3場とも土曜夜から日曜日にかけて降水確率が高めで雨が降る可能性がある。雨の有無や雨量次第で時計やバイアスが変化する可能性があるので注意したい。
東京競馬場は月曜日に28.5㎜の雪と火曜日に0㎜の雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は芝は良、ダートは稍重。府中市は日曜日の遅い時間の降水確率が高めなので、雨の有無や雨量次第で時計やバイアスが変化する可能性がある。
京都競馬場は月曜日に15㎜と水曜日に0㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。日曜日の京都市は大気の状態が不安定なので、急な雨が降る可能性がある。
小倉競馬場は月～水曜日に44㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。日曜日の北九州市は午前から昼過ぎにかけて降水確率が高めなので、雨の有無や雨量次第で時計やバイアスが変化する可能性がある。
では、2024年2月11日、日曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
東京競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月曜日に28.5㎜の雪と火曜日に0㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は晴れのち曇り予報だが、午後の遅い時間ほど降水確率が高めとなっており雨が降る可能性がある。想定雨量は0～3㎜、想定馬場状態は良。
開催3週目。今までのレースで1～2コーナー以外の内ラチ沿いが少しデコボコしてきたが、全体的には良好な状態。馬場の硬さは標準位。
土曜日の時計は－2.0秒位。日曜日は午後に雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は－2.0～－1.7秒位、雨が降った場合は雨量次第で－1.9～－0.5秒位と想定している。
枠はフラット～外と想定。雨が降らない場合は、内ラチ沿いがデコボコしてきたがまだ我慢できそうなのでバイアスは出にくいだろう。雨が降った場合は、雨量次第だが馬場が軟らかくなりそうなのでスムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラット～やや外と想定。雨の有無に関わらず内ラチ沿いがデコボコしてきたので、傷みの進行具合によってはどこかのタイミングで外が伸びてくる可能性がある。
前後は展開次第～差しと想定。内ラチ沿いがデコボコしてきて前日も9R以降は差し有利になったので、日曜日も雨の有無に関わらず差し有利になる可能性がある。
・ダート
月曜日に28.5㎜の雪と火曜日に0㎜の雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は稍重。日曜日の天気は晴れのち曇り予報だが、午後の遅い時間ほど降水確率が高めとなっており雨が降る可能性がある。想定雨量は0～3㎜、想定馬場状態は良～稍重。
土曜日の時計は－0.8秒位。日曜日は午後から雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は－0.6～＋0.3秒位、雨が降った場合は雨量次第で－0.8～±0秒位と想定している。
枠はフラット～外と想定。雨が降らない場合は、日曜日は向こう正面が向かい風気味の時間帯がありそうなので、風向き次第では外枠有利になる可能性がある。雨が降った場合は、雨量次第では馬場の表面が湿りそうなのでバイアスは出にくくなるかもしれない。
直線の伸びはフラットと想定。今開催は馬場状態に関わらずバイアスは出にくい傾向となっている。
前後は展開次第～差しと想定。雨が降らない場合は、今開催は良馬場だとバイアスは出にくい傾向となっている。雨が降った場合は、雨量次第だが今開催は馬場が湿ると差し有利になることがある。
京都競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月曜日に15㎜と水曜日に0㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。今後の天気は、土曜夜は曇りのち晴れだが降水確率が高め、日曜日は晴れのち曇りで昼前から降水確率が高めの予報で、しかも大気の状態が不安定となっている。土曜夜から日曜日にかけての想定雨量は0～15㎜、日曜日の想定馬場状態は良～不良。
開催6週目、B→Cコース替わり2週目。今までのレースでコース全体の内から広範囲に傷みが目立ち、特に直線は内を大きく避ける馬もいた。芝の状態が悪いためか馬場の表面は緩め。
土曜日の時計は－0.6秒位だと思われるが、スローペースのレースが多かったので後で修正するかもしれない。今後の天気は、土曜夜と日曜昼以降に雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は－0.8～－0.3秒位、雨が降った場合は雨量次第で－0.5～＋3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。
枠は内～外と想定。雨が降らない場合は、傷みの進行具合にもよるが内側に傷みが出ているので、比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。雨が降った場合は、少量であればバイアスは出にくいか外枠有利になりそうだが、重以上になると馬場がタフになり内も外も変わらなくなるかもしれないので、ロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラット～外と想定。雨の有無に関わらず内側に傷みが出ているので比較的状態が良い外が伸びそうだが、外も傷み始めると内でも我慢できるようになることもあり得る。
前後は前～差しと想定。雨が降らない場合は、内側に傷みが出ているので特に外回りは差し有利になる可能性がある。雨が降った場合は、雨量次第だが馬場がタフになり上がりに差が出にくくなりそうなので、前有利になる可能性がある。
・ダート
月曜日に15㎜と水曜日に0㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。含水率は7～8％台で良馬場にしては水分量がかなり多い。
今後の天気は、土曜夜は曇りのち晴れだが降水確率が高め、日曜日は晴れのち曇りで昼前から降水確率が高めの予報で、しかも大気の状態が不安定となっている。土曜夜から日曜日にかけての想定雨量は0～15㎜、日曜日の想定馬場状態は良～不良。
土曜日の時計は＋0.1秒位。今後の天気は、土曜夜と日曜昼以降に雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は－0.3～＋0.8秒位、雨が降った場合は雨量次第で－2.5～＋0.5秒位と想定している。今開催は頻繁に砂厚の調整をするので、時計の出方がもっと前後することもあり得る。
枠と直線の伸びはフラットと想定。日曜日は向こう正面が追い風気味の予報なので、雨の有無に関わらずバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第と想定。今開催は雨の有無に関わらずバイアスは出にくい傾向となっている。
小倉競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月～水曜日に44㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は曇りのち晴れ予報だが、午前から昼過ぎにかけて降水確率が高めで雨が降る可能性がある。想定雨量は0～8㎜、想定馬場状態は良～重。
開催5週目、今週からA→Bコース替わり。これにより傷んだ箇所はある程度カバーされたが、コース全体の内ラチ沿いに傷みが残り、直線は内から広範囲に傷みが残った。土曜日のレースで傷みが進行した。芝の状態が悪いためか馬場の表面は緩め。
土曜日の時計は±0～＋0.8秒位。日曜日は雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は±0～＋1.2秒位、雨が降った場合は雨量次第で±0～＋2.8秒位と想定している。
枠はフラット～外と想定。雨が降らない場合は、前日はバイアスは出なかったが内側に傷みが出ているので、比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。雨が降った場合も、比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性があるが、傷みの範囲が広がり、かつ、馬場が内から乾燥してくるとバイアスは出にくくなるかもしれない。
直線の伸びはやや内～外と想定。雨が降らない場合は、内から広範囲に傷みが出ているので比較的状態が良い外が伸びるかもしれないが、外側にも傷みが広がった場合はバイアスは出にくくなるかもしれない。雨が降った場合も、内から広範囲に傷みが出ているので比較的状態が良い外が伸びるかもしれないが、傷みの範囲が広がり、かつ、馬場が内から乾燥してくると内が伸びてくることもあり得る。
前後は前～差しと想定。雨が降らない場合は、内から広範囲に傷みが出ているので差し有利になる可能性がある。雨が降った場合は、雨量次第だが馬場がタフになり上がりに差が出にくくなりそうなので、前有利になる可能性がある。
・ダート
月～水曜日に44㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は曇りのち晴れ予報だが、午前から昼過ぎにかけて降水確率が高めで雨が降る可能性がある。想定雨量は0～8㎜、想定馬場状態は良～重。
土曜日の時計は±0秒位。日曜日は雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は＋0.2～＋1.2秒位、雨が降った場合は雨量次第で－1.0～＋0.8秒位と想定している。
枠は内～フラットと想定。雨が降らない場合は、日曜日は西風の予報なのでバイアスは出にくいだろう。雨が降った場合は、先週土曜日は雨が降り内枠有利になったので、今週日曜日も雨量次第で内枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはやや内～フラットと想定。雨が降らない場合は、今開催は良馬場だとバイアスは出にくい傾向となっている。雨が降った場合は、今開催は雨が降ると内伸びになることが多い。
前後は前～展開次第と想定。雨が降らない場合は、今開催は良馬場だとバイアスは出にくい傾向となっている。雨が降った場合は、今開催は道悪になると前有利になることが多い。
