トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2023,10,28 土曜日 トラックバイアス予想 (東京競馬場、京都競馬場、新潟競馬場)

 

今週は3場とも週間にほとんど雨が降らず、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良となっている。ただ、3場とも金曜午後から土曜日にかけて大気の状態が不安定で発雷確率が高めなので、急なゲリラ雷雨で時計やバイアスが変化する可能性がある。

東京競馬場は週間に雨が降らず、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。府中市は金曜午後から土曜日にかけて大気の状態が不安定で急な雨が降る可能性があるので注意したい。

京都競馬場は週間に雨が降らず、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。京都市は金曜午後から土曜朝にかけて発雷確率が高く雷雨の可能性があるので注意したい。

新潟競馬場は月曜日に0.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。新潟市は金曜午後から土曜日にかけて発雷確率が高くゲリラ雷雨の可能性があるので注意したい。

では、2023年10月28日、土曜日のトラックバイアスを予想する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

東京競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後は晴れ時々曇り予報だが大気の状態が不安定、土曜日は晴れ予報だが大気の状態が不安定なので、両日とも急な雷雨の可能性がある。金~土曜日にかけての想定雨量は0~30㎜、想定馬場状態は良~不良。

開催4週目、今週からA→Bコース替わり。これにより傷んだ箇所はある程度カバーされ、馬場は良好な状態になったと思われる。約2週間も雨が降っていないため、金~土曜日に雨が降らなければ土曜日の馬場は少し硬めになっているかもしれない。

先週の時計は-2.3~-2.2秒位。今週は金曜午後から土曜日にかけて大気の状態が不安定で急な雨が降る可能性があるので、雨が降らなければ-2.8~-2.3秒位、雨が降った場合は雨量次第で-2.5~+3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。

枠は内~外と想定。雨が降らない場合は、約2週間も雨が降っておらず馬場が硬めかもしれないので、そうなるとロスが少ない内枠有利になる可能性がある。雨量が少ない場合は、馬場が多少軟らかくなるのでスムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。短時間に大量の雨が降り馬場がグチャグチャになった場合は、内も外も変わらなくなるのでロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはやや内~やや外と想定。雨が降らない場合は、約2週間も雨が降っておらず馬場が硬めかもしれず、しかも段々と馬場が内から踏み固められてくる頃なので、そうなると内伸びになる可能性がある。雨が降ったが途中で止み、かつ、その後晴れて太陽が出た場合も、馬場が内から乾燥して内伸びになる可能性がある。短時間に大量の雨が降り馬場がグチャグチャになった場合は、近年の東京ダートの重や不良の傾向からすると泥のキックバックが多くなったりスムーズに走るために、進路を外に取ることもあり得る。

前後は前~差しと想定。雨が降らず馬場が硬めの場合は、上がりに差が出にくく前有利になる可能性がある。雨が降らず馬場の硬さが標準位の場合や、雨が降っても少量の場合は、速い上がりが出て差し有利になる可能性がある。短時間に大量の雨が降り馬場がグチャグチャになった場合は、タフで上がりに差が出にくくなるので前有利になる可能性がある。

 

・ダート

週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は2~3%台なのでパサパサに乾燥している。

今後の天気は、金曜午後は晴れ時々曇り予報だが大気の状態が不安定、土曜日は晴れ予報だが大気の状態が不安定なので、両日とも急な雷雨の可能性がある。金~土曜日にかけての想定雨量は0~30㎜、想定馬場状態は良~不良。

先週の時計は-0.6秒位。今週は金曜午後から土曜日にかけて大気の状態が不安定で急な雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-0.6秒前後、雨が降った場合は雨量次第で-3.0~±0秒位と想定している。もし雨量が多く馬場に水が浮き田んぼのような状態になると、走りにくくなるため-1.8~±0秒位になることもあり得る。

枠はフラット~外と想定。雨が降らない場合は、土曜日は向こう正面が向かい風気味の予報でキックバックが多くなるかもしれないので、そうなると砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。雨が降った場合は、今開催の道悪の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。

直線の伸びはフラットと想定。今開催は雨の有無に関わらずバイアスが出にくい傾向となっている。

前後は展開次第~差しと想定。雨が降らない場合は、ここ数週は良馬場だと差し有利になりやすい傾向となっている。雨が降った場合も、近年の東京ダートの道悪の傾向からすると速い上がりが出て差し有利になる可能性がある。

 

 

 

 

 

京都競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後から土曜朝にかけて晴れ時々曇り予報だが大気の状態が不安定で発雷確率が高い、土曜朝以降は曇りのち晴れ予報となっている。金曜午後から土曜朝にかけての想定雨量は0~50㎜、土曜日の想定馬場状態は良~不良。

開催4週目。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いがデコボコしているが、まだ傷みが出るほどではない。今週は週間に雨が降らなかったため、金曜午後~土曜朝に雨が降らなければ馬場の硬さは標準位になりそうだが、表面は緩めかもしれない。

先週の時計は-1.7~-0.7秒位。今週は金曜午後~土曜朝にかけて雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-1.7~-1.4秒位、雨が降った場合は雨量次第で-1.5~+2.5秒位と想定している。

枠は内~外と想定。雨が降らなかったり降っても1㎜以下の場合は、内ラチ沿いにダメージが出ているがまだ我慢できそうなのでバイアスは出にくいだろう。おおむね10㎜以上の雨が降った場合は、土曜日は晴れ予報で馬場が内から乾燥しそうなので、傷みの進行具合によってはロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。ただ、おおむね2㎜以上降って馬場の傷みが進行してくると、どこかのタイミングで外枠有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラット~やや外と想定。雨が降らなかったり降ってもおおむね3㎜以下の場合は、内ラチ沿いにダメージが出ているがまだ我慢できそうなのでバイアスは出にくいだろう。それ以外の場合は非常に微妙で、内ラチ沿いに傷みが出てくると外伸びになる可能性があるが、傷みが出てこないと多少は内が伸びることもあり得るが基本的にはバイアスは出にくいだろう。

前後は展開次第~差しと想定。内ラチ沿いにダメージが出てきているので、雨の有無や雨量に関わらず差し有利になる可能性がある。

 

・ダート

週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は2%台なのでパサパサに乾燥している。

今後の天気は、金曜午後から土曜朝にかけて晴れ時々曇り予報だが大気の状態が不安定で発雷確率が高い、土曜朝以降は曇りのち晴れ予報となっている。金曜午後から土曜朝にかけての想定雨量は0~50㎜、土曜日の想定馬場状態は良~不良。

先週の時計は±0秒位。今週は金曜午後~土曜朝にかけて雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は±0秒前後、雨が降った場合は雨量次第で-2.0~+1.0秒位と想定している。馬場改修後の京都ダートは今開催もそうだが、馬場状態が稍重~重だと時計が遅くなることがあるので注意したい。不良の場合は多少は速くなりやすい。

枠はフラット~外と想定。良馬場の場合は、今開催は良馬場だと外枠有利になることがあるので、外枠有利になる可能性がある。道悪の場合は、雨量次第だが今開催は道悪だとバイアスは出にくい傾向となっている。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。今開催は良馬場でも含水率が高めだと内伸びになることがあった。それ以外はバイアスは出にくい傾向となっている。

前後は展開次第と想定。今開催は馬場状態に関わらずバイアスは出にくい傾向となっている。

 

 

 

 

新潟競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月曜日に0.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後から土曜日にかけて曇り時々雨で、しかも大気の状態が不安定で両日とも発雷確率が高い予報となっている。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は1~80㎜、土曜日の想定馬場状態は良~不良。

開催3週目。今までの開催のダメージが蓄積され、まだ避けるほどではないがコース全体の内ラチ沿いに傷みが目立ってきた。今週は金曜午後から土曜日にかけて雨予報なので、馬場はかなりタフになることもあり得る。

先週の時計は+0.8~+1.7秒位。今週は金曜午後から土曜日にかけて雨が降る予報なので、雨量次第で-0.5~+3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。

枠は内~外と想定。雨量が少ない場合は、内ラチ沿いの傷みが進行しそうなので、比較的状態が良い箇所を走れる外枠が有利になる可能性がある。雨量が多く馬場がグチャグチャになった場合は、内も外も変わらなくなるのでロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。ただ、直線で進路を大きく外に取るようになると、雨量に関わらずバイアスは出にくくなるかもしれない。

直線の伸びはフラット~外と想定。内ラチ沿いに傷みが出ているので雨量に関わらず段々と外が伸びてきて、傷みの進行具合によっては真ん中より外が伸びる可能性がある。

前後は前~差しと想定。雨量が多く馬場がグチャグチャになった場合は、タフになり上がりに差が出にくくなりそうなので、特に内回りは前有利になる可能性がある。それ以外の場合は、内ラチ沿いに傷みが出ているので差し有利になる可能性があるが、直線で進路を大きく外に取るようだとバイアスは出にくくなるかもしれない。

 

・ダート

月曜日に0.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後から土曜日にかけて曇り時々雨で、しかも大気の状態が不安定で両日とも発雷確率が高い予報となっている。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は1~80㎜、土曜日の想定馬場状態は良~不良。

先週の時計は-1.9~±0秒位。今週は金曜午後から土曜日にかけて雨が降る予報なので、雨量次第で-3.0~±0秒位と想定している。もし雨量が多く馬場に水が浮き田んぼのような状態になると、走りにくくなるので-1.5~±0秒位になることもあり得る。

枠はフラット~外と想定。馬場状態が良~稍重程度の場合は、土曜日の風向きや今開催の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。重~不良の場合は、今開催の道悪の傾向からすると外枠有利になることがある。

直線の伸びはフラットと想定。今開催は馬場状態に関わらずバイアスは出にくい傾向となっている。

前後は前~展開次第と想定。馬場状態が良~稍重程度の場合は、今開催の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。重~不良や稍重でも速い時計が出ている場合は、今開催の傾向からすると特に1200mは前有利になる可能性がある。

 

 

 

 

にほんブログ村 競馬ブログ 馬場適性理論へ
にほんブログ村

 


競馬・血統理論ランキング