今週は中山と阪神競馬場の2場開催となる。2場とも馬場状態は芝ダートで良となっているが、先週とは週間の雨量が違うので時計やバイアスの出方も変わってくる可能性がある。
中山競馬場は週間に雨が降らず、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは馬場の硬さで時計やバイアスの出方が変わってきそうだ。
阪神競馬場は火~水曜日に10㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは外回りはまだ速い上がりが出そうなので、差し有利になる可能性がある。
では、2022年3月5日、土曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
中山競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ予報。
開催2週目。先週は良馬場だったが馬場の表面が緩いこともあり、コース全体の内ラチ沿いがデコボコしている。船橋市は2月21日以降に降水が観測されていないため普通であれば馬場が硬くなるが、先週は表面が緩かったため、今週も緩い可能性もある。
先週の時計は-1.1~-0.9秒位。今週は馬場が硬ければ-2.3~-1.5秒位、表面が緩ければ-0.9~-0.5秒位と想定している。
枠は内~フラットと想定。馬場が硬ければロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。表面が緩い場合はまだ傷みが出ていないのでバイアスは出にくいだろう。
直線の伸びはやや内~フラットと想定。馬場が硬ければロスが少ない内が伸びる可能性がある。表面が緩い場合はまだ傷みが出ていないのでバイアスは出にくいだろう。
前後は前~展開次第と想定。馬場が硬ければ外が伸びにくいこともあり前有利になる可能性がある。表面が緩ければバイアスは出にくいだろう。
・ダート
週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は1%台なのでカラカラに乾燥している。
土曜日の天気は晴れ予報。馬場はさらに乾燥しそうだ。
先週の時計は-0.6~±0秒位。今週は馬場が乾燥しているが、向こう正面が強い向かい風でペースが上がりにくくなりそうなので±0~+0.3秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。土曜日は向こう正面が強い向かい風の予報でキックバックが多くなりそうなので、砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。先週はバイアスが出なかったので、今週土曜日も出にくいだろう。
前後は前~展開次第と想定。先週はバイアスが出なかったが、今週は直線が強い追い風の予報なので、前が止まりにくくなる可能性がある。
阪神競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
火~水曜日に10㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ予報。
今までの開催の影響もありコース全体の内ラチ沿いがデコボコしているが、今の時期としてはおおむね良好な状態。ただ、今週は火~水曜日に雨が降ったため馬場の硬さは標準か少し軟らかめだろう。
先週の時計は-1.3秒位。今週は馬場の硬さが標準か少し軟らかめだと思われるので-1.3~-0.8秒位と想定している。
枠と直線の伸びはフラットと想定。馬場にまだ傷みが出ていないのでバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第~差しと想定。外回りはまだ速い上がりが出そうなので差し有利になる可能性がある。内回りはバイアスは出にくいだろう。
・ダート
火~水曜日に10㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は7%台なので良馬場にしては水分量が多い。
土曜日の天気は晴れ予報。馬場の乾燥は進みそうだ。
先週の時計は±0秒位。今週は馬場に少し水分を含んでいるので±0~+0.3秒位と想定している。
枠と直線の伸びはフラットと想定。土曜日は向こう正面が強い追い風の予報なのでバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第と想定。今開催はこの位の含水率だとバイアスは出にくい傾向となっている。