日曜日に安田記念(GⅠ)が行われる。舞台の東京競馬場の日曜日の天気は晴れ時々曇り予報で馬場状態の回復が見込めるので、速めの時計が出そうだ。
東京競馬場は月曜日に9㎜、水曜日に1.5㎜、金~土曜日に約260㎜の雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに重。芝コースは水分の抜け具合でバイアスの出方が変わってきそうだ。
阪神競馬場は月~火曜日に23.5㎜と木~金曜日に123.5㎜の雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は芝は良、ダートは稍重。芝コースは開幕週なので、内枠有利、前有利のバイアスが出る可能性がある。
では、2023年6月4日、日曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
東京競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月曜日に9㎜、水曜日に1.5㎜、金~土曜日に約260㎜の雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は重。日曜日の天気は晴れ時々曇り予報。想定馬場状態は良~稍重。
開催7週目、B→Cコース替わり2週目。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いが少しデコボコし、4コーナー付近には傷みが出始めた。日曜日は雨が降らない予報だが、金~土曜日の雨の影響が多少残り馬場は柔らかめだと思われる。
土曜日の時計は+0.3秒位。日曜日は雨が降らない予報なので-1.9~-1.4秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。まだ馬場が軟らかい場合は、内がごちゃつきやすくなりそうなので、スムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。水分が抜けるのが早い場合は、まだ内を通っても我慢できそうなのでバイアスは出にくいだろう。
直線の伸びはやや内~フラットと想定。馬場の乾燥が遅い場合は、馬場が内から乾燥して内伸びになる可能性がある。水分が抜けるのが早い場合は、まだ内を通っても我慢できそうなのでバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第~差しと想定。速い上がりが出る場合は、それに対応できる差し有利になる可能性がある。上がりが速くない場合はバイアスは出にくいだろう。
・ダート
月曜日に9㎜、水曜日に1.5㎜、金~土曜日に約260㎜の雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は重。日曜日の天気は晴れ時々曇り予報。想定馬場状態は良~稍重。
土曜日の時計は-2.6→-2.2秒位へ変動。日曜日は晴れ予報で馬場の水分も抜けていきそうなので-1.8~-0.7秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。土曜日はバイアスは出なかったが、近年の東京ダートは道悪だと外枠有利になることがある。
直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。
前後は前~差しと想定。土曜日は速い時計が出たためか、それとも大雨で砂が流れたためか前有利だったので、日曜日も同じ傾向になる可能性がある。ただ、近年の東京ダートは道悪だと差し有利になることがあるので注意したい。
阪神競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月~火曜日に23.5㎜と木~金曜日に123.5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は晴れ予報。
今週が開幕週。前開催のダメージは残らず、馬場は全体的に良好な状態。馬場の水分の抜けが早いこともあり、日曜日は硬さは標準位か少し軟らかめだと思われる。
土曜日の時計は-1.3→-2.2秒位へ変動だと思われるが、強風とスローペースのレースが多いこともあり後で修正するかもしれない。日曜日は晴れ予報なので-2.5~-2.2秒位と想定している。
枠は内~フラットと想定。基本的にはバイアスは出にくいと思われるが、かなり速い時計が出るようだと内枠有利になることもあり得る。
直線の伸びはフラットと想定。馬場の水分もほとんど抜けると思われるのでバイアスは出にくいだろう。
前後は前~展開次第と想定。日曜日も直線は強めの向かい風の予報で上がりに差が出にくくなりそうなので、特に内回りは前有利になる可能性がある。
・ダート
月~火曜日に23.5㎜と木~金曜日に123.5㎜の雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は稍重。日曜日の天気は晴れ予報。想定馬場状態は良~稍重。
土曜日の時計は-2.8→-1.6秒位へ変動。日曜日は晴れて馬場の水分が抜けていきそうなので-1.3~-0.3秒位と想定している。
枠は内~フラットと想定。土曜日は1200mで少し内枠有利のバイアスが出たので、日曜日ももしかしたら距離に関わらず内枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。土曜日はバイアスは出なかったので、日曜日も出にくいだろう。
前後は展開次第~差しと想定。前開催からの傾向だと、道悪で時計が遅くなると差し有利のバイアスが出ることがある。