トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2022,10,23 日曜日 トラックバイアス予想 (東京競馬場、阪神競馬場、新潟競馬場)

 

日曜日に牡馬クラシック三冠の最終戦・菊花賞(GⅠ)が行われる。舞台の阪神芝は馬場が良好な状態で速い時計が出ているので、バイアスが出る可能性がある。

東京競馬場は月~水曜日に3㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは内ラチ沿いに傷みが出てきたが速い時計が出ているので、外枠有利、差し有利のバイアスが出る可能性がある。

阪神競馬場は月曜日に5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝の内回りコースはまだ馬場に傷みが出ていないので、内枠有利、差し有利のバイアスが出る可能性がある。

新潟競馬場は月~火曜日に11.5㎜、木曜日に0.5㎜、土曜日に数ミリの雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。新潟市は土曜夜から日曜日にかけて大雨になる可能性があるので、天気に注意したい。

では、2022年10月23日、日曜日のトラックバイアスを予想する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

東京競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月~水曜日に3㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は晴れ予報。

開催3週目。今までのレースのダメージが蓄積され、3~4コーナーの内ラチ沿いに傷みが出始め、コース全体の内ラチ沿いがデコボコしてきた。ただ、この時期にしてはおおむね例年通り良好な状態。週間の雨量が少なかったためか馬場の硬さは標準位。

土曜日の時計は-2.0秒位だと思われるが、スローペースのレースが多く後で修正するかもしれない。日曜日は晴れ予報なので-2.2~-1.8秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。土曜日は内枠過ぎると厳しかったが、基本的にはバイアスは出なかった。ただ、内ラチ沿いに傷みが出ており、しかも速い上がりが出て差しが決まっているので、日曜日の多頭数のレースは外枠の方がスムーズに走れる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。直線はまだ傷みが出ていないのでバイアスは出にくいだろう。

前後は展開次第~差しと想定。速い上がりが出ているので差し有利になる可能性がある。

 

・ダート

月~水曜日に3㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。含水率は4%台なのでほぼパサパサに乾燥している。

日曜日の天気は晴れ予報。馬場はさらに乾燥しそうだ。

土曜日の時計は-1.0秒位だったが、スローペースのレースが多かったので後で修正するかもしれない。日曜日も晴れ予報なので-1.5~-0.8秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。日曜日は向こう正面が向かい風の予報でキックバックが多くなりそうなので、砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。

前後は展開次第と想定。土曜日はバイアスが出なかったが、一定以上の決め手がある馬の好走が目立っていた。日曜日も同じ傾向だろう。

 

 

 

 

 

阪神競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月曜日に5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は晴れ予報。

開催3週目。各3~4コーナーの内ラチ沿いが少しデコボコしているが、その他の箇所はこの時期にしては良好な部類。週間の雨量が多かったこともあり馬場の硬さは標準位。

土曜日の時計は-1.8秒位だと思われるが、スローペースのレースが多かったので後で修正するかもしれない。日曜日は晴れ予報なので-2.0~-1.7秒位と想定している。

枠は内~フラットと想定。馬場にまだ傷みが出ておらず、しかも段々と踏み固められてきたこともあり、内回りの1200mと3000mは内枠有利になる可能性がある。その他の距離はバイアスは出にくいだろう。

直線の伸びはフラットと想定。まだ馬場に傷みが出ていないのでバイアスは出にくいだろう。

前後は展開次第~差しと想定。馬場が良好で速い上がりが出ているので差し有利になる可能性がある。

 

・ダート

月曜日に5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。含水率は2~3%台なのでパサパサに乾燥している。

日曜日の天気は晴れ予報。馬場はさらに乾燥しそうだ。

土曜日の時計は-0.3秒位。日曜日も晴れ予報で馬場がパサパサに乾燥しているので-0.3秒前後と想定している。

枠と直線の伸びはフラットと想定。日曜日も向こう正面が追い風気味の予報なので、バイアスは出にくいだろう。

前後は展開次第と想定。土曜日は一定以上の決め手がある馬が好走していたが、基本的にはバイアスは出なかった。日曜日も同じ傾向だろう。

 

 

 

 

 

新潟競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月~火曜日に11.5㎜、木曜日に0.5㎜、土曜日に数ミリの雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。土曜夜以降の天気は曇り時々雨予報で、発雷確率が高いので急に雨量が多くなる可能性がある。土曜夜から日曜日にかけての想定雨量は0~60㎜、日曜日の想定馬場状態は良~不良。

開催2週目。前開催と先週のレースのダメージが蓄積され、向こう正面から各3~4コーナーの内ラチ沿いに傷みが目立ち、その他の箇所の内ラチ沿いはデコボコしている。日曜日は急に雨量が多くなる可能性があるので、雨量次第で馬場は相当タフになることもあり得る。

土曜日の時計は-0.9→±0秒位へ変動。土曜夜から日曜日にかけて雨が降る予報なので、雨量次第で-0.6~+3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。

枠は内~フラットと想定。雨量が多く馬場がグチャグチャになった場合は、内回りの2200mはロスが少ない内枠有利になる可能性があり、それ以外はバイアスは出にくいだろう。雨量がそれ以外の場合は、馬場が軟らかい状態になりそうなのでバイアスは出にくいだろう。

直線の伸びはフラット~やや外と想定。雨量に関わらず、内ラチ沿いに傷みが出てくると比較的状態が良い外が伸びる可能性がある。

前後は前~差しと想定。雨量が多く馬場がグチャグチャになった場合は、内回りの2200mはスタミナが要求されそうなので前有利になる可能性があり、それ以外はバイアス云々よりも馬場適正が重要になりそうだ。雨量がそれ以外の場合は、直線に傷みが出ていないうちはバイアスは出にくく、傷みが出てくると差し有利になる可能性がある。

 

・ダート

月~火曜日に11.5㎜、木曜日に0.5㎜、土曜日に数ミリの雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。土曜夜以降の天気は曇り時々雨予報で、発雷確率が高いので急に雨量が多くなる可能性がある。土曜夜から日曜日にかけての想定雨量は0~60㎜、日曜日の想定馬場状態は良~不良。

土曜日の時計は-0.7~+0.4秒位。土曜夜から日曜日にかけて雨が降る予報なので、雨量次第で-3.0~±0秒位と想定している。ここまでの開催と同じく、1200mは時計が速め、1800mは遅めになる可能性がある。

枠はフラット~外と想定。前開催の傾向だと、道悪になると外枠有利になりやすい傾向となっている。

直線の伸びはフラットと想定。前開催からだが、道悪でもバイアスは出にくい傾向となっている。

前後は展開次第~差しと想定。前開催の傾向だと、道悪になり速い上がりが出るようになると差し有利になりやすい傾向となっている。

 

 

 

 

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