トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2024,3,30~31 トラックバイアス結果 (中山競馬場、阪神競馬場)

 

先週日曜日に大阪杯(GⅠ)が行われ、2番人気のベラジオオペラは道中2番手に位置取ると、残り200m付近で先頭に立ち2着のローシャムパークをクビ差しのいで優勝した。

中山競馬場は月~火曜日に47.5㎜と金曜日に15.5㎜の雨が降り、馬場状態は芝ダートともに重→良。芝は先週からA→Bコース替わりだったためか、2日間とも速めの時計が出ていた。

阪神競馬場は月~火曜日に57㎜と木~金曜日に40㎜の雨が降り、馬場状態は芝は良、ダートは稍重→良。芝コースは馬場の表面が緩めだっためか、2日間とも外枠有利のバイアスが出ていた。

では、2024年3月30~31日のトラックバイアスの結果を紹介する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

中山競馬場

3/30 予想


3/30 結果



3/31 予想


3/31 結果

 

ダート

3/30 予想


3/30 結果



3/31 予想


3/31 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月~火曜日に47.5㎜と金曜日に15.5㎜の雨が降り、土曜日の馬場状態は5Rは重、8R以降は稍重に回復。日曜日は晴れたため良に回復。

開催6週目、先週からA→Bコース替わり。これにより傷んだ箇所はある程度カバーされたが、コース全体の内ラチ沿いがデコボコし、3~4コーナーの内ラチ沿いには傷みが残っていた。2日間のレースでダメージはあまり進行しなかった。2日間とも週間のあめの影響もあり馬場の表面は緩い。

時計は、土曜日は-1.2秒位、日曜日は-2.0秒位。土曜日は雨の影響もあったが、コース替わりで傷んだ箇所がカバーされたためか馬場状態よりも時計は速かった。日曜日は前日よりも馬場の水分が抜け、この時期にしてはかなり速い時計が出ていた。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。内ラチ沿いにダメージが残っていたが、馬場の表面が緩かったこともありバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。4角で後ろ過ぎると厳しいが、2日間ともバイアスは出なかった。

 

・ダート

月~火曜日に47.5㎜と金曜日に15.5㎜の雨が降り、土曜日の馬場状態は重。日曜日は7Rまでは稍重、10R以降は良に回復。

時計は、土曜日は-2.2→-1.9秒位へ変動、日曜日は-0.9秒位。土曜日は10Rまでは-2.2秒位、12Rは-1.9秒位へ変動した。日曜日は水分が残っていたためか少し速めだった。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。日曜日の勝ち馬は外枠が多かったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。土曜日は4角で後ろ過ぎると厳しいが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

 

【今週末へ向けて】

・芝

今週の天気は、月・水~木曜日が曇りか雨、他は晴れか曇り予報だが、週末は降水確率が高めとなっている。水~木曜日は雨量が少ない予報なので金曜日以降は晴れると良馬場でレースが行えそうだが、週末の天気次第では道悪になる可能性がある。

良馬場の場合のバイアスは、週間の雨が残り馬場の表面が緩めだと出にくいだろう。馬場が乾いて硬さが標準位だと、3~4コーナーは内側に傷みが出ているので、3~4コーナーで加速しやすい外枠有利、外伸び、差し有利になる可能性がある。時計は、週間や当日の雨量次第で-2.2~-1.6秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、馬場が軟らかくなりそうなので出にくいだろう。

 

・ダート

今週の天気は、月・水~木曜日が曇りか雨、他は晴れか曇り予報だが、週末は降水確率が高めとなっている。水~木曜日は雨量が少ない予報なので金曜日以降は晴れると良馬場でレースが行えそうだが、週末の天気次第では道悪になる可能性がある。

良馬場の場合のバイアスは、ここ数週は段々と出にくくなってきている。ただ、含水率が低いと風向き次第で外枠有利になる可能性がある。時計は、砂が段々と薄くなってきている印象なので-1.2~-0.7秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、ここ数週の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。

 

 

 

 

 

阪神競馬場

3/30 予想


3/30 結果



3/31 予想


3/31 結果

 

ダート

3/30 予想


3/30 結果



3/31 予想


3/31 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月~火曜日に57㎜と木~金曜日に40㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。

開催6週目、先週からA→Bコース替わり。これにより傷んだ箇所はある程度カバーされたが、コース全体の内ラチ沿いにデコボコが残っていた。ただ、この2日間のレースでダメージの進行はあまり無かった。2日間とも週間の雨の影響か馬場の表面が緩めだった。

時計は、土曜日は-1.6秒位、日曜日は-1.8秒位。2日間とも良馬場だったこともあり速めの時計が出ていたが、日曜日は馬場がより乾燥したためか前日よりも速くなった。

枠は2日間ともフラット~外。2日間とも週間の雨で馬場の表面が緩かったためか内をこだわるよりも、いつでも動ける外に位置取れる外枠が有利だった。どちらかというと土曜日の方が強く外枠有利が出ていた。

直線の伸びは2日間ともフラット。2日間とも馬場の表面が緩かったためか、それとも傷みが出ていなかったためかバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。2日間とも段々と差しが決まってきていたが、まだ差し有利のバイアスが出るほどではなかった。

 

・ダート

月~火曜日に57㎜と木~金曜日に40㎜の雨が降り、土曜日の馬場状態は稍重。日曜日は雨が降らなかったため良に回復。日曜日の含水率は5~6%台だったため少し水分が残っていた。

時計は、土曜日は-1.0→-0.4秒位へ変動、日曜日は-0.2秒位。土曜日は5Rまで-1.0秒位、7R以降は-0.4秒位へ変動した。日曜日は良馬場まで回復したこともあり時計は標準位だった。

枠は、土曜日は外、日曜日はフラット~外。土曜日は3着以内がほぼ5枠より外枠だったため外枠有利。日曜日は内枠がダメな訳ではないが基本的には外枠有利だった。もしかしたら週間の大雨で砂が流れたためこの結果になったのかもしれない。

直線の伸びは2日間ともフラット。2日間ともバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。土曜日はスローペースのレースが多く4角で後ろ過ぎると厳しく、日曜日は勝ち馬は4角前々が多かったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

 

【今週末へ向けて】

・芝

今週の天気は、水~木曜日と日曜日が雨か曇り、他は晴れか曇り予報となっている。水曜日の雨量が多い予報だが、木曜日以降は気温がそれなりに高めらしいので土曜日は良馬場でレースが行えそうだ。日曜日は雨量によって道悪になる可能性がある。

今週は気温が高い日が多く、例年は桜が咲く頃に野芝がぐんぐんと成長してくる。そうなると芝の状態が良くなり時計が速くなることもあり得る。

良馬場の場合のバイアスは、水~木曜日の雨量が多いと多少は水分が残り馬場の表面が緩めになりそうなので、外枠有利、差し有利になる可能性がある。もし水~木曜日の雨量が少ないと馬場の硬さが標準位になりそうなので、ロスが少ない内枠有利、内伸び、速い上がりが出そうなので差し有利になる可能性がある。時計は、週間や当日の雨量次第で-2.0~-1.5秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、雨量が少なければ外枠有利、差し有利になる可能性がある。当日の雨量が多いとバイアスは出にくいか、かなり多いと内枠有利、前有利になることもあり得る。

 

・ダート

今週の天気は、水~木曜日と日曜日が雨か曇り、他は晴れか曇り予報となっている。水曜日の雨量が多い予報だが、木曜日以降は気温がそれなりに高めらしいので土曜日は良馬場でレースが行えそうだ。日曜日は雨量によって道悪になる可能性がある。

良馬場の場合のバイアスは、先週の傾向からすると外枠有利になる可能性がある。時計は、砂が少し薄くなった印象があるので-0.5~±0秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、稍重程度だと外枠有利になる可能性がある。重以上だと様子を見ないとわからないが、今までの傾向だと外枠有利になる可能性がある。

 

 

 

 

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