今週から福島と中京競馬場を加えての3場開催となる。3場とも金～土曜日にかけて雨が降る予報となっているので、雨で時計やバイアスが変化する可能性がある。
福島競馬場は水～金曜日の昼までに54.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は稍重、ダートは重。福島市は金曜午後から土曜日にかけて雨が降る予報なので、雨量次第で時計やバイアスの出方が変わってきそうだ。
中京競馬場は月曜日に1㎜と水～金曜日の昼までに51㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は重、ダートは不良。豊明市も金曜午後から土曜日にかけて雨予報で、しかもゲリラ雷雨の可能性もあるので注意したい。
函館競馬場は火～木曜日に12㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は良、ダートは稍重。函館市は金曜午後に雨が降る可能性があるので、雨量次第で時計やバイアスの出方が変化する可能性がある。
では、2023年7月1日、土曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
福島競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
水～金曜日の昼までに54.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。今後の天気は、金曜午後から土曜日にかけてずっと曇り時々雨予報。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は1～25㎜、土曜日の想定馬場状態は良～不良。
今週が開幕週。使用コースは前2週がAコース、後2週がBコース。馬場は野芝に洋芝をオーバーシード。3～4コーナーの内側を中心に約2,500㎡の芝を張り替え(去年は約2,300㎡)。エアレーション作業を実施。JRAの画像を見る限りでは馬場は例年と同程度かそれ以上に良好な状態。ただ、金曜午後から土曜日にかけて雨予報なので、雨量次第で馬場はかなりタフになる可能性がある。
例年の開幕週の時計は良馬場だと－1.6秒位になることが多い。今年は金曜午後から土曜日にかけて雨予報なので、雨量次第で－1.2～＋2.5秒位と想定している。
枠は内～フラットと想定。雨量が少ない場合は、週間の雨が残り馬場が軟らかいと思われるのでバイアスは出ないか、例年の開幕週の傾向通り内枠有利になる可能性がある。雨量が多い場合は、雨量次第だが馬場が軟らかくなりそうなのでバイアスは出にくいだろう。
直線の伸びはやや内～フラットと想定。雨量が少ない場合は、週間の雨が残り馬場が軟らかいと思われるのでバイアスは出ないか、例年の開幕週の傾向通り内伸びになる可能性がある。雨量が多い場合も、馬場が軟らかくなりそうなのでバイアスは出ないか、雨が途中で止んで馬場が内から乾燥すると内伸びになる可能性がある。
前後は前～展開次第と想定。雨量が少ない場合は、例年の開幕週の傾向通り前有利になる可能性がある。雨量が多い場合も、馬場がタフになり上がりが遅くなりそうなので前有利になる可能性がある。
・ダート
水～金曜日の昼までに54.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は重。今後の天気は、金曜午後から土曜日にかけてずっと曇り時々雨予報。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は1～25㎜、土曜日の想定馬場状態は稍重～不良。
例年の開幕週の時計は良馬場だと－0.6～＋0.5秒位になることが多い。今年は金曜午後から土曜日にかけて雨予報なので、雨量次第で－3.0～±0秒位と想定している。
枠は内～フラットと想定。近年の福島ダートの道悪の傾向からすると内枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはやや内～フラットと想定。近年の福島ダートの道悪の傾向からすると内伸びになる可能性がある。
前後は前～展開次第と想定。近年の福島ダートの道悪の傾向からすると前有利になる可能性がある。
中京競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月曜日に1㎜と水～金曜日の昼までに51㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は重。今後の天気は金曜午後から土曜日にかけて雨時々曇り予報で、しかも発雷確率が高めなのでゲリラ雷雨もあり得る。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は10～70㎜、土曜日の想定馬場状態は稍重～不良。
今週が開幕週。使用コースは前2週がAコース、後2週がBコース。馬場は野芝に洋芝をオーバーシード。2コーナーを中心に約800㎡の芝を張り替え。エアレーション作業を実施。JRAの画像を見る限りでは前開催のダメージが多少はありそうだが、例年通り良好な状態に感じる。今年は金曜午後から土曜日にかけて雨時々曇り予報で、しかもゲリラ雷雨の可能性もあるので馬場が一気に悪化することもあり得る。
例年の開幕週の時計は良馬場だと－2.5～－1.5秒位になることが多い。今年は金曜午後から土曜日にかけて雨が降る予報でゲリラ雷雨の可能性もあるので、雨量次第で－1.5～＋3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。
枠は内～外と想定。雨量が少ない場合は、馬場が軟らかく内がごちゃつきやすくなるかもしれないので、そうなるとスムーズに走れる外枠有利になる可能性がある。雨量が多く馬場がグチャグチャになった場合は、馬場がタフになり内も外も変わらなくなりそうなので、ロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはやや内～フラットと想定。開幕週で馬場が良好な状態なので基本的にはバイアスは出にくいだろうが、途中で雨が止んで馬場が内から乾燥した場合は内伸びになる可能性がある。
前後は前～差しと想定。雨量が少ない場合は、馬場が良好で柔らかくて速い上がりが出るようだと差し有利になる可能性がある。雨量が多く馬場がグチャグチャになった場合は、馬場がタフになり上がりに差が出にくくなりそうなので前有利になる可能性がある。
・ダート
月曜日に1㎜と水～金曜日の昼までに51㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は不良。今後の天気は金曜午後から土曜日にかけて雨時々曇り予報で、しかも発雷確率が高めなのでゲリラ雷雨もあり得る。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は10～70㎜、土曜日の想定馬場状態は重～不良。
例年の開幕週の時計は良馬場だと－1.3～－0.5秒位になることが多い。今年は金曜午後から土曜日にかけて雨が降る予報でゲリラ雷雨の可能性もあるので、雨量次第で－4.0～－0.8秒位と想定している。もし雨量が多く馬場が田んぼのような状態になると、走りにくくなるので－2.0～－0.8秒位になることもあり得る。
枠は内～フラットと想定。近年の中京ダートの道悪の傾向からすると内枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはやや内～フラットと想定。近年の中京ダートの道悪の傾向からすると内伸びになる可能性がある。
前後は前～展開次第と想定。近年の中京ダートの道悪の傾向からすると前有利になる可能性がある。
函館競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
火～木曜日に12㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後は雨時々曇り、土曜日は曇り時々晴れ予報。金曜午後の想定雨量は10～45㎜、土曜日の想定馬場状態は稍重～重。
開催4週目。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いがデコボコし、3～4コーナーの内ラチ沿いには傷みが出始めた。今週は金曜午後に雨が降る予報なので、土曜日は馬場がタフな状態になりそうだ。
先週の時計は±0秒位。今週は金曜午後に雨が降る予報なので雨量次第で－0.4～＋2.5秒位と想定している。
枠は内～フラットと想定。雨量がかなり多い場合は、馬場がタフになり内も外も変わらなくなりそうなのでロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。それ以外の場合は、馬場が軟らかくなるのでバイアスは出にくいだろう。
直線の伸びはフラット～やや外と想定。内ラチ沿いにダメージが出てきているので、雨量に関わらずどこかのタイミングで外伸びになる可能性がある。
前後は前～展開次第と想定。雨の影響で馬場がタフになり上がりに差が出にくくなりそうなので、前有利になる可能性がある。
・ダート
火～木曜日に12㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。今後の天気は、金曜午後は雨時々曇り、土曜日は曇り時々晴れ予報。金曜午後の想定雨量は10～45㎜、土曜日の想定馬場状態は稍重～不良。
先週の時計は－3.2～－1.7秒位。今週は金曜午後に雨が降る予報なので雨量次第で－3.5～－1.0秒位と想定している。
枠は内～フラットと想定。今開催は道悪になるとバイアスは出ないか、内枠有利になることがある。
直線の伸びはやや内～フラットと想定。今開催は道悪になるとバイアスは出ないか、内伸びになることがある。
前後は前～展開次第と想定。今開催は道悪になるとバイアスは出ないか、前有利になることがある。
