トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2023,5,6 土曜日 トラックバイアス予想 (東京競馬場、京都競馬場、新潟競馬場)

 

今週は3場とも週間にほとんど雨が降らず、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良となっている。ただ、3場とも金曜午後から土曜日にかけて雨か降水確率が高めの予報なので、雨による時計やバイアスの変化に注意したい。

東京競馬場は週間に雨が降らず、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースはまだ馬場が良好なので、速い上がりが出るようだと差し有利のバイアスが出る可能性がある。

京都競馬場は月曜日に1.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは馬場改修工事で水はけがかなり良化しているので、雨による馬場状態の変化に注意したい。

新潟競馬場は週間に雨が降らず、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。新潟市は雨量がかなり多いと予想されているので、時計やバイアスの出方に注意したい。

では、2023年5月6日、土曜日のトラックバイアスを予想する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

東京競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は曇り予報だが、午後の遅い時間は降水確率が高めとなっているので雨が降る可能性がある。土曜日の想定雨量は0~3㎜、想定馬場状態は良。

開催3週目。3~4コーナーの内ラチ沿いがデコボコしてきたが、その他の箇所はかなり良好な状態。今週は雨が降らなかったので馬場の硬さは標準位だと思われる。

先週の時計は-2.2~-2.0秒位。土曜日は雨が降る可能性があるので、雨が降るまでは-2.2~-1.8秒位、雨が降ってからは雨量次第で-2.0~-0.8秒位と想定している。

枠と直線の伸びはフラットと想定。午後の遅い時間は雨が降る可能性があり馬場が軟らかくなるかもしれないが、午後は少頭数のレースが多いことから雨の有無に関わらずバイアスは出にくいだろう。

前後は展開次第~差しと想定。先週はバイアスが出なかったが、速い上がりが出ていることから雨の有無に関わらず差し有利になる可能性がある。

 

・ダート

週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は2~3%台なのでパサパサに乾燥している。

土曜日の天気は曇り予報だが、午後の遅い時間は降水確率が高めとなっているので雨が降る可能性がある。土曜日の想定雨量は0~3㎜、想定馬場状態は良~稍重。

先週の時計は-0.5秒位。土曜日は雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-0.7~-0.3秒位、雨が降ってからは雨量次第で-1.2~-0.3秒位と想定している。

枠と直線の伸びはフラットと想定。土曜日は向こう正面から正面直線へ向けて強い風が吹く予報なので、雨の有無に関わらずバイアスは出にくいだろう。

前後は展開次第~差しと想定。雨が降るまでは先週と同じくバイアスは出にくいだろう。雨が降ってからは、近年の東京ダートの傾向だと雨量次第で差し有利になる可能性がある。

 

 

 

 

 

京都競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月曜日に1.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後は曇りだが降水確率が高め、土曜日は曇りのち雨予報。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は0~20㎜、想定馬場状態は良~稍重。

開催3週目。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いが少しデコボコし、外回り3~4コーナーの内ラチ沿いがデコボコしてきたが、まだ全体的には良好な状態。今週はほぼ雨が降らなかったが、馬場の硬さはまだ少し軟らかめだと思われる。

先週は土曜夜から日曜朝にかけて55㎜以上の雨が降ったが、日曜日の馬場状態は稍重だった。これは馬場改修の影響と思われ、馬場担当の職員が暗渠排水管を流れる水が音を立てて流れていたとコメントしたように、相当に水はけが良化した。今週土曜日は開催中に雨が降る予報なので、これがどの程度馬場に影響するか注意したい。

先週の時計は-2.0~-1.0秒位。金曜午後から土曜日にかけて雨が降る予報なので、雨が降らない場合は-2.0~-1.7秒位、雨が降った場合は雨量次第で-1.8~±0秒位と想定している。レース中に雨が降る予報なので、それが時計にどの程度影響するのが注意したい。

枠はフラット~外と想定。雨が降らない場合は、多頭数のレースでは多少外枠の好走が多いかもしれないが、基本的にはバイアスは出にくいだろう。雨が降った場合は、雨量次第だが馬場が軟らかくなり内がごちゃつきやすくなるため、スムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。レースによっては多少内が伸びることもあるかもしれないが、雨の有無に関わらず基本的にはバイアスは出にくいだろう。

前後は展開次第~差しと想定。雨が降らない場合は、速い上がりが出そうなので特に外回りは差し有利になる可能性がある。雨が降った場合は、雨量次第だが馬場がタフになり上がりに差が出にくくなりそうなのでバイアスは出にくいだろう。

 

・ダート

月曜日に1.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は5%台なので若干水分が残っている。

今後の天気は、金曜午後は曇りだが降水確率が高め、土曜日は曇りのち雨予報。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は0~20㎜、想定馬場状態は良~不良。

先週の時計は-0.4~+0.7秒位。金曜午後から土曜日にかけて雨が降る予報なので、雨が降るまでは±0~+0.7秒位、雨が降ってからは雨量次第で-1.5~+1.0秒位と想定している。

先週は土曜夜から日曜朝にかけて55㎜以上の雨が降り日曜日の馬場状態は不良→重だったが、日曜日の時計は-0.4→+0.7秒位と時計が速くならなかった。これはいろいろと理由が考えられるが、砂を洗浄して粒の大きさが揃い砂同士の摩擦が多くなったことが大きな理由の一つだと思われる。今週土曜日はレース中に雨が降る予報なので、先週とはまた時計の出方が変わる可能性があるので注意したい。

枠はフラット~外と想定。雨が降らない場合は、土曜日は向こう正面が強めの向かい風の予報なので、キックバックが多くなり外枠有利になる可能性がある。雨が降った場合も、先週日曜日は道悪で外枠有利になったので、今週土曜日も外枠有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。今開催は馬場状態に関わらずバイアスは出にくい傾向となっている。

前後は展開次第と想定。今開催は馬場状態に関わらずバイアスは出にくい傾向となっている。

 

 

 

 

 

新潟競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。土曜日の天気は雨時々曇り予報。想定雨量は3~80㎜、想定馬場状態は良~不良。

開催2週目。先週のレースのダメージが残り、コース全体の内ラチ沿いがデコボコしてきた。まだ野芝が生育途上ということもあり、雨が降ると馬場はタフになりやすいだろう。

先週の時計は-0.4~+1.7秒位。土曜日は雨予報なので雨量次第で±0~+3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。

枠は内~外と想定。雨量が少ない場合は、馬場がほどよく軟らかくなりそうなのでバイアスは出ないか、馬場の傷みの進行具合によっては外枠有利になる可能性がある。雨量が多い場合は、馬場がグチャグチャになり内も外も変わらなくなりそうなので、ロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラット~やや外と想定。まだ内ラチ沿いに傷みが出ていないので基本的にはバイアスは出にくいと思われるが、内ラチ沿いに傷みが出てくると段々と外が伸びてくる可能性がある。

前後は前~差しと想定。先週の傾向だと、外回りは馬場状態に関わらず前有利になる可能性がある。内回りはまだ良馬場のままだと差し有利、道悪になると上がりに差が出にくくなるのでバイアスは出にくくなる可能性がある。

 

・ダート

週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。土曜日の天気は雨時々曇り予報。想定雨量は3~80㎜、想定馬場状態は良~不良。

先週の時計は-1.6~+0.7秒位。土曜日は雨予報なので雨量次第で-2.8~±0秒位と想定している。もし雨量が多く馬場に水が浮いて田んぼのような状態になると、走りにくくなるため-1.5~±0秒位になることもあり得る。

枠と直線の伸びはフラットと想定。先週は外枠過ぎると厳しかったが、良馬場でも道悪でもバイアスが出なかったので、今週も馬場状態に関わらずバイアスは出にくいだろう。

前後は展開次第と想定。先週は良馬場でも道悪でもバイアスが出なかったので、今週も馬場状態に関わらずバイアスは出にくいだろう。

 

 

 

 

にほんブログ村 競馬ブログ 馬場適性理論へ
にほんブログ村

 


競馬・血統理論ランキング