先週日曜日に日本ダービー(GⅠ)が行われ、4番人気のタスティエーラは道中は先行すると、直線では残り200m付近で先頭に立ち、追い込んできたソールオリエンスをクビ差しのいで優勝した。
東京競馬場は火曜日に14.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は芝ダートともに良。芝はB→Cコース替わりということもあり、2日間ともかなり速い時計が出ていた。
京都競馬場は月~火曜日に2㎜と木曜日に3㎜の雨が降ったが、馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは速い上がりが出ていたためか、2日間とも少し差し有利のバイアスが出ていた。
では、2023年5月27~28日のトラックバイアスの結果を紹介する。
【目次】
東京競馬場
芝
5/27 予想
5/27 結果
5/28 予想
5/28 結果
ダート
5/27 予想
5/27 結果
5/28 予想
5/28 結果
【備考】
【解説】
・芝
火曜日に14.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。
開催6週目、先週からB→Cコース替わり。これにより傷んだ箇所はカバーされ、土曜日の時点では馬場は良好な状態。日曜日は3~4コーナーの内ラチ沿いが少しデコボコしてきたが、全体的には良好な状態。2日間とも馬場の硬さは標準位。
時計は2日間とも-2.5秒位。コース替わりで傷んだ箇所がカバーされたこともあり、2日間ともかなり速い時計が出ていた。
枠と直線の伸びは2日間ともフラット。日曜日は気持ち外枠の好走が多かったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。
前後は、土曜日は展開次第、日曜日は展開次第~差し。土曜日は一定以上の決め手が要求されていたが、基本的にはバイアスは出なかった。日曜日は逃げ先行の好走もあったが、どちらかというと決め手がある馬が中心だった。
・ダート
火曜日に14.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。含水率は、土曜日は4~5%台なのでほぼパサパサ、日曜日は2~3%台なのでパサパサに乾燥していた。
時計は2日間とも-0.5秒位。2日間とも良馬場だったこともあり時計は標準位だった。
枠と直線の伸びは2日間ともフラット。日曜日は気持ち外枠の好走が多かったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。
前後は2日間とも展開次第。2日間ともバイアスは出なかった。
【今週末へ向けて】
・芝
今週の天気はずっと曇りか雨予報となっている。梅雨入りの予報もあり、しかも台風の進路次第ではさらに雨量が増えるかもしれないとのことなので注意したい。
馬場状態が良の場合のバイアスは、先週と同じくバイアスは出にくいか、速い上がりが出ると差し有利になる可能性がある。時計は、週間や当日の雨量次第で-2.4~-1.6秒位と想定している。
馬場状態が稍重~重の場合のバイアスは、基本的には出にくいか、馬場が軟らかい状態のため外枠有利になる可能性がある。ただ、途中で雨が止むと馬場が内から乾燥して内枠有利、内伸びになることもあり得る。
馬場状態が不良の場合のバイアスは、馬場がグチャグチャになり内も外も変わらなくなりそうなので、ロスが少ない内枠有利、前有利になる可能性がある。
・ダート
今週の天気はずっと曇りか雨予報となっている。梅雨入りの予報もあり、しかも台風の進路次第ではさらに雨量が増えるかもしれないとのことなので注意したい。
馬場状態が良の場合のバイアスは、風向き次第で外枠有利になる可能性がある。時計は、含水率次第で-1.0~-0.3秒位と想定している。
道悪の場合のバイアスは、近年の東京ダートの道悪の傾向だと外枠有利、差し有利になる可能性がある。
京都競馬場
芝
5/27 予想
5/27 結果
5/28 予想
5/28 結果
ダート
5/27 予想
5/27 結果
5/28 予想
5/28 結果
【備考】
【解説】
・芝
月~火曜日に2㎜と木曜日に3㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。
開催6週目、先週はB→Cコース替わり。これによりデコボコした箇所はカバーされ、土曜日の時点では良好な状態。日曜日は向こう正面と各3~4コーナーの内ラチ沿いが少しデコボコしてきたが、全体的には良好な状態。馬場の硬さは2日間とも標準位。
時計は、土曜日は-2.3秒位、日曜日は-2.2秒位。コース替わりで馬場が良好な状態だったためか2日間ともかなり速い時計が出ていた。
枠は、土曜日は内~フラット、日曜日はフラット。土曜日はコース替わりで馬場が良好な状態になったためか、内回りでワンターンの4,11Rは内枠有利、他はバイアスは出なかった。日曜日はバイアスは出なかった。
直線の伸びは2日間ともフラット。土曜日の内回りは多少内の方が伸びていたが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。
前後は2日間とも展開次第~差し。スローペースのレースなどで前残りもあったが、2日間ともどちらかというと差し有利だった。
・ダート
月~火曜日に2㎜と木曜日に3㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。含水率は、土曜日は3~5%台だったのでほぼパサパサ、日曜日は2~3%台だったのでパサパサに乾燥していた。
時計は2日間とも±0秒位。2日間ともほぼパサパサに乾燥していたためか時計は標準位だった。
枠は、土曜日はフラット、日曜日はフラット~外。土曜日はバイアスは出なかった。日曜日は砂を被りにくい位置で追走した内枠の好走もあったが、どちらかというと外枠が有利だった。
直線の伸びは2日間ともフラット。2日間ともバイアスは出なかった。
前後は2日間とも展開次第。2日間ともバイアスは出なかった。
【次開催へ向けて】
・芝
次開催は約4か月後の10月7日から11月26日までの8週間の開催となる。例年はこの期間に芝を張り替え、エアレーションとシャタリング作業を行なうことが多い。
次開催は野芝に洋芝をオーバーシード。使用コースはまだ発表されていないが、例年であれば順に、Aコース4週、Bコース2週、Cコース2週となる。
例年の開幕週の時計は良馬場だと-2.4~-1.5秒位になることが多い。前開催からの期間が約4か月もあるので基本的には早い時計が出ることが多い。
例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、枠は出ない確率は7割位、内枠有利は3割位。直線の伸びはほぼ出ない。前後もほぼ出ない。
・ダート
次開催は約4か月後の10月7日から11月26日までの8週間の開催となる。例年はこの期間に砂の洗浄をすることが多い。
例年の開幕週の時計は良馬場だと-0.8~±0秒位になることが多い。ただ、前開催は馬場改修後ということもあり時計が遅くなりやすかったので、もしかしたら次開催も時計が遅くなるかもしれない。
例年の開幕週のバイアスは、良馬場だとほぼ出にくい傾向となっている。