3場とも土曜夜から日曜朝にかけて降水確率が高く雨や雪が降る可能性がある。雨の有無や雨量によって時計やバイアスの出方がかなり変わる可能性があるので注意したい。
東京競馬場は週間に雨が降らず、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。府中市は日曜未明から昼前にかけて雨や雪が降る可能性があるので、時計やバイアスの変化に注意したい。
京都競馬場は水~木曜日に4.5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。京都市は土曜夜から日曜朝にかけて降水確率が高めなので、雨の有無で時計やバイアスが変化する可能性がある。
小倉競馬場は水~木曜日に9.5㎜と土曜日に数ミリの雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに稍重。北九州市は土曜夜以降も雨予報なので、雨量次第で時計やバイアスが変化する可能性がある。
では、2024年2月4日、日曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
東京競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
週間に雨が降らず土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は、未明から昼前にかけて曇り時々雨か雪、午後は曇りのち晴れ予報となっている。想定雨量は0~5㎜、想定馬場状態は良~稍重。
開催2週目。コース全体の内ラチ沿いに多少のダメージは出始めたが、全体的にはこの時期にしては良好な状態。約2週間も雨が降っていないためか、馬場は少し硬めに感じる。
土曜日の時計は-2.3秒位。日曜日は未明から昼前にかけて雨か雪が降る可能性があるので、降らない場合は-2.5~-2.1秒位、降った場合は雨量次第で-2.2~±0秒位と想定している。
枠は内~外と想定。雨や雪が降らない場合は、多少は内枠の好走が多いかもしれないが基本的にはバイアスは出にくいだろう。雨や雪が降り、かつ、その後晴れて太陽が出た場合は、馬場が内から乾燥してロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。雨や雪が降ったが馬場の回復が遅れた場合は、馬場が軟らかくなりそうなのでスムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。雨量やその後の天気でバイアスの出方が変わりそうだ。
直線の伸びはやや内~フラットと想定。雨や雪が降らない場合は、前日と同じく馬場が硬めだと思われるので、外が伸びないことも無いがどちらかというと内の方が伸びる可能性がある。雨や雪が降ったがその後晴れて太陽が出た場合も、馬場が内から乾燥して内伸びになる可能性がある。雨や雪が降ったが馬場の回復が遅れた場合は、馬場が軟らかくなりそうなのでバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第~差しと想定。雨や雪が降らない場合は、一定以上の決め手は要求されそうだがバイアスは出にくいだろう。雨や雪が降った場合は、馬場が軟らかくなりそうなので雨量次第では差し有利になる可能性がある。
・ダート
週間に雨が降らず土曜夜時点の馬場状態は良。含水率は1~2%台なのでカラカラに乾燥している。
日曜日の天気は、未明から昼前にかけて曇り時々雨か雪、午後は曇りのち晴れ予報となっている。想定雨量は0~5㎜、想定馬場状態は良~稍重。
土曜日の時計は±0秒位。日曜日は未明から昼前にかけて雨か雪が降る可能性があるので、降らない場合は±0~+0.3秒位、降った場合は雨量次第で-1.0~+1.0秒位と想定している。東京ダートは凍結防止剤が散布されていて、その状態で雨などが降ると粘っこくなり時計が遅くなることがある。
枠はフラット~外と想定。雨や雪が降らない場合は、日曜日は向こう正面が向かい風気味になりそうなので、砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。雨や雪が降った場合も、東京ダートは凍結防止剤が散布された状態で湿ると外枠有利になることがある。
直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第~差しと想定。雨や雪が降らない場合は、一定以上の決め手が要求されそうだがバイアスは出にくいだろうお。雨や雪が降った場合は、雨量次第だが東京ダートは凍結防止剤が散布された状態で湿ると差し有利になることがある。
京都競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
水~木曜日に4.5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。今後の天気は、土曜夜から日曜朝までは曇りだが降水確率が高め、日曜日の昼前から晴れ予報となっている。土曜夜から日曜朝にかけての気温の推移を見ると降っても雨の確率が高そうだが、予報よりも気温が低くなると雪が降ることもあり得るので注意したい。土曜夜から日曜朝にかけての想定雨量は0~5㎜、想定馬場状態は良~重。
開催5週目、今週からB→Cコース替わり。これにより傷んだ箇所はある程度カバーされたがコース全体の内ラチ沿いに傷みが残っていて、土曜日はレースによっては内ラチ沿いを避けた馬もいた。芝の状態が悪いためか馬場の表面が緩め。
土曜日の時計は-0.8秒位。今後は土曜夜から日曜朝にかけて雨か雪が降る可能性があるので日曜日は、降らない場合は-0.8~-0.6秒位、降った場合は雨量次第で-0.5~+1.8秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。内ラチ沿いに傷みが出ているので、雨などの有無に関わらず外枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラット~外と想定。直線は内から広範囲に傷みが出ているので雨などの有無に関わらず外が伸びそうだ。ただ、雨などが降り馬場が内から乾燥すると、意外と内でも我慢できるようになるかもしれない。
前後は前~差しと想定。雨などが降らない場合は、直線は外が伸びているので前日と同じく差し有利になる可能性がある。雨などが降った場合は、雨量次第だが馬場がタフになり上がりに差が出にくくなりそうなので、直線で進路を外に取るのと相まって進路を選びやすい前有利になることもあり得る。
・ダート
水~木曜日に4.5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。含水率は7%台なので良馬場にしては水分量が多め。
今後の天気は、土曜夜から日曜朝までは曇りだが降水確率が高め、日曜日の昼前から晴れ予報となっている。土曜夜から日曜朝にかけての気温の推移を見ると降っても雨の確率が高そうだが、予報よりも気温が低くなると雪が降ることもあり得るので注意したい。土曜夜から日曜朝にかけての想定雨量は0~5㎜、想定馬場状態は良~重。
土曜日の時計は-0.3秒位。今後は土曜夜から日曜朝にかけて雨か雪が降る可能性があるので日曜日は、降らない場合は-0.3~+0.8秒位、降った場合は雨量次第で-1.2~+0.5秒位と想定している。今開催の京都ダートは頻繁に砂厚の調整をしているので、それ次第では時計の出方が前後することもあり得るので注意したい。
枠と直線の伸びはフラットと想定。雨などが降らない場合は、日曜日は向こう正面が追い風気味なのでバイアスは出にくいだろう。雨などが降った場合も、今開催の京都ダートの道悪の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第と想定。今開催は良馬場でも道悪でもバイアスは出にくい傾向となっている。
小倉競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
水~木曜日に9.5㎜と土曜日に数ミリの雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は稍重。今後の天気は、土曜夜から日曜未明にかけては雨、日曜明け方以降は曇り予報となっている。土曜夜から日曜未明にかけての想定雨量は5~25㎜、日曜日の想定馬場状態は稍重~不良。
開催4週目。今までのレースでコース全体の内ラチ沿いに傷みが目立ち、直線は内から広範囲に傷みが出ている。今後は土曜夜から日曜未明にかけて雨が降る予報なので、馬場はかなりタフになりそうだ。
土曜日の時計は+0.4~+2.5秒位。今後は土曜夜から日曜未明にかけて雨が降る予報なので、雨量次第で+0.7~+3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。
枠は内~外と想定。雨量や傷みの進行具合でバイアスの出方がだいぶ変わってきそうだ。レース中は晴れて太陽が出た場合は、内ラチ1頭分位の馬場の状態が悪くないので、内から乾燥することも相まって内枠有利になることもあり得る。内ラチ沿いの傷みがさらに進行した場合は、比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。多くの馬が内ラチ沿いを避けるようだとバイアスは出にくいだろう。
直線の伸びはやや内~外と想定。雨量や傷みの進行具合でバイアスの出方がだいぶ変わってきそうだ。レース中は晴れて太陽が出た場合は、内ラチ1頭分位の馬場の状態が悪くないので、内から乾燥して内ラチ1頭分が伸びることもあり得る。傷みがさらに進行した場合は、基本的には外が伸び、場合によっては外ラチ近くが伸びる可能性がある。ただ、外も傷みが出てくるとどこを通っても伸びてくることもあり得る。
前後は前~差しと想定。雨量や傷みの進行具合でバイアスの出方がだいぶ変わってきそうだ。基本的には内をあまり避けないようだと差し有利になる確率が高い。ただ、内ラチを大きく避けるようだとバイアスは出にくいか、上がりが遅くなると前有利になることもあり得る。
・ダート
水~木曜日に9.5㎜と土曜日に数ミリの雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は稍重。今後の天気は、土曜夜から日曜未明にかけては雨、日曜明け方以降は曇り予報となっている。土曜夜から日曜未明にかけての想定雨量は5~25㎜、日曜日の想定馬場状態は稍重~不良。
土曜日の時計は+0.7~-0.5秒位へ変動。今後は土曜夜から日曜未明にかけて雨が降る予報なので、雨量次第で-2.3~+0.5秒位と想定している。
枠は内~フラットと想定。前日は良馬場だったが、雨で馬場が湿ったためか内枠有利だった。日曜日も雨量次第で内枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはやや内~フラットと想定。今開催の小倉ダートは道悪になると内伸びになることがある。
前後は前~展開次第と想定。今開催の小倉ダートは道悪になると前有利になる可能性がある。