トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2022,9,24~25 トラックバイアス結果 (中山競馬場、中京競馬場)

 

先週は秋のGⅠへ向けた重要な重賞が2つ行われ、オールカマー(GⅡ)は5番人気のジェラルディーナが、神戸新聞杯(GⅡ)は5番人気のジャスティンパレスがそれぞれ優勝した。

中山競馬場は火曜日に18.5㎜と金~土曜日に114.5㎜の雨が降り、馬場状態は芝は不良→良、ダートは不良→稍重。芝コースは雨が降ったこともあり、2日間とも内枠有利、内伸びのバイアスが出たレースがあった。

中京競馬場は火曜日に16.5㎜と木~金曜日に94㎜の雨が降り、馬場状態は芝は稍重→s量、ダートは不良→良。芝コースは馬場が良好だったこともあり、2日間とも内枠有利、内伸びのバイアスは出ていた。

では、2022年9月24~25日のトラックバイアスの結果を紹介する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

中山競馬場

9/24 予想


9/24 結果



9/25 予想


9/25 結果

 

ダート

9/24 予想


9/24 結果



9/25 予想


9/25 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

火曜日に18.5㎜と金~土曜日に114.5㎜の雨が降り、土曜日の馬場状態は6Rまで不良、9R以降は重に回復。日曜日は晴れたため3Rまで稍重、5R以降は良に回復。

先週からB→Cコース替わり。これにより傷んだ箇所はカバーされ馬場は良好な状態になった。しかし、2日間とも道悪の中でレースが行われたため、コース全体の内ラチ沿いがデコボコしてきた。2日間とも馬場は柔らかめ。

時計は2日間とも-1.2秒位。土曜日は不良馬場となったが、今開催は野芝のみということもあり水はけが良く、意外と速い時計が出ていた。日曜日は思ったよりも直線の水はけが遅れたこともあり、馬場状態にしては時計も上がりも遅めだった。

枠は2日間とも内~フラット。土曜日は、4Rまではコース替わりの影響か内枠有利、5R以降は気持ち外枠の好走が目立っていたが、基本的にはバイアスは出なかった。日曜日は、内回りは気持ち内枠有利、外回りは馬場が内から乾燥したこともあり内枠有利だった。

直線の伸びは2日間ともやや内~フラット。土曜日は、2Rは馬場の水分量が多かったためかバイアスは出ず、4~6Rは馬場が内から乾燥したためか内から2分所位までが伸びていて、9R以降は内がデコボコしてきたためかバイアスは出なかった。日曜日は馬場が内から乾燥したこともあり、内が伸びたというよりは内からおおむね2.5分所より外が伸びなかった。

前後は2日間とも展開次第。2日間ともバイアスは出なかった。

 

・ダート

火曜日に18.5㎜と金~土曜日に114.5㎜の雨が降り、土曜日の馬場状態は不良。日曜日は晴れてため6Rまでは重、8R以降は稍重に回復。土曜日は終日不良馬場だったが水が浮くほどではなかった。

時計は、土曜日は-3.8~-2.8秒位、日曜日は-2.0~-0.8秒位。土曜日は1200mが-2.8秒位、1800mが-3.8秒位。日曜日は、1Rが-1.8秒位、4,6Rが-2.0秒位、8Rが-1.1秒位、9Rが-0.8秒位、12Rが-1.6秒位。土曜日の1200mは芝スタートで芝の状態が悪くスピードに乗り切れなかったためか、1200mの方が時計が遅かったと思われる。

枠は2日間ともフラット~外。2日間とも内がダメな訳ではないが、砂の厚さの関係か外枠有利だった。

直線の伸びは2日間ともやや内~フラット。土曜日は12Rは水分が引いたためかバイアスは出ず、それ以外は砂の厚さの関係か内が伸びていた。日曜日は外が伸びないこともないが、どちらかというと内の方が伸びていた。

前後は2日間とも前~展開次第。土曜日は12Rは水分が引いたためかバイアスは出ず、それ以外は前有利で勝ち馬はすべて逃げ馬だった。日曜日は1200mが前有利、1800mはバイアスは出なかった。おそらく1200mは時計が速かったため前有利になったのだと思われる。

 

【今週末へ向けて】

・芝

今週の天気は、木~金曜日が雨、それ以外は晴れ予報となっている。木~金曜日の雨量が微妙なので、今週末は良馬場も道悪も両方想定しておきたい。

良馬場の場合のバイアスは、週間に雨が降り馬場が軟らかいと外枠有利、差し有利になる可能性がある。パンパンの良馬場だとバイアスは出にくいだろう。時計は、週間の雨量次第だが-2.0~-1.6秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、雨量が少ないと馬場がほどよく軟らかいので外枠有利になる可能性がある。雨量が多く馬場がグチャグチャになるとロスが少ない内枠有利、前有利になる可能性がある。途中で雨が止むと内伸びになることもあり得る。

 

・ダート

今週の天気は、木~金曜日が雨、それ以外は晴れ予報となっている。木~金曜日の雨量が微妙なので、今週末は良馬場も道悪も両方想定しておきたい。

今週末のバイアスは、良馬場でも道悪でも外枠有利になりやすい傾向だろう。道悪だと前有利になる可能性がある。時計は、良馬場だと含水率次第で-1.3~-0.8秒位と想定している。道悪だと先週と同じくレコードタイムが出るほどの高速馬場になることもあり得る。

 

 

 

 

 

中京競馬場

9/24 予想


9/24 結果



9/25 予想


9/25 結果

 

ダート

9/24 予想


9/24 結果



9/25 予想


9/25 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

火曜日に16.5㎜と木~金曜日に94㎜の雨が降り、土曜日の馬場状態は3Rのみ稍重、5R以降は良に回復。日曜日も良のまま。

先週はA→Bコース替わり。これにより傷んだ箇所はおおむねカバーされた。しかし先週のレースで土曜日時点で3~4コーナーの内ラチ沿いがデコボコし始め、日曜日時点ではコース全体の内ラチ沿いが少しデコボコしてきた。土曜日は馬場が少し軟らかめ、日曜日は硬さが標準位だった。

時計は、土曜日は-1.8秒位、日曜日は-2.1秒位。金曜日に大量の雨が降ったが、今開催は野芝のみで暗渠排水の影響もあり、馬場がそこまで悪化せず2日間とも速い時計が出ていた。

枠は2日間とも内~フラット。土曜日は11Rのみ馬場が内から乾燥したためか内枠有利、他は馬場が軟らかいためかバイアスは出なかった。日曜日は馬場の水分が抜けて硬さが標準位になったこと、内が踏み固められたこと、直線は外が伸びなったこともあり内枠有利だった。

直線の伸びは2日間ともやや内~フラット。土曜日は9Rまでは馬場が内から乾燥したためか、外が伸びないこともないが内伸び、10R以降は馬場の水分がだいぶ抜けたためかバイアスは出なかった。日曜日は内が伸びたというよりは外が伸びなかった。おそらく内が踏み固められてきたためだと思われる。

前後は、土曜日は展開次第、日曜日は展開次第~差し。土曜日はスローペースのレースが多く勝ち馬は先行からが多かったが、基本的にはバイアスは出なかった。日曜日は先行馬がダメな訳ではないが、速い上がりが出ていたこともあり一定以上の決め手が要求されていた。

 

・ダート

火曜日に16.5㎜と木~金曜日に94㎜の雨が降り、土曜日の馬場状態は4Rまで不良、6,8Rは重、12Rは稍重に回復。日曜日は7Rまで稍重、10R以降は良に回復。

時計は、土曜日は-2.6→-1.4秒位へ変動、日曜日は-0.3秒位。土曜日は4Rまで-2.6秒位、6,8Rは-1.7秒位、12Rは-1.4秒位へ変動した。日曜日は馬場の水分がかなり抜けたことと、金曜日の大雨で砂の厚さが変わったためか時計は遅くなった。

枠は2日間ともフラット~外。金曜日の大雨で砂の厚さが変わったためか2日間とも外枠有利で、特に日曜日の方が強く出ていた。

直線の伸びは2日間ともフラット。土曜日は気持ち内の方が伸びたレースもあったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

前後は、土曜日は展開次第、日曜日は展開次第~差し。土曜日は4角で後ろ過ぎると厳しいが、基本的にはバイアスは出なかった。日曜日は1400m以下が展開次第~差し、1800mはバイアスは出なかった。

 

【今週末へ向けて】

・芝

今週の天気は木~金曜日が雨、他は晴れ予報となっている。木~金曜日の雨量が微妙なので、今週末は良馬場も道悪も両方想定しておきたい。

良馬場の場合のバイアスは、週間に雨が降らないと馬場が少し硬めになりそうなので、内枠有利、差し有利になる可能性がある。週間や当日に雨が降り馬場が軟らかいと外枠有利になる可能性がある。時計は、週間や当日の雨量次第で-2.3~-1.6秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、雨量が少ないと馬場が軟らかめになりそうなので外枠有利、差し有利になる可能性がある。雨量が多く馬場がグチャグチャになると内枠有利、前有利になる可能性がある。途中で雨が止むと馬場が内から乾燥して内伸びになりそうだ。

 

・ダート

今週の天気は木~金曜日が雨、他は晴れ予報となっている。木~金曜日の雨量が微妙なので、今週末は良馬場も道悪も両方想定しておきたい。

今週末のバイアスは、先週金曜日の大雨で砂の厚さが変わったかもしれないので、雨量や馬場状態に関わらず外枠有利、差し有利になる可能性がある。時計は、良馬場だと含水率次第で-0.8~±0秒位と想定している。

 

 

 

 

にほんブログ村 競馬ブログ 馬場適性理論へ
にほんブログ村

 


競馬・血統理論ランキング