も差し有利になる可能性がある。
・ダート
週間に雨が降らず土曜夜時点の馬場状態は良。含水率は3~4%台なのでパサパサに乾燥している。
日曜日の天気は曇り予報だが、降水確率は低いので雨の心配は低いだろう。馬場はさらに乾燥しそうだ。
土曜日の時計は-0.5秒位。日曜日も雨が降らない予報なので-0.5秒前後だろう。
枠と直線の伸びはフラットと想定。土曜日はバイアスが出なかったので、日曜日も出にくいだろう。
前後は前~展開次第と想定。土曜日は後方から追走した馬もスタミナが消耗されたからか、前有利のバイアスが出ていた。日曜日も同じ傾向だろう。
中京競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
火~水曜日に6.5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。土曜夜から日曜日にかけて曇り時々雨予報となっている。想定雨量は1~30㎜、想定馬場状態は良~重。
今週からコース替わり。これにより傷んだ箇所はおおむねカバーされ、野芝の生育も良いので馬場は良好な状態。ただ、週間の雨の影響か少し軟らかめに感じた。
土曜日の時計は-2.0秒位だが、スローペースのレースが多かったので後で修正するかもしれない。日曜日は雨が降る予報なので雨量次第で-1.6~±0秒位と想定している。
枠は内~外と想定。雨量が多い場合はロスが少ない内枠有利になる可能性がある。雨量が少ない場合は、差しが決まりやすくなると想定しているので、スムーズに走れる外枠が有利になることも考えられる。
直線の伸びはやや内~フラットと想定。馬場が良好なので基本的にはバイアスは出にくいと思うが、途中で雨が止むと内から乾いて内伸びになる可能性もある。
前後は前~差しと想定。雨量が多い場合はスタミナが要求されるので前有利になる可能性がある。雨量が少ない場合は、馬場が軟らかくなり差し有利になることも考えられる。
・ダート
火~水曜日に6.5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。土曜夜から日曜日にかけて曇り時々雨予報となっている。想定雨量は1~30㎜、想定馬場状態は良~重。
土曜日の時計は-1.3秒位。日曜日は雨が降る予報なので雨量次第で-2.5~-0.5秒位と想定している。
枠は内~フラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向だが、近年の中京ダートは馬場が湿ると内枠有利になりやすい傾向となっている。日曜日は雨量次第で内枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはやや内~フラットと想定。今開催は馬場が湿ると内伸びになりやすい傾向となっている。
前後は前~展開次第と想定。今開催は馬場が湿って速い時計が出ると前有利になりやすい傾向となっている。