今週は週間に3場とも雨が降っており、金曜昼時点で小倉が道悪となっている。さらに、金曜午後以降も小倉と札幌は雨が降る予報となっているため、雨量次第で時計やバイアスが変化する可能性がある。
新潟競馬場は月曜日に19.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。新潟市は月曜日に雨が降ったが、馬場状態は芝ダートともに良となっており雨の影響はあまり無さそうだ。
小倉競馬場は木~金曜日の昼までに15㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに稍重。北九州市は金曜午後にも雨が降る予報なので、雨量次第で時計やバイアスの出方が変わってくる可能性がある。
札幌競馬場は金曜日の昼までに2.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。札幌市は金曜午後以降にも雨が降る予報なので、雨量次第で時計やバイアスの出方がガラッと変わってきそうだ。
では、2023年9月2日、土曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
新潟競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月曜日に19.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ時々曇り予報。
開催6週目。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いがデコボコしている。ただ、野芝の状態はそこまで悪くない。今週は月曜日に19.5㎜の雨が降りクッション値も金曜昼時点で9.3となっていることから、馬場の硬さは標準位だと思われる。
先週の時計は-1.2秒位。土曜日は雨が降らない予報なので-1.2~-1.0秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。内ラチ沿いにダメージが出てきたので、先週と同じく外枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラット~やや外と想定。内ラチ沿いにダメージが出てきたので、先週と同じく外伸びになる可能性がある。
前後は展開次第~差しと想定。ある程度逃げ先行馬も残るだろうが、内ラチ沿いにダメージが出てきたことと、まだ速い上がりが出ていることもあり差し有利になる可能性がある。
・ダート
月曜日に19.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は3%台なのでパサパサに乾燥している。
土曜日の天気は晴れ時々曇り予報。馬場の乾燥がさらに進みそうだ。
先週の時計は±0秒位。土曜日は雨が降らない予報で砂も段々と深くなってきている印象なので、±0~+0.5秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。砂が段々と深くなってきたためか、2週前位から良馬場だと外枠有利になること増えてきた。
直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。
前後は展開次第~差しと想定。砂が段々と深くなってきたためか、2週前位から良馬場だと差し有利になること増えてきた。
小倉競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
木~金曜日の昼までに15㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。今後の天気は、金曜午後は曇り時々雨、土曜日は曇り時々晴れだが午前中は降水確率が高めの予報となっている。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は1~15㎜、土曜日の想定馬場状態は良~重。
開催4週目。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いがデコボコし、3~4コーナーの内ラチ沿いには傷みが出始めた。今週は週間に雨が降ったため、金曜午後以降の雨量が少なくても馬場は柔らかめだろう。
先週の時計は-0.8~+0.6秒位。金曜午後以降にも雨が降りそうなので、雨量次第で-0.8~+2.0秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。内ラチ沿いにダメージが出てきているので、先週と同じく外枠有利になる可能性がある。ただ、多くの馬が4コーナーの内ラチ沿いを避けるようになるとバイアスは出にくくなるかもしれない。
直線の伸びはフラット~外と想定。内ラチ沿いにダメージが出てきているので、先週と同じく外伸びになる可能性があり、傷みの進行具合によっては真ん中より外が伸びることもあり得る。
前後は前~差しと想定。内ラチ沿いにダメージが出てきているので差し有利になる可能性がある。ただ、多くの馬が4コーナーの内ラチ沿いを避けるようだと進路を選びやすい逃げ先行馬が有利になることもあり得る。
・ダート
木~金曜日の昼までに15㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。今後の天気は、金曜午後は曇り時々雨、土曜日は曇り時々晴れだが午前中は降水確率が高めの予報となっている。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は1~15㎜、土曜日の想定馬場状態は良~不良。
先週の時計は-1.6~-0.7秒位。金曜午後に雨が降る可能性があるので、雨の有無次第で土曜日は-2.5~-0.5秒位と想定している。
枠と直線の伸びはフラットと想定。今開催は馬場状態が良~稍重だとバイアスは出にくい傾向となっている。重以上でも近年の小倉ダートの道悪の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。
前後は前~展開次第と想定。先週日曜日は良馬場でも含水率が高めで少し前有利になったので、今週土曜日も含水率が高めの良馬場だと前有利になる可能性がある。道悪でも、近年の小倉ダートの道悪の傾向からすると前有利になる可能性がある。
札幌競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
金曜日の昼までに2.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後は雨時々曇り、土曜日の明け方までは曇りだが降水確率が高い、土曜朝以降は晴れ時々曇り予報。金曜午後から土曜明け方までの想定雨量は5~50㎜、土曜日の想定馬場状態は良~不良。
開催7週目、A→Cコース替わり3週目。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチから広範囲に傷みが目立つ。今週は金曜日に雨が降っているので、土曜日は馬場はタフな状態だろう。
先週の時計は-1.2~+2.3秒位。金曜午後から土曜明け方に雨が降りそうなので、土曜日はその雨量次第で-0.5~+3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。
枠は内~外と想定。芝の傷み具合や雨の有無、馬場の乾き具合でバイアスの出方がガラッと変わりそうだ。内枠有利になる場合は、雨の有無に関わらず馬場の広範囲に傷みが出て内も外の変わらなくなり、ロスが少ない方が良い状態になった時。または多くの馬が4コーナーの内側を大きく避ける時。バイアスが出にくい場合は、雨が降って馬場が軟らかくなり、かつ、外の傷みがまだ少ない時。それと多くの馬が4コーナーの内ラチ沿いを避けるとき。外枠有利になる場合は、雨の有無に関わらず内ラチ沿いの傷みがかなり進行した時。
直線の伸びはフラット~外と想定。雨の有無に関わらず内ラチから広範囲に傷みが出ているので外が伸びる可能性があり、傷みの進行具合によっては真ん中より外が伸びることもあり得る。
前後は前~差しと想定。前有利になる場合は、雨の有無に関わらずほとんどの馬が4コーナーの内側を大きく避けて、逃げ先行馬が進路を選びやすくなった時。差し有利になる場合は、雨の有無に関わらず多くの馬が4コーナーの内側をあまり避けない時。
・ダート
金曜日の昼までに2.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後は雨時々曇り、土曜日の明け方までは曇りだが降水確率が高い、土曜朝以降は晴れ時々曇り予報。金曜午後から土曜明け方までの想定雨量は5~50㎜、土曜日の想定馬場状態は良~不良。
先週の時計は-1.4~-0.3秒位。金曜午後から土曜明け方に雨が降りそうなので、土曜日はその雨量次第で-3.0~+0.3秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。良馬場の場合は、今開催の傾向からすると段々と出にくくなってきているが外枠有利になる可能性がある。道悪の場合は、今開催の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。
直線の伸びはフラットと想定。今開催は馬場状態に関わらずバイアスは出にくい傾向となっている。
前後は展開次第~差しと想定。良馬場の場合は、今開催の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。道悪の場合は、今開催の傾向からすると差し有利になる可能性がある。