3月29日に降雪の影響で中止になった中山競馬場の振り替え開催が、3月31日に行われる。重賞はマーチステークスが行われるため、バイアスを確認しておきたい。
中山競馬場は土~日曜日(28~29日)に56.5mmの雨が降ったため、月曜昼時点の馬場状態は芝はやや重、ダートは重。ここ最近のダートコースは砂が薄くなっているように感じるため、火曜日は少し時計が速いかもしれない。
では、2020年3月31日、火曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
中山競馬場
芝
月曜昼の馬場状態:やや重 含水率:ゴール前12.1% 4コーナー13.5%(測定時刻9:00)
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
ダート
月曜昼の馬場状態:重 含水率:ゴール前12.6% 4コーナー12.9%(測定時刻9:00)
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
【備考】
- 開催前作業 芝コースにエアレーション作業
- 週間雨量 月~火曜日(23~24日)に2.5mm、土~日曜日(28~29日)に56.5mm
- 火曜日の天気 曇りで気温は平年並みか低め
- 芝コースの週間作業 火曜日(24日)に芝刈り、火・木曜日(24日、26日)に散水
- ダートコースの週間作業 火~金曜日に砂厚の調整
【解説】
・芝
土~日曜日(28~29日)に56.5mmの雨が降り、月曜昼時点の馬場状態はやや重。火曜日の天気は曇り予報だが雨は降らないらしいため、良馬場に回復するかもしれない。
内ラチ沿いを中心に傷みが出ている。28日のレースでは騎手が内ラチ沿いを避けるケースも見られたため、馬場はかなりタフな状態だろう。火曜日はもしかしたら良馬場に回復するかもしれないが、含水率が12~13%台なので柔らかい状態になりそうだ。
28日の時計は-0.5秒位。火曜日はやや重か水分を含んだ良馬場になりそうなので、±0~+0.7秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。内ラチ沿いが傷んでいるため、比較的状態が良い外を走れる外枠有利になりそうだ。ただ、騎手のほとんどが内を避けるようだとバイアスは出ないだろう。
直線の伸びはフラット~やや外と想定。28日の日経賞では馬場の真ん中より外に出すケースも見られた。火曜日も外の方が伸びそうだ。
前後は展開次第~差しと想定。馬場がタフで柔らかいと想定されるため、前が止まり差しが決まりやすいかもしれない。
・ダート
土~日曜日(28~29日)に56.5mmの雨が降り、月曜昼時点の馬場状態は重。火曜日の天気は曇り予報だが雨は降らないらしいため、やや重に回復するかもしれない。
28日の時計は、1200mは-0.7秒位、1800mは±0秒位。火曜日の馬場状態は重かやや重になりそうなので、±0~-1.0秒位になりそうだ。
枠は内~フラットと想定。今開催4週目の強風で砂が流れたからか馬場が薄くなったようで、それ以降はバイアスが出にくい傾向となっている。ただ、1200mは若干内枠有利っぽい傾向もあるため注意したい。
直線の伸びはフラットと想定。今開催4週目の強風で砂が流れたからか馬場が薄くなったようで、それ以降はバイアスが出にくい傾向となっている。
前後は前~展開次第と想定。今開催は馬場が湿ると前有利になりやすい傾向となっている。