トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2024,3,23~24 トラックバイアス結果 (中山競馬場、阪神競馬場、中京競馬場)

 

先週日曜日に高松宮記念(GⅠ)が行われ、6番人気のマッドクールはスタート良く道中は先行すると、直線では進路を最内に取り追い込んできたナムラクレアをアタマ差退け優勝した。

中山競馬場は水曜日に2.5㎜と土曜日に0㎜の雨が降ったが、馬場状態は芝ダートともに良。芝コースはクッション値が高かったためか、2日間とも速めの時計が出ていた。

阪神競馬場は水曜日に7㎜、土曜日に16.5㎜、日曜日に数ミリの雨が降り、馬場状態は芝は重、ダートは重→不良。芝コースは雨の影響か内枠有利、差し有利のバイアスが出たレースもあった。

中京競馬場は水曜日に0㎜、土曜日に17.5㎜、日曜日に数ミリの雨が降り、馬場状態は芝は重、ダートは稍重→重。日曜日の芝コースは雨の影響か内枠有利、内伸びのバイアスが出ていた。

では、2024年3月23~24日のトラックバイアスの結果を紹介する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

中山競馬場

3/23 予想


3/23 結果



3/24 予想


3/24 結果

 

ダート

3/23 予想


3/23 結果



3/24 予想


3/24 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

水曜日に2.5㎜と土曜日はレース前とレース中に0㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。

開催5週目。今までのレースでコース全体の内ラチ沿いに傷みが目立ち、3~4コーナーは内から広範囲に傷みが目立つ。土曜日の雨の影響か2日間とも馬場の表面は緩めだったが、土曜日のクッション値は10.4、日曜日は10.3だったため路盤は硬めだったのだろう。

時計は、土曜日は-1.5→-1.2秒位へ変動、日曜日は-1.0→-1.4秒位へ変動。土曜日は5Rまで-1.5秒位、6R以降は-1.2秒位へ変動した。日曜日は8Rまで-1.0秒位、10R以降は-1.4秒位へ変動した。2週前よりも時計が速くなったのは路盤が硬めだったためだと思われる。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。土曜日は直線で大外ぶん回しは伸びにくかったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。日曜日は段々と差しが決まってきていたが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

 

・ダート

水曜日に2.5㎜と土曜日はレース前とレース中に0㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。含水率は3~4%台だったが、土曜日の雨で少し水分が残っていたように見えた。

時計は、土曜日は-1.0秒位、日曜日は-0.9秒位。2日間とも良馬場だったが、砂が薄くなったきたためか2日間とも良馬場にしては速めの時計が出ていた。

枠は、土曜日はフラット~外、日曜日はフラット。土曜日は勝ち馬がすべて6枠より外枠だったように外枠有利だった。日曜日は6枠の好走が多かったが基本的にはバイアスは出なかった。

直線の伸びは2日間ともフラット。2日間ともバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。日曜日は4角で後ろ過ぎると厳しいが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

 

【今週末へ向けて】

・芝

今週の天気は、月~火曜日と木~金曜日は曇りか雨、水曜日と土~日曜日は晴れか曇り予報となっている。週末は気温が高い予報だが、金曜日の雨量が多い予報なので今週末は道悪になる可能性がある。

今週からA→Bコース替わり。これにより傷んだ箇所はある程度カバーされるだろうが、広範囲に傷みが出ているため内ラチ沿いにダメージが残りそうだ。

良馬場の場合のバイアスは、週間の雨で馬場が軟らかめだと思われるので出にくいか、内ラチ沿いの傷みがかなり残るようだと外枠有利、外伸び、差し有利になる可能性がある。時計は、週間の雨量次第で-1.3~-0.7秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、土~日曜日は晴れて気温が高いと予報されるため、傷みがカバーされていれば馬場が内から乾燥して内枠有利、内伸びになる可能性がある。

 

・ダート

今週の天気は、月~火曜日と木~金曜日は曇りか雨、水曜日と土~日曜日は晴れか曇り予報となっている。週末は気温が高い予報だが、金曜日の雨量が多い予報なので今週末は道悪になる可能性がある。

良馬場の場合のバイアスは、風向き次第で外枠有利、前有利になる可能性がある。時計は、砂が段々と薄くなってきた印象なので含水率次で-1.2~-0.5秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、今開催の道悪の傾向からすると外枠有利、前有利になる可能性がある。

 

 

 

 

 

阪神競馬場

3/23 予想


3/23 結果



3/24 予想


3/24 結果

 

ダート

3/23 予想


3/23 結果



3/24 予想


3/24 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

水曜日に7㎜と土曜日は朝から9R頃までに16.5㎜の雨が降り、土曜日の馬場状態は重。日曜日はレース前と3~10R頃にも雨が降り、馬場状態は重のまま。

開催5週目。馬場は、土曜日のレース終了後は1~2コーナーの内ラチ沿いはデコボコし、向こう正面から各3~4コーナーの内ラチ沿いに傷みが目立ち、直線は1.3~2.5分所が傷んでいた。日曜日の終了後はコース全体の内から広めの範囲に傷みが目立っていた。2日間とも雨の影響で馬場はタフ。

時計は、土曜日は+0.3秒位、日曜日は-0.3~+1.3秒位へ変動した。土曜日は馬場状態は重だったが、芝がしっかりしていたためか馬場状態ほど時計は遅くならなかった。日曜日は5Rが-0.3秒位、7,9Rが±0秒位、10Rが+1.0秒位、11Rは+1.3秒位へ変動した。

枠は、土曜日はフラット、日曜日は内~フラット。土曜日は馬場が軟らかかったためかバイアスは出なかった。日曜日は、9Rのみは雨や傷み具合の関係か内枠有利、他はバイアスは出なかった。

直線の伸びは2日間ともフラット。日曜日は内が伸びたり外が伸びたりしたレースもあったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

前後は、土曜日は展開次第、日曜日は展開次第~差し。土曜日は馬場が軟らかったためかバイアスは出なかった。日曜日は9Rまではバイアスは出なかったが、10R以降は馬場がタフになり時計が遅くなったためか差し有利だった。

 

・ダート

水曜日に7㎜と土曜日は朝から9R頃までに16.5㎜の雨が降り、土曜日の馬場状態は2Rまでは重、3R以降は不良に悪化。日曜日はレース前と3~10R頃にも雨が降り、馬場状態は不良のまま。2日間とも馬場に水が染み出していたが、水が浮くほどではなかった。

時計は、土曜日は-2.5秒位、日曜日は-1.9秒位。2日間とも脚抜きが良く速い時計が出ていた。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。土曜日は若干内が伸びていたが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。2日間ともある程度速い上がりが要求されていたが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

 

【今週末へ向けて】

・芝

今週の天気は、月~火曜日と木~金曜日は曇りか雨、水曜日と土~日曜日は晴れか曇り予報となっている。週末は気温が高い予報だが、金曜日の雨量が多い予報なので今週末は道悪になる可能性がある。

今週からA→Bコース替わり。これにより傷んだ箇所はある程度カバーされるだろうが、広範囲に傷みが出ていたので内ラチ沿いにダメージが残りそうだ。

良馬場の場合のバイアスは、内ラチ沿いに傷みがかなり残るようだと外枠有利、外伸び、差し有利になる可能性がある。傷みがあまり残らないとバイアスは出にくいだろう。時計は-2.3~-1.8秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、内ラチ沿いに傷みがかなり残るようだと外枠有利、外伸び、差し有利になる可能性がある。傷みがあまり残らないと馬場が内から乾燥して内枠有利、内伸びになることもあり得る。

 

・ダート

今週の天気は、月~火曜日と木~金曜日は曇りか雨、水曜日と土~日曜日は晴れか曇り予報となっている。週末は気温が高い予報だが、金曜日の雨量が多い予報なので今週末は道悪になる可能性がある。

良馬場の場合のバイアスは、風向きや含水率が高いと外枠有利、前有利になる可能性がある。時計は±0~+0.5秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、今開催の傾向からすると外枠有利、前有利になる可能性がある。

 

 

 

 

 

中京競馬場

3/23 予想


3/23 結果



3/24 予想


3/24 結果

 

ダート

3/23 予想


3/23 結果



3/24 予想


3/24 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

水曜日に0㎜と土曜日は朝から17.5㎜の雨が降り、土曜日の馬場状態は重。日曜日は2R前から小雨が降り重のまま。

開催3週目。馬場は、土曜日のレース終了後はコース全体の内ラチ沿いに傷みが目立ち始め、特に3~4コーナーの内ラチ沿いは結構掘れていた。日曜日の終了後はコース全体の内から広範囲に傷みが目立っていた。2日間とも雨の影響で馬場はタフ。

時計は、土曜日は+1.2→+1.4秒位へ変動、日曜日は±0→+1.2秒位へ変動。土曜日は5Rまで+1.2秒位、7R以降は+1.4秒位へ変動した。日曜日は2Rが±0秒位、4Rが+0.6秒位、5R以降は+1.2秒位へ変動した。

枠は、土曜日はフラット、日曜日は内~フラット。土曜日は内ラチ沿いに傷みが出ていたが、馬場が軟らかかったためかバイアスは出なかった。日曜日は内から広範囲に傷みが出ており内も外もあまり変わらなかったためか、ロスが少ない内枠が有利になっていた。

直線の伸びは、土曜日はフラット、日曜日はやや内~フラット。土曜日はあまり外過ぎると伸びにくいが、基本的にはバイアスは出なかった。日曜日は外が伸びたレースもあったが、基本的には内の方が伸びていた。

前後は2日間とも展開次第。2日間ともバイアスは出なかった。

 

・ダート

水曜日に0㎜と土曜日は朝から17.5㎜の雨が降り、土曜日の馬場状態は1Rのみ稍重、3R以降は重へ悪化。日曜日は2R前から小雨が降り重のまま。

時計は、土曜日は-1.0→-3.3秒位へ変動、日曜日は-3.0秒位。土曜日は1Rが-1.0秒位、3Rが-1.7秒位、6R以降は-3.3秒位へ変動した。日曜日は脚抜きが良くかなり速い時計が出ていた。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。日曜日は外枠から中団より後ろで外々を回ると厳しかったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。2日間とも速い上がりが要求されていたが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

 

【次開催へ向けて】

・芝

次開催は阪神競馬場の改修工事のため例年とローテーションが違い、約4か月後の8月10日から9月29日までの8週間の開催となる。例年の開催であればこの期間に芝を張り替え、エアレーションとシャタリング作業を行なうことがある。

次開催の芝はまだ発表されておらず、例年通りの開催ローテーションであれば野芝に洋芝をオーバーシードするが、8~9月の開催なので野芝のみで行うこともあり得る。

例年の夏の開催の時計は良馬場だと-2.5~-1.5秒位になることが多い。今年は、野芝に洋芝をオーバーシードすればその位の時計になりそうだが、もし野芝のみであればもっと速い時計が出ることもあり得る。

例年の夏の開催のバイアスは良馬場だと、時計が速ければ内枠有利、前有利に。遅いと外枠有利、差し有利になることがある。今年はまだ使用する芝の種類がわからないためどうなるかを予想するのは難しいが、基本的には同じだろう。

 

・ダート

次開催は阪神競馬場の改修工事のため例年とローテーションが違い、約4か月後の8月10日から9月29日までの8週間の開催となる。例年の開催であればこの期間にクッション砂の洗浄をすることは無いが、秋開催は例年通り12月なので今年は洗浄する確率が高いと思われる。

例年の夏の開催の時計は良馬場だと-1.3~-0.5秒位になることが多い。今年は暑い時期の開催なのでもう少し速い時計が出ることもあり得る。

例年の夏の開催のバイアスは良馬場だと、速い時計が出るようなら内枠有利、前有利になることがある。標準位の時計だと出ないことが多い。

 

 

 

 

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