日曜日は3場とも雨が降る予報となっている。秋華賞が行われる京都芝は雨量やいつ雨が止むかによって時計やバイアスの出方が変わってくるかもしれないので注意したい。
東京競馬場は火曜日に11㎜と木曜日に1㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。日曜日の府中市は雨量がかなり多いと予報されているので、芝ダートともに不良馬場まで想定しておきたい。
京都競馬場は土曜日に数ミリの雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは上記の通り雨量次第で時計やバイアスの出方が変わってきそうなので注意したい。
新潟競馬場は月～水曜日に38.5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。日曜日の新潟市は雨予報で、しかも午後は急に雨量が増えることもあり得るので注意したい。
では、2023年10月15日、日曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
東京競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
火曜日に11㎜と木曜日に1㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は雨のち晴れ予報。想定雨量は20～80㎜、想定馬場状態は良～不良。
開催2週目。3～4コーナーの内ラチ沿いが多少デコボコしてきたが、野芝の生育が良く全体的には良好な状態。日曜日の午前中は雨量がかなり多くなると予報されているため、もしかすると馬場に水が浮き排水が追い付かないほど雨が降ることも考えられる。
土曜日の時計は－2.4秒位。日曜日は大雨の予報なので雨量次第で－1.2～＋3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。
枠は内～外と想定。雨量が少なめの場合は、馬場が軟らかくなるのでスムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。雨量が多く馬場がグチャグチャになった場合は、内も外も変わらなくなるのでロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。日曜午後は晴れる予報なので、雨量や馬場の傷み具合次第では馬場が内から乾燥して内枠有利になることもあり得る。
直線の伸びはやや内～やや外と想定。雨が降ったが途中で止み、かつ、その後晴れて太陽が出た場合は、馬場が内から乾燥して内伸びになる可能性がある。雨量が多く馬場がグチャグチャになった場合は、泥などのキックバックを避けるため進路を外に取ることもあり得る。
前後は前～差しと想定。雨量が少なめの場合は、馬場が軟らかくなるので速い上がりが出ると差し有利になる可能性がある。雨量が多く馬場がグチャグチャになった場合は、タフで上がりに差が出にくくなりそうなので前有利になる可能性がある。
・ダート
火曜日に11㎜と木曜日に1㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は雨のち晴れ予報。想定雨量は20～80㎜、想定馬場状態は稍重～不良。
土曜日の時計は－0.6秒位。日曜日は午前中から大雨の予報なので雨量次第で－3.5～－0.5秒位と想定している。雨量が多く馬場に水が浮き田んぼのような状態になると、走りにくくなるため－1.7～－0.5秒位になることもあり得る。
枠はフラット～外と想定。過去の東京ダートの道悪の傾向からすると外枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。今開催の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第～差しと想定。過去の東京ダートの道悪の傾向からすると、速い上がりが出ると差し有利になることがある。
京都競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
土曜日に数ミリの雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。今後の天気は、土曜夜から日曜明け方まで雨時々曇り、日曜朝以降は晴れ時々曇り予報だが少し降水確率が高めとなっている。土曜夜から日曜日にかけての想定雨量は10～50㎜、日曜日の想定馬場状態は良～不良。
開催2週目。今までの開催の影響もあり向こう正面から各3～4コーナーの内ラチ沿いに若干のダメージが出ているが、この中間に馬場を補修したためか全体的には良好な状態。ただ、土曜夜から日曜明け方にかけて雨が降る予報なので、日曜日は馬場がタフな状態になりそうだ。
土曜日の時計は－1.7秒位。土曜夜から日曜明け方にかけて雨が降る予報なので、雨量次第で－1.0～＋3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。
枠は内～外と想定。雨量やいつ止むか、馬場の傷みや乾き具合でバイアスの出方がかなり変わりそうだ。雨量が少なく、かつ、日曜日は晴れて太陽が出た場合は、馬場が内から乾燥して内伸びになる可能性がある。雨量がそれなりで日曜日は太陽があまり出ない場合は、馬場が軟らかくなるのでスムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。雨量が多く馬場がグチャグチャになった場合は、内も外も変わらなくなりそうなのでロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。ただ、傷みの進行具合によってレース毎にバイアスが変わることもあり得るので注意したい。
枠はやや内～やや外と想定。日曜日は晴れて太陽が出た場合は、馬場が内から乾燥して内伸びになる可能性がある。雨量が多く馬場がグチャグチャになった場合は、泥などのキックバックを避けるために進路を外に取る馬が出てくる可能性がある。
前後は前～差しと想定。雨量があまり多くない場合は、馬場が軟らかくなるので速い上がりが出るようだと差し有利になる可能性がある。雨量が多く馬場がグチャグチャになった場合は、タフになり上がりに差が出にくくなりそうなので前有利になる可能性がある。
・ダート
土曜日に数ミリの雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。今後の天気は、土曜夜から日曜明け方まで雨時々曇り、日曜朝以降は晴れ時々曇り予報だが少し降水確率が高めとなっている。土曜夜から日曜日にかけての想定雨量は10～50㎜、日曜日の想定馬場状態は良～不良。
土曜日の時計は＋0.3秒位。今後は日曜明け方まで雨が降る予報なので雨量次第で－2.5～＋1.0秒位と想定している。今年の京都ダートは馬場改修後だからか道悪でも時計が遅くなることがある。日曜日ももしかすると時計が土曜日よりも遅くなる可能性があるので注意したい。
枠はフラットと想定。先週月曜日は馬場状態が重だったがバイアスは出なかったので、今週日曜日も出にくいだろう。
直線の伸びはやや内～フラットと想定。先週日曜日は馬場状態が良だったが雨が降り内伸びになったレースもあったので、今週日曜日も雨量次第では内伸びになる可能性がある。
前後は展開次第と想定。先週月曜日は馬場状態が重だったがバイアスは出なかったので、今週日曜日も出にくいだろう。
新潟競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月～水曜日に38.5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は曇り時々雨予報で、特に午後の遅い時間は発雷確率が非常に高いので急激に雨量が増える可能性がある。日曜日の想定雨量は1～50㎜、想定馬場状態は良～不良。
今週が開幕週。今年は例年よりも気温が高い日が多く、しかも前開催は例年よりも馬場のダメージが少なかったため、多少のダメージは残っているが今開催は例年よりも馬場の状態が良い。
土曜日の時計は－1.0秒位だと思われるが、スローペースのレースが多かったので後で修正するかもしれない。日曜日は雨が降る予報なので雨量次第で－0.7～＋3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。
枠は内～外と想定。雨量が少ない場合は、馬場が軟らかくなるのでスムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。雨量が多く馬場がグチャグチャになった場合は、内も外も外も変わらなくなるので特に内回りは内枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはやや内～外と想定。雨が降ったが途中で止み、かつ、その後晴れて太陽が出た場合は、馬場が内から乾燥して内伸びになる可能性がある。雨量が多く馬場がグチャグチャになった場合は、近年の新潟ダートの馬場状態が重や不良の傾向からすると、進路を外に取り場合によっては真ん中より外が伸びることもあり得る。
前後は前～差しと想定。雨量が少ない場合は、馬場が軟らかくなり速い上がりも出そうなので、特に外回りは差し有利になる可能性がある。雨量が多く馬場がグチャグチャになった場合は、タフになり上がりに差が出にくくなりそうなので前有利になる可能性がある。
・ダート
月～水曜日に38.5㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は曇り時々雨予報で、特に午後の遅い時間は発雷確率が非常に高いので急激に雨量が増える可能性がある。日曜日の想定雨量は1～50㎜、想定馬場状態は良～不良。
土曜日の時計は－0.4秒位。日曜日は雨が降る予報なので雨量次第で－3.0～±0秒位と想定している。もし雨量が多く馬場に水が浮き田んぼのような状態になると、走りにくくなるため－1.5～±0秒位になることもあり得る。
枠はフラット～外と想定。馬場状態が良～稍重の場合は、馬場の表面が湿るのでバイアスは出にくいだろう。重～不良の場合は、近年の新潟ダートの道悪の傾向からすると外枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。今開催や近年の新潟ダートの道悪の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。
前後は前～展開次第と想定。馬場状態が良～稍重の場合は、前日と同じくバイアスは出にくいだろう。重～不良の場合は、近年の新潟ダートの道悪の傾向からすると前有利になる可能性がある。
