土曜夜時点の馬場状態は3場とも芝ダートともに良だが、日曜日は小倉が発雷確率が高め、札幌は曇り時々雨予報となっている。雨の有無や雨量により時計やバイアスが変化する可能性があるので注意したい。
新潟競馬場は週間に雨が降らず、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースはまだダメージが少ないので日曜日も速めの時計が出そうだ。
小倉競馬場は水～木曜日に12.5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。日曜日の北九州市は発雷確率が高くゲリラ雷雨の可能性があるので、急な大雨に注意したい。
札幌競馬場は水～木曜日に9㎜と土曜日に数ミリの雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。日曜日の札幌市は降水確率が高く雨が降る可能性があるので、雨の有無で時計やバイアスが変化する可能性がある。
では、2023年8月20日、日曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
新潟競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
週間に雨が降らず土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は晴れ予報。
開催4週目。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いがデコボコしてきた。約4週間以上もほぼ雨が降っておらず、土曜日のクッション値が9.9となっているように馬場は硬めに感じる。
土曜日の時計は－1.1秒位だと思われるが、スローペースのレースが多かったので後で修正するかもしれない。日曜日も晴れ予報なので－1.4～－0.9秒位と想定している。
枠と直線の伸びはフラットと想定。内ラチ沿いがデコボコしてきたがまだ我慢できそうなので、基本的にはバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第と想定。土曜日の外回りは一定以上の決め手が要求されていたがバイアスは出なかったので、日曜日も出にくいだろう。
・ダート
週間に雨が降らず土曜夜時点の馬場状態は良。含水率は1～3％台なのでカラカラに乾燥している。
日曜日の天気は晴れ予報。馬場はさらに乾燥しそうだ。
土曜日の時計は－0.5秒位。日曜日も晴れ予報なので－1.0～－0.5秒位と想定している。
枠はフラット～外と想定。前日は今開催で初めて外枠有利のバイアスが出たので、日曜日も同じ傾向になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。
前後は前～展開次第と想定。今開催は速い時計が出ると前有利になることがある。
小倉競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
水～木曜日に12.5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は晴れ時々曇り予報だが、発雷確率が高いのでゲリラ雷雨に注意したい。想定雨量は0～80㎜、想定馬場状態は良～不良。
開催2週目。3～4コーナーの内ラチ沿いが若干デコボコしてきたが、全体的には良好な状態。もしかすると直線から1～2コーナーにかけては芝の状態があまり良くないのかもしれない。
土曜日の時計は－1.4～－0.3秒位。日曜日はゲリラ雷雨の可能性があるので、雨が降らない場合は－1.5～±0秒位、雨が降った場合は雨量次第で－1.3～＋3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。
枠は内～外と想定。雨が降らない場合は、土曜日と同じくバイアスは出にくいだろう。少量の雨が降った場合は、馬場がほどよく軟らかくなるのでスムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。大量の雨が降った場合は、馬場がグチャグチャになり内も外も変わらなくなりそうなので、ロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはやや内～やや外と想定。雨が降らない場合は、土曜日と同じくバイアスは出にくいだろう。大量の雨が降った場合は、馬場がかなりタフになりスムーズに走るために進路を真ん中付近に取り、場合によっては真ん中より外に進路を取ることもあり得る。雨が降ったが途中で止んだ場合は、馬場が内から乾燥して内伸びになる可能性がある。
前後は前～展開次第と想定。雨が降っらなかったり降っても少量の場合は、前日と同じくバイアスは出にくいだろう。大量の雨が降った場合は、馬場がかなりタフになり上がりに差が出にくくなりそうなので、前有利になる可能性がある。
・ダート
水～木曜日に12.5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。含水率は3～5％台だがほぼパサパサに乾燥していると思われる。
日曜日の天気は晴れ時々曇り予報だが、発雷確率が高いのでゲリラ雷雨に注意したい。想定雨量は0～80㎜、想定馬場状態は良～不良。
土曜日の時計は－0.7秒位。日曜日はゲリラ雷雨の可能性があるので、雨が降らない場合は－1.2～－0.6秒位、雨が降った場合は雨量次第で－3.0～±0秒位と想定している。もし大量の雨が降って馬場み水が浮き田んぼのような状態になると、走りにくくなるため－1.5～±0秒位になることもあり得る。
枠はフラット～外と想定。雨が降らない場合は、日曜日は向こう正面が向かい風の予報でキックバックが多くなりそうなので、砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。雨が降った場合は、雨量次第だが近年の小倉ダートの道悪の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。
直線の伸びはフラットと想定。今開催の傾向や近年の小倉ダートの道悪の傾向からすると、雨の有無に関わらずバイアスは出にくいだろう。
前後は前～展開次第と想定。雨が降らない場合は、今開催の良馬場の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。雨が降った場合は、雨量次第だが近年の小倉ダートの道悪の傾向からすると前有利になる可能性がある。
札幌競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
水～木曜日に9㎜と土曜日に数ミリの雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。今後の天気は土曜夜から日曜日にかけてずっと曇り時々雨予報。土曜夜から日曜日にかけての想定雨量は0～30㎜、日曜日の想定馬場状態は良～不良。
開催5週目、今週からA→Cコース替わり。レース前の時点ではコース替わりで傷んだ箇所がおおむねカバーされ馬場は良好な状態。ただ、土曜日は雨の影響がある中でレースが行われたこともありコース全体の内ラチ沿いが少しデコボコしてきた。
土曜日の時計は－2.0→－0.3秒位へ変動。土曜夜から日曜日にかけて雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は－1.8～－1.3秒位、雨が降った場合は雨量次第で－1.6～＋3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。
枠は内～フラットと想定。雨が降らなかったり降っても少量の場合は、内ラチ沿いにダメージが出ているがまだ我慢できそうなのでバイアスは出にくいだろう。大量の雨が降った場合は、馬場がグチャグチャになり内も外も変わらなくなりそうなので、ロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはやや内～やや外と想定。雨が降らなかったり降っても少量の場合は、内ラチ沿いにダメージが出ているがまだ我慢できそうなのでバイアスは出にくいだろう。大量の雨が降った場合は、馬場がかなりタフになりスムーズに走るために進路を真ん中付近に取り、場合によっては真ん中より外に進路を取ることもあり得る。雨が降ったが途中で止んだ場合は、馬場が内から乾燥して内伸びになる可能性がある。
前後は前～展開次第と想定。雨が降らなかったり降っても少量の場合は、前日と同じくバイアスは出にくいだろう。大量の雨が降った場合は、馬場がかなりタフになり上がりに差が出にくくなりそうなので、前有利になる可能性がある。
・ダート
水～木曜日に9㎜と土曜日に数ミリの雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。土曜日の含水率は4％台だったが水分が多少残っている感じがした。
今後の天気は土曜夜から日曜日にかけてずっと曇り時々雨予報。土曜夜から日曜日にかけての想定雨量は0～30㎜、日曜日の想定馬場状態は稍重～不良。
土曜日の時計は＋0.3秒位。日曜日は雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は－0.3～＋0.3秒位、雨が降った場合は雨量次第で－3.0～＋0.5秒位と想定している。
枠はフラット～外と想定。雨が降らない場合は、今開催は良馬場だと外枠有利になりやすい傾向となっている。雨が降った場合は、雨量次第だが今開催は道悪だとバイアスは出にくい傾向となっている。
直線の伸びはフラットと想定。今開催は馬場状態に関わらずバイアスは出にくい傾向となっている。
前後は展開次第～差しと想定。雨が降らない場合は、今開催は良馬場だとバイアスは出にくい傾向となっている。雨が降った場合は、雨量次第だが今開催は道悪だと差し有利になることがある。
