トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2023,6,3 土曜日 トラックバイアス予想 (東京競馬場、阪神競馬場)

 

今週は阪神競馬場を加えての2場開催となる。2場とも金~土曜日に大雨が予報されており、芝ダートともに道悪が想定されるので時計やバイアスの出方に注意したい。

東京競馬場は月曜日に9㎜、水曜日に1.5㎜、金曜日の昼までに38㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに不良。ダートコースは近年の東京ダートの道悪の傾向だと、外枠有利、差し有利のバイアスが出る可能性がある。

阪神競馬場は月~火曜日に23.5㎜と木~金曜日の昼までに93.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに不良。土曜日の宝塚市は雨のち晴れ予報なので、馬場状態が回復する過程でバイアスが出る可能性がある。

では、2023年6月3日、土曜日のトラックバイアスを予想する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

東京競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月曜日に9㎜、水曜日に1.5㎜、金曜日の昼までに38㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は不良。今後の天気は、金曜午後は雨時々曇り、土曜日は雨のち晴れ予報で、土曜日の午前は降水量がかなり多いらしい。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は40~130㎜、土曜日の想定馬場状態は稍重~不良。

開催7週目、B→Cコース替わり2週目。3~4コーナーの内ラチ沿いが少しデコボコしてきたが、全体的には良好な状態。ただ、金~土曜日にかけての雨量がかなり多いと予報されているので、土曜日の馬場は相当タフになることもあり得る。もしかすると雨量が多すぎて排水が追い付かず、キタサンブラックが天皇賞秋を優勝した時のように芝コース上にも水が浮くほどになるかもしれない。

先週の時計は-2.5秒位。今週は金~土曜日にかけての雨量がかなり多いと予報されているので、雨量次第で-1.5~+3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。

枠は内~外と想定。馬場状態が稍重~重の場合は、馬場が軟らかくなるのでバイアスは出ないか、内がごちゃつきやすくなるのでスムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。馬場状態が不良で馬場がグチャグチャになった場合は、内も外も変わらなくなりそうなのでロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはやや内~やや外と想定。途中で雨が止んだ場合は、馬場が内から乾燥して内が伸びる可能性がある。雨の影響で馬場がタフになった場合は、内ラチ沿いに傷みが出てきそうなので比較的状態が良い外が伸びる可能性がある。

前後は前~差しと想定。まだ速い上がりが出ている場合は、差し有利になる可能性がある。雨で馬場がタフになった場合は、上がりに差が出てくくなるのでバイアスは出ないか、雨量によっては前有利になる可能性がある。

 

・ダート

月曜日に9㎜、水曜日に1.5㎜、金曜日の昼までに38㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は不良。今後の天気は、金曜午後は雨時々曇り、土曜日は雨のち晴れ予報で、土曜日の午前は降水量がかなり多いらしい。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は40~130㎜、土曜日の想定馬場状態は重~不良。

先週の時計は-0.5秒位。今週は金~土曜日にかけての雨量がかなり多いと予報されているので、雨量次第で-3.5~-1.0秒位と想定している。もし雨量が多く馬場に水が浮いて田んぼのような状態になると、走りにくくなるため-1.8~-1.0秒位になることもあり得る。

ここまで雨量が多いと砂が流れて厚さが変わり、時計やバイアスの出方が今までとはガラッと変わることもあり得るので注意したい。

枠はフラット~外と想定。近年の東京ダートは道悪になると外枠有利になることがある。

直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。

前後は展開次第~差しと想定。近年の東京ダートは道悪になると速い上がりが出るようになるので、差し有利になることがある。

 

 

 

 

 

阪神競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月~火曜日に23.5㎜と木~金曜日の昼までに93.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は不良。今後の天気は、金曜午後は雨、土曜日は雨のち晴れ予報となっている。金曜午後から土曜朝にかけての想定雨量は20~100㎜、土曜日の想定馬場状態は稍重~不良。

今週が開幕週。使用コースは4週すべてBコース。馬場は野芝に洋芝をオーバーシード。芝の張り替えは無し。エアレーション作業を実施。JRAの発表では部分的に傷んだ箇所が残っているとのことだが、画像を見る限りでは良好な状態だと思われる。

阪神芝コースは、今年は冬も芝を張り替えたことにより前開催は芝の状態が良く、雨が降っても馬場がタフになることは少なかった。しかし、今週金曜日は一部では200㎜程度の雨が降るとの予報もあるので、元々水はけが悪い阪神芝は排水が追い付かずかなりタフになることもあり得る。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-1.5~±0秒位になることが多い。今年は金曜日の雨量がかなり多いと予報されているので、雨量次第で-1.0~+3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。

枠は内~外と想定。開幕週で馬場が良好なことと、土曜日は晴れて馬場が内から乾燥しそうなので、ロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。ただ、馬場の水分が抜けるのが遅く軟らかい状態だと内がごちゃつきやすくなるかもしれないので、スムーズに走れる外枠が有利になることもあり得る。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。土曜日は晴れて馬場が内から乾燥しそうなので、内が伸びる可能性がある。

前後は前~展開次第と想定。雨量によっては馬場がタフになり上がりに差が出にくくなりそうなので、前有利になる可能性がある。

 

・ダート

月~火曜日に23.5㎜と木~金曜日の昼までに93.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は不良。今後の天気は、金曜午後は雨、土曜日は雨のち晴れ予報となっている。金曜午後から土曜朝にかけての想定雨量は20~100㎜、土曜日の想定馬場状態は稍重~不良。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-0.3~+0.8秒位になることが多い。今年は金曜日の雨量がかなり多いと予報されているので、雨量次第で-3.5~-1.5秒位と想定している。

枠と直線の伸びはフラットと想定。前開催は道悪だとバイアスが出にくい傾向だったので、今開催も出にくい可能性がある。

前後は前~差しと想定。前開催は道悪になり、速い時計が出るようだと前有利に、遅いと差し有利になりやすかった。

 

 

 

 

にほんブログ村 競馬ブログ 馬場適性理論へ
にほんブログ村

 


競馬・血統理論ランキング