トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2023,10,29 日曜日 トラックバイアス予想 (東京競馬場、京都競馬場、新潟競馬場)

 

日曜日に天皇賞秋が行われる。舞台の東京芝は土曜夜から日曜日にかけて大気の状態が不安定で急な雷雨の可能性があるので、雨の有無による時計やバイアスの変化に注意したい。

東京競馬場は週間に雨が降らず、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。府中市は上記の通り土曜夜から日曜日にかけて雨が降る可能性があるので、時計やバイアスの変化に注意したい。

京都競馬場は金曜日に1.5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。京都市は日曜午前の降水確率が高めで雨が降る可能性があるので、時計やバイアスの変化に注意したい。

新潟競馬場は月曜日に0.5㎜、金曜日に0.5㎜、土曜日に十数ミリの雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は芝は不良、ダートは重。新潟市は土曜夜から日曜日にかけて雨予報で、しかも急な雷雨もあり得るので注意したい。

では、2023年10月29日、日曜日のトラックバイアスを予想する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

東京競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

週間に雨が降らず土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。今後の天気は、土曜日の17時前後に通り雨があったようだが土曜夜は晴れ時々曇り、日曜日はレース前の未明から朝の午前中にかけて晴れ時々曇りだが発雷確率が高め、昼前から午後にかけては晴れ時々曇り予報で降水確率は低めだが大気の状態が不安定の予報となっているため、終日急な雷雨の可能性があり、特に午前中の早い時間帯はその確率が高い。土~日曜日の想定雨量は0~50㎜、日曜日の想定馬場状態は良~不良。

開催4週目、今週からA→Bコース替わり。これにより傷んだ箇所はカバーされ良好な状態。しかし土曜日のレースの影響もあり後半は向こう正面がから3~4コーナーの内ラチ沿いに若干のダメージが出始めた。馬場の硬さは標準位。

土曜日の時計は-2.6秒位だと思われるが、スローペースのレースが多かったので後で修正するかもしれない。土曜夜から日曜日にかけて雨が降る可能性があるので、ほぼ雨が降らない場合は-2.6~-2.3秒位、雨が降った場合は雨量次第で-2.5~+3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。

枠は内~外と想定。雨量がおおむね3㎜以下の場合は、馬場がほどよく軟らかくなりそうなのでスムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。日曜日に短時間に大量の雨が降り馬場がグチャグチャになった場合は、まだ馬場に傷みが出ていないのでバイアスは出にくいか、ロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。日曜日に雨が降ったが途中で止み、かつ、その後晴れて太陽が出た場合は、傷みの進行具合にもよるが馬場が内から乾燥して内枠有利になる可能性がある。

直線の伸びはやや内~やや外と想定。日曜日に雨が降ったが途中で止み、かつ、その後晴れて太陽が出た場合は、馬場が内から乾燥して内伸びになる可能性がある。日曜日に短時間に大量の雨が降り馬場がグチャグチャになった場合は、泥のキックバックなどを避けるために進路を外に取る馬が出てくることもあり得る。

前後は前~差しと想定。雨量が少なく速い上がりが出た場合は、馬場が軟らかくなるので差し有利になる可能性がある。日曜日に短時間に大量の雨が降り馬場がグチャグチャになった場合は、上がりに差が出にくくなりそうなので前有利になる可能性がある。

 

・ダート

週間に雨が降らず土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。含水率は1~2%台なのでカラカラに乾燥している。

日曜日の天気は、レース前の未明から朝の午前中にかけて晴れ時々曇りだが発雷確率が高め、昼前から午後にかけては晴れ時々曇り予報で降水確率は低めだが大気の状態が不安定の予報となっているため、終日急な雷雨の可能性があり、特に午前中の早い時間帯はその確率が高い。日曜日の想定雨量は0~50㎜、想定馬場状態は良~不良。

土曜日の時計は-0.7秒位。土曜夜から日曜日にかけて雨が降る可能性があるので、ほぼ雨が降らない場合は-0.7~-0.5秒位、雨が降った場合は雨量次第で-3.5~±0秒位と想定している。もし雨量が多く馬場に水が浮き田んぼのような状態になると、走りにくくなるため-1.8~±0秒位になることもあり得る。

枠と直線の伸びはフラットと想定。雨がほぼ降らない場合は、日曜日は向こう正面が追い風気味になりそうなのでバイアスは出にくいだろう。雨が降った場合は、今開催は道悪だとバイアスは出にくい傾向となっている。

前後は展開次第~差しと想定。雨がほぼ降らない場合は、今開催は良馬場だと差し有利になりやすい傾向となっている。雨が降った場合も、雨量次第だが近年の東京ダートは道悪になると速い上がりが出て差し有利になることがある。

 

 

 

 

 

京都競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

金曜日に1.5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。日曜日の天気は晴れ時々曇り予報だが、午前中は大気の状態が不安定で降水確率が高めなので雨が降る可能性がある。日曜日の想定雨量は0~5㎜、想定馬場状態は良~稍重。

開催4週目。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いに多少の傷みが出始めた。日曜日に雨が降らなくても馬場の表面は緩めだと思われる。

土曜日の時計は-1.6秒位。日曜日は雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-1.6~-1.4秒位、雨が降った場合は雨量次第で-1.5~±0秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。雨の有無に関わらず内ラチ沿いに傷みが出始めたので、どこかのタイミングで比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはやや内~やや外と想定。雨が降らない場合は、内ラチ沿いにダメージが出てきたのでどこかのタイミングで比較的状態が良い外が伸びる可能性がある。雨が降った場合は、馬場が乾く過程で内から乾燥して多少は内が伸びる可能性がある。

前後は展開次第~差しと想定。雨の有無に関わらず内ラチ沿いに傷みが出始めたので、段々と差し有利になる可能性がある。

 

・ダート

金曜日に1.5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。土曜朝時点の含水率は5%台なので少し水分が残っていた。

日曜日の天気は晴れ時々曇り予報だが、午前中は大気の状態が不安定で降水確率が高めなので雨が降る可能性がある。日曜日の想定雨量は0~5㎜、想定馬場状態は良~稍重。

土曜日の時計は±0秒位。日曜日は雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は±0秒前後、雨が降った場合は雨量次第で±0~+1.0秒位と想定している。前開催と今開催は馬場改修工事をしたためか道悪になると時計が標準よりも遅くなることがある。

枠はフラット~外と想定。雨の有無に関わらず日曜日は向こう正面が強い向かい風気味になるかもしれないので、そうなると砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。今開催は良馬場で多少の雨が降ると内伸びになることがある。それ以外はバイアスは出にくい傾向となっている。

前後は展開次第と想定。今開催は雨の有無に関わらずバイアスは出にくい傾向となっている。

 

 

 

 

 

新潟競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月曜日に0.5㎜、金曜日に0.5㎜、土曜日に十数ミリの雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は不良。今後の天気は土曜夜から日曜日にかけて雨時々曇り予報で、しかも発雷確率が高いので急な雷雨の可能性もある。土曜夜から日曜日にかけての想定雨量は10~100㎜、日曜日の想定馬場状態は重~不良。

開催3週目。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチから広範囲に傷みが出ている。土曜夜から日曜日にかけての雨予報なので、馬場はかなりタフになりそうだ。

土曜日の時計は+2.0~+3.2秒位。日曜日も雨予報なので雨量次第で+2.0~+3.5秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。

枠は内~外と想定。傷みの進行具合や雨の降り方、多くの馬がどこの進路を取るかでバイアスの出方がコロコロと変わることもあり得る。基本的には内ラチ沿いを避けないようだと外枠有利、避けるようだとバイアスは出にくいか内枠有利になる可能性があるが、雨予報で傷みが広範囲に出ているのでどのようなバイアスにも対応できるようにしたい。

直線の伸びはフラット~外と想定。傷みの進行具合や雨の降り方、多くの馬がどこの進路を取るかでバイアスの出方がコロコロと変わることもあり得る。基本的には内ラチから広範囲に傷みが出ているので外が伸びやすいと思われるが、雨予報で傷みが広範囲に出ているのでどのようなバイアスにも対応できるようにしたい。

前後は前~差しと想定。多くの馬が内ラチ沿いを避けない場合は、内ラチ沿いに傷みが出ているので差し有利になる可能性がある。内ラチ沿いを大きく避ける場合は、進路を選びやすい逃げ先行馬が多く残る前有利になるか、バイアスは出にくいと思われる。

 

・ダート

月曜日に0.5㎜、金曜日に0.5㎜、土曜日に十数ミリの雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は重。今後の天気は土曜夜から日曜日にかけて雨時々曇り予報で、しかも発雷確率が高いので急な雷雨の可能性もある。土曜夜から日曜日にかけての想定雨量は10~100㎜、日曜日の想定馬場状態は重~不良。

土曜日の時計は-2.5~±0秒位。日曜日は雨予報なので雨量次第で-3.5~±0秒位と想定している。もし雨量が多く馬場に水が浮き田んぼのような状態になると、走りにくくなるため-1.5~±0秒位になることもあり得る。

枠はフラット~外と想定。今開催の傾向からすると、かなり速い時計が出るようだと外枠有利になる可能性がある。それ以外だとバイアスは出にくいだろう。

直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスは出にくい傾向となっている。

前後は前~差しと想定。今開催の傾向からすると、かなり速い時計が出るようだと差し有利になる可能性がある。それ以外だと1200mは前有利になる可能性がある。

 

 

 

 

にほんブログ村 競馬ブログ 馬場適性理論へ
にほんブログ村

 


競馬・血統理論ランキング