今週から中京競馬場の開催が始まり3場開催となる。3場とも週間に雨が降らず芝コースは馬場が乾燥して硬めになり、速い時計が出る可能性があるので注意したい。
中山競馬場は週間に雨が降らず、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは上記の通り馬場が硬めになるかもしれないので、内枠有利、内伸び、前有利のバイアスが出る可能性がある。
阪神競馬場は週間に雨が降らず、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。こちらも芝コースは馬場が硬めになるかもしれないので、外回りを中心に内枠有利、内伸びのバイアスが出る可能性がある。
中京競馬場は週間に雨が降らず、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは開幕週で馬場が硬めかもしれないので、内枠有利、内伸び、前有利のバイアスが出る可能性がある。
では、2022年3月12日、土曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
中山競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ予報。
開催3週目。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いがデコボコし、3～4コーナーの内ラチ沿いには傷みが出ている。金曜昼時点のクッション値は9.6だが、船橋市は2月21日以降に降水が観測されていないため、馬場が乾燥して硬くなっている可能性がある。
先週の時計は－0.9秒位。今週は馬場が硬い場合は－2.5～－1.5秒位、馬場の硬さが標準位で表面が緩い場合は－0.9～－0.6秒位と想定している。
枠は内～フラットと想定。馬場が硬い場合はロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。硬さが標準位の場合は、傷みが出ているがまだ避けるほどではないのでバイアスは出にくいだろう。
直線の伸びはやや内～フラットと想定。馬場が硬い場合はロスが少ない内伸びになる可能性がある。硬さが標準位の場合は、傷みが出ているがまだ避けるほどではないのでバイアスは出にくいだろう。
前後は前～展開次第と想定。馬場が硬い場合は前が止まりにくくなる可能性がある。硬さが標準位の場合は、段々と差しが決まってきそうだがまだバイアスは出にくいだろう。
・ダート
週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は1％台前半なのでほぼ限界に近いくらいカラカラに乾燥している。
土曜日の天気は晴れ予報。馬場はさらに乾燥しそうだ。
先週の時計は±0～＋0.5秒位。今週も馬場がカラカラに乾燥しているので±0～＋0.5秒位と想定している。
枠はフラット～外と想定。土曜日は風が弱いが舞う予報なので、風向きによっては砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。今開催は良馬場だとバイアスが出にくい傾向となっている。
前後は展開次第と想定。今開催は良馬場だとバイアスが出にくい傾向となっている。
阪神競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ予報。
今までのレースの影響もありコース全体の内ラチ沿いがデコボコしているが、まだ目立った傷みは出ておらず、この時期にしては馬場は良好な状態。宝塚市は10日間もほぼ雨が降っていないこともあり、しかも今週は気温が高めだったので、馬場が硬めになっている可能性がある。
先週の時計は－1.3秒位。今週は馬場が硬めだと－2.5～－1.8秒位、硬さが標準位だと－1.3～－1.0秒位と想定している。
枠は内～フラットと想定。馬場が硬い場合は、特に外回りを中心にロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。硬さが標準位の場合は、内ラチ沿いがデコボコしているがまだ傷みが出ていないのでバイアスは出にくいだろう。
直線の伸びはやや内～フラットと想定。馬場が硬い場合は、特に外回りを中心にロスが少ない内伸びになる可能性がある。硬さが標準位の場合は、内ラチ沿いがデコボコしているがまだ傷みが出ていないのでバイアスは出にくいだろう。
前後は前～差しと想定。馬場が硬い場合は前が止まりにくくなる可能性がある。硬さが標準位の場合は、速い上がりが出ているので差し有利になる可能性がある。
・ダート
週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は2～4％台なのでパサパサに乾燥している。
土曜日の天気は晴れ予報。馬場はさらに乾燥しそうだ。
先週の時計は±0秒位。今週は馬場がパサパサに乾燥しているので－0.3～±0秒位と想定している。
枠と直線の伸びはフラットと想定。土曜日は向こう正面が追い風気味の予報なので、バイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第と想定。今開催は良馬場だとバイアスが出にくい傾向となっている。
中京競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ予報。
今週が開幕週。使用コースは前2週がAコース、後1週がBコース。馬場は野芝に洋芝をオーバーシード。3～4コーナーを中心に約4,000㎡の芝を張り替え。エアレーション等の馬場をほぐす作業は無し。前開催からの期間が約1か月しかなく、しかも2月の気温が低かったこともあり、芝の生育が不揃いの箇所があるとのことだ。ただ、大府市は3月2日以降に降水が観測されていないこともあり、例年よりも馬場が硬めになっている可能性がある。
例年の開幕週の時計は良馬場だと－1.2～±0秒位になることが多い。今年は馬場が少し硬いかもしれないので－1.5～－1.0秒位と想定している。
枠は内～フラットと想定。芝を張り替えたことと馬場が硬めかもしれないので、ロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはやや内～フラットと想定。馬場が硬めかもしれないのでロスが少ない内伸びになる可能性がある。
前後は前～展開次第と想定。例年の開幕週は差し有利になることが多いが、今年は馬場が硬めかもしれないので、前が止まりにくくなる可能性がある。
・ダート
週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は1～2％台なのでカラカラに乾燥している。
土曜日の天気は晴れ予報。馬場はさらに乾燥しそうだ。
例年の開幕週の時計は良馬場だと－0.8～±0秒位になることが多い。前開催はいつもより砂が少し厚めに感じたので、今週は－0.5～＋0.5秒位と想定している。
枠と直線の伸びはフラットと想定。土曜日は向こう正面が追い風気味の予報なのでバイアスは出にくいだろう。
前後は前～展開次第と想定。例年の開幕週は良馬場だと前有利になることがあるので、今週土曜日も前有利になる可能性がある。
