トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2024,2,10 土曜日 トラックバイアス予想 (東京競馬場、京都競馬場、小倉競馬場)

 

今週は3場とも週間に雨が降り、金曜昼時点の馬場状態が稍重になっているコースがある。ただ、土曜日は3場とも雨が降らない予報なので馬場の回復が見込まれる。

東京競馬場は月曜日に28.5㎜の雪と火曜日に0㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は良、ダートは稍重。芝コースは馬場の状態が良いので、今週も速い時計が出そうだ。

京都競馬場は月曜日に15㎜と水曜日に0㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは内から広範囲に傷みが出ているので、外枠有利、外伸び、差し有利のバイアスが出る可能性がある。

小倉競馬場は月~水曜日に44㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに稍重。芝は今週からA→Bコース替わりなので、先週までと比べると時計やバイアスの出方が変化することもあり得る。

では、2024年2月10日、土曜日のトラックバイアスを予想する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

東京競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月曜日に28.5㎜の雪と火曜日に0㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ予報。

開催3週目。今までのレースでコース全体の内ラチ沿いに多少のダメージが出てきているが、全体的には今の時期にしては良好な状態。今週は月~火曜日に雨や雪が降ったため、馬場の硬さは標準位か若干緩めかもしれない。

先週の時計は-2.3~-2.0秒位。今週土曜日は晴れ予報なので-2.0~-1.6秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。馬場の硬さが標準位の場合は、多少は内枠の好走が多いかもしれないが基本的にはバイアスは出にくいだろう。硬さが緩めの場合は、スムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。馬場の硬さが標準位の場合は、馬場が踏み固められてきた頃だと思われるので、どちらかというと内が伸びる可能性がある。硬さが緩めの場合は、多少は内が伸びるかもしれないが基本的にはバイアスは出にくいだろう。

前後は展開次第~差しと想定。馬場の硬さが標準位の場合は、一定以上の決め手が要求されそうだがバイアスは出にくいだろう。硬さが緩めの場合は、速い上がりが出そうなので差し有利になる可能性がある。

 

・ダート

月曜日に28.5㎜の雪と火曜日に0㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。土曜日の天気は晴れ予報。想定馬場状態は良~稍重。

先週の時計は±0秒位。土曜日は晴れ予報で馬場の水分もだいぶ抜けそうなので-0.3~+0.5秒位と想定している。ただ、凍結防止剤が追加散布されたので、もしかするともっと時計が遅くなることもあり得る。

枠はフラット~外と想定。土曜日は向こう正面が向かい風気味の予報で、しかも馬場の表面もある程度乾燥しそうなので、砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。今開催は馬場状態に関わらずバイアスは出にくい傾向となっている。

前後は展開次第~差しと想定。馬場状態は良であろうが稍重であろうが一定以上の決め手が要求されそうで、馬場の回復が遅れると差し有利になる可能性がある。

 

 

 

 

 

京都競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月曜日に15㎜と水曜日に0㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ時々曇り予報。

開催6週目、B→Cコース替わり2週目。今までのレースで向こう正面と正面直線は内から広範囲に傷みが目立ち、その他の箇所も内ラチ沿いに傷みが出ている。芝の状態が悪いため馬場の表面は緩めだと思われる。

先週の時計は-0.8~±0秒位。今週土曜日は雨が降らない予報なので-0.6~-0.1秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。コース全体の内側に傷みが出ているため、比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。ただ、かなり広範囲に傷みが出ているので、傷みの進行具合によっては内でも我慢できるようになりバイアスは出にくくなるかもしれない。

直線の伸びはフラット~外と想定。直線は内から4分所位まで傷みが目立つため基本的にはそこより外が伸びそうだが、かなり広範囲に傷みが出てきているので逆に内でも我慢できてくるかもしれない。

前後は展開次第~差しと想定。コース全体の内側に傷みが出ているので差し有利になる可能性がある。ただ、かなり広範囲に傷みが出ているので、傷みの進行具合によってはバイアスは出にくくなるかもしれない。

 

・ダート

月曜日に15㎜と水曜日に0㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は8~9%台なのでほぼ稍重の数値となっている。

土曜日の天気は晴れ時々曇り予報。馬場の乾燥が進みそうだ。

先週の時計は-0.3~±0秒位。今週土曜日は雨が降らない予報で馬場の水分も抜けていきそうなので-0.5~+0.8秒位と想定している。ただ、今開催は頻繁に砂厚の調整をするためそれ次第では時計が前後することもあり得る。

枠はフラット~外と想定。土曜日は向こう正面が向かい風気味の予報で馬場の表面も乾燥してきそうなので、砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。

前後は展開次第と想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。

 

 

 

 

 

小倉競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月~水曜日に44㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。今後の天気は、金曜午後は曇り時々晴れ予報だが降水確率が高め、土曜日は晴れ予報となっている。金曜午後の想定雨量は0~3㎜、土曜日の想定馬場状態は良~稍重。

開催5週目、今週からA→Bコース替わり。これにより傷んだ箇所はある程度カバーされそうだが、広範囲に傷みが出ていたので内ラチ沿いに傷みが残りそうだ。今週は月~水曜日に雨が降ったため、金曜午後の雨の有無に関わらず馬場の表面は緩めだろう。

先週の時計は+0.3~+3.6秒位。今後は金曜午後に雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-0.4~+1.0秒位、雨が降った場合は雨量次第で-0.3~+2.0秒位と想定している。1800m以上は馬場の悪い箇所を長く走るので、1200mと比べると時計が遅くなる可能性がある。

枠はフラット~外と想定。コース替わりだが内ラチ沿いに傷みが残りそうなので、比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラット~外と想定。コース替わりだが内ラチ沿いに傷みが残りそうなので、比較的状態が良い外を走れる外が伸びそうで、レースによっては外ラチ近くまで回す馬も出てくるかもしれない。

前後は展開次第~差しと想定。コース替わりだが内ラチ沿いに傷みが残りそうなので、差し有利になる可能性がある。ただ、金曜午後に雨が降ると雨量次第で馬場がタフになり上がりが遅くなりそうなので、前有利になることもあり得る。

 

・ダート

月~水曜日に44㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。今後の天気は、金曜午後は曇り時々晴れ予報だが降水確率が高め、土曜日は晴れ予報となっている。金曜午後の想定雨量は0~3㎜、土曜日の想定馬場状態は良~稍重。

先週の時計は-1.0~+0.7秒位。今後は金曜午後に雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は+0.3~+1.2秒位、雨が降った場合は雨量次第で-0.8~+1.0秒位と想定している。凍結防止剤が散布された状態で馬場が湿ると、砂の粘り気が増し時計が遅くなることがあるので注意したい。

枠は内~フラットと想定。先週土曜日は良馬場だったが含水率が高めで途中から雨が降ったためか、内枠有利になった。今週土曜日も似たような馬場だと思われるので、雨の有無に関わらず内枠有利になる可能性がある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。今開催は馬場が湿ると内伸びになりやすい傾向となっている。

前後は前~展開次第と想定。今開催は馬場湿ると前有利になりやすい傾向となっている。

 

 

 

 

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