トラックバイアス&血統研究

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【エピファネイア】種牡馬の特徴 良血牝馬との配合で大物が出るステイヤーか!?(2023,6,29更新)

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名牝・シーザリオの3番仔として誕生したエピファネイア。GⅠレースは菊花賞、ジャパンカップを優勝し、皐月賞、ダービーでは2着に入るなど輝かしい成績を残したが、5歳時にケガのため引退し、種牡馬入り。すると初年度産駒から無敗の牝馬三冠馬・デアリングタクトを輩出するなど、次世代のトップサイヤーとしての活躍が期待されている。

ここでは、エピファネイア産駒の特徴を紹介する。

 

 

【目次】

 

 

 

血統

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Hail to Reason 9.38% 4 x 5

 

父は天皇賞・秋(GⅠ)と有馬記念(GⅠ)をそれぞれ2連覇したシンボリクリスエス。

母は日米のオークスを優勝した名牝・シーザリオ。

母父は名手・武豊をダービージョッキーに導いたスペシャルウィーク。

2代母はラトガーズH(米・GⅢ/芝11F)を優勝したキロフプリミエール。

 

半弟に朝日杯フューチュリティステークスを優勝し、種牡馬入りしたリオンディーズ。

半弟に皐月賞(GⅠ)などGⅠ2勝し、種牡馬入りしたサートゥルナーリア。

 

他にも近親には、オーソリティ(アルゼンチン共和国杯/GⅡなど重賞4勝、2023年6月末現在)がいる。

 

きょうだいはJRAに出走したほぼすべてが勝ち上がり、しかもエピファネイアを含めて3頭がGⅠ馬になるなど、シーザリオの繁殖牝馬としての能力はかなり高いようだ。

近親は中長距離の芝レースで強いタイプが多く、エピファネイアは菊花賞(GⅠ)とジャパンカップ(GⅠ)を、サートゥルナーリアは皐月賞などを、オーソリティはアルゼンチン共和国杯を優勝するなどしている。スタミナが豊富な牝系のようだ。


 

現役時代

デビューは2012年10月21日、京都芝1800m。中団から折り合うと、直線は進路取りに手間取ったが1頭違う脚を繰り出し快勝。

2戦目は京都2歳ステークス(OP)。折り合いに苦労する場面も見られたが、上手く先行すると直線はインを付きほぼ持ったままで、またしても快勝。

3戦目はラジオNIKKEI杯2歳ステークス(GⅢ)を選択。評判馬のキズナやラウンドワールドも出走していたが、上手く先行し道中は3番手につけると、直線は上がり3ハロン最速で押し切り重賞初制覇となり2歳シーズンを終えた。

3歳初戦は皐月賞トライアルの弥生賞(GⅡ)に出走。大外枠から上手く先行したが終始折り合いがつかず、直線では一時先頭に立ったったものの失速しカミノタサハラの4着に敗れる。

3歳2戦目は皐月賞(GⅠ)に出走。上手く中団から追走するも、前向きな気性を見せ少し掛かり気味に。3~4コーナーで押し上げ直線ではロゴタイプと叩き合うが、掛かったぶん伸び負け2分の1馬身差で2着に終わる。

3歳3戦目はダービー(GⅠ)に出走。今回も中団から追走するもまたしても掛かり気味になり、3コーナー目前では前の馬に脚を取られバランスを崩す場面も。直線では進路を徐々に外に取り残り100m地点では先頭に躍り出たが、大外から強襲してきたキズナに2分の1馬身差で競り負け2走連続で2着に敗れた。

夏は休養に充て3歳4戦目は神戸新聞杯(GⅡ)に出走し優勝。

3歳5戦目は牡馬クラシック三冠の最後の一戦・菊花賞(GⅠ)に出走。不良馬場と厳しい状態だったが、単勝1.6倍の圧倒的1番人気に支持される。レースは上手く先行し3番手のインに収まるが、若干掛かり気味に。しかしなんとか折り合うと最後の直線では鞭を使わずどんどん加速し、2着のサトノノブレスに5馬身差をつけ初GⅠ制覇となった。

その後は休養に充て、4歳時は産経大阪杯(GⅡ)、香港のクイーンエリザベス2世ステークス(GⅠ)に出走するもそれぞれ4着、6着に敗れる。

4歳3戦目は6か月休養のあと天皇賞・秋(GⅠ)に出走するも、出遅れなどもありスピルバーグの6着に敗れた。

4歳4戦目はジャパンカップ(GⅠ)に出走。馬場状態の発表は良だったが、前日の雨で馬場は柔らかくタフな状態。上手く先行したが掛かり気味で3番手のインを確保。そのまま直線に入ると良い手ごたえのまま残り400m地点で先頭に立ち、後続をグングン突き放す。2着のジャスタウェイも猛追したが及ばず4馬身差をつけ圧勝した。

4歳5戦目は有馬記念(GⅠ)に出走。上手く先行するものの、スローペースが合わなかったからか直線では伸び負けジェンティルドンナの5着に敗れる。

5歳初戦はドバイに遠征しダートのドバイワールドカップに出走するものの、ダートが合わなかったためか9頭立ての9着に大敗した。

その後は宝塚記念に出走するため調整されていたものの、左前脚繋靭帯炎を発症。現役引退し社台スタリオンステーションにて種牡馬入りすることとなった。

重賞で勝利した距離は2000~3000m。不良馬場の菊花賞、良馬場だがタフな状態のジャパンカップで優勝するなど道悪に強かった。一方、天皇賞・秋と有馬記念はスローペースで伸び負けたように瞬発力勝負は向かなかったようだ。

ほとんどのレースで掛かっていたように、現役時代は常に前向きな気性との戦いだった。一部の産駒にもそれが受け継がれているようなので、産駒の成長にも影響があるのかもしれない。

 

 

主な勝ち鞍

  • 菊花賞(GⅠ/2013)
  • ジャパンカップ(GⅠ/2014)
  • 神戸新聞杯(GⅡ/2013)
  • ラジオNIKKEI賞2歳ステークス(GⅢ/2021)

 

 

代表産駒

  • 2017年産駒

・デアリングタクト(牝馬三冠/2020、2023年6月末現在)

・アリストテレス(アメリカジョッキークラブカップ・GⅡ/2021、2023年6月末現在)

・イズジョーノキセキ(府中牝馬ステークス・GⅡ/2022、2023年6月末現在)

 

  • 2018年産駒

・エフフォーリア(有馬記念・GⅠ/2021、他GⅠ2勝、重賞1勝)

 

  • 2019年産駒

・サークルオブライフ(阪神JF・GⅠ/2021、他重賞1勝、2023年6月末現在)

 

 

 

 

 

エピファネイア産駒の特徴

距離適正

若駒戦、芝

2019,6,1~2023,5,31

 

古馬、芝

2020,6,1~2023,5,31

おおむね1600m以上の距離が必要で、特に上級条件になると1800m以上が得意な印象がある。

1400m以下の短距離は苦手な傾向だ。特に牡馬は顕著で、データ集計期間内にのべ99頭が出走し勝ち馬は8回のみとなっている。基本的には、テンから飛ばす短距離戦は配合牝馬のアシストがない限り厳しいようだ。

普通、気性が前向きな馬というのは一本調子で力任せに走れる短距離に向くことが多い。エピファネイアの現役時代は常に掛かり気味だったように前向きな気性の持ち主で、産駒の一部にもそれが受け継がれているケースも見られる。しかし、エピファネイア産駒はそれが短距離向きには作用しないようで、短距離だと凡走することがかなり多い。

代表産駒のデアリングタクトやアリストテレスのように1600m以上、できれば中距離以上が得意で、距離が伸びるほど勝率が上がる傾向となっている。ステイゴールドやハーツクライのようなステイヤー種牡馬の可能性もある

 

ダート

2019,6,1~2023,5,31

ダートはそもそも苦手な傾向で勝利数が少ないため、若駒戦と古馬のデータを一つにまとめた。

芝と同じく短距離戦は苦手で、特に1200m以下はデータ集計期間内にのべ150頭が出走し勝ち鞍は4回となっている。芝と同様にテンから飛ばすレースは不得意なのだろう。

ダートの1400~1600mもテンから飛ばすレースが多いため苦手な傾向だ。しかし1700m以上になると道中でペースが緩みやすく息が入るので、1700mの勝率は6.4%とそこそこの数字となっている。

もしかしたらダートが苦手というよりも、テンから飛ばすレースが苦手なのかもしれない。今後は1900m以上の長距離での好走にも注意が必要だ。

 

 

馬場適正

若駒戦、芝とダートの割合

2019,6,1~2023,5,31

 

古馬、芝とダートの割合

2020,6,1~2023,5,31

データ的にはディープインパクトやハービンジャー、ステイゴールド並みにダートが苦手な傾向となっている。

しかし産駒を個別に見てみると、ワイドソロモンは1勝クラスで後続に6馬身差、ベルウッドネイチャは未勝利戦で後続に2秒の大差で圧勝するなど、スケールの大きさを感じる。

ダートを不得意とする産駒は多いが、逃げたり、すんなりとレースができれば強いレースをするので、今後は成績が上がってくる可能性がある。

 

 

コース適正

若駒戦、芝

2019,6,1~2023,5,31

 

古馬、芝

2020,6,1~2023,5,31

エピファネイア産駒は1600m、2000m、2400mの根幹距離が得意で、その他の非根幹距離が苦手な傾向となっている。

そのためか、1800mの施行がなく1600mと2000mの根幹距離のレースがある中京の成績が良い。しかも、あまり上がりが速くならないコースなので、勝率は他の競馬場と比べるとかなり高い傾向だ。

苦手な競馬場は京都、函館となっている。エピファネイアは種牡馬デビューしてまだ4世代しか送り出していないので、テンが速くなりやすい内回りのレースが多い京都は合わないのだろう。ただ、古馬になると外回りのレースも多くなってくるので、今後は成績が上がってくるはずだ。函館は6,7月の開催で、新馬戦がそもそも苦手な1200mにごっそり出走してくるので、成績が上がらないのだろう。

今後は産駒個別に判断しなければいけないが、基本的には根幹距離のレースが多い中央4場の成績が上がり、非根幹距離が多くテンが速くなりやすいローカルの成績は上がりにくいと思われる。

 

 

ダート

2019,6,1~2023,5,31

ダートはそもそも出走することが少ないため難しいが、勝利数が多い1700~1800mのレースがある競馬場が得意で、それ以外は苦手な傾向となっている。

ただ、スタミナがある種牡馬なので、長距離のレースに多く出走してくるとその他の競馬場の成績は上がってくるかもしれない。

 

 

牡牝の勝利数の違い

若駒戦

2019,6,1~2023,5,31

 

古馬

2020,6,1~2023,5,31

若駒戦も古馬も勝利数は同じくらいになっている。ただ、若駒戦の勝率は牡馬も牝馬もほぼ同じなのに対し、牡馬は牡馬の勝率が高い。

一般的に牝馬は仕上がりが早く2,3歳戦で活躍しやすいため、若駒戦の成績が良いのだろう。一方牡馬は、ステイヤー種牡馬なので仕上がりが遅いため、中長距離のレースが増える古馬になると成績が上がってくる傾向だ。

分かりやすいのが同じステイヤー種牡馬のステイゴールドやハーツクライなどだ。どちらも2歳や3歳の前半は仕上がりが早い牝馬の勝利数が多めだが、古馬になると筋肉やスタミナがついた牡馬の成績がグッと上がる。エピファネイア産駒も今後はそういった傾向になる可能性がある。

 

 

 

 

 

クラス別勝利数

2019,6,1~2023,5,31

 

ダート

2019,6,1~2023,5,31

芝は新馬から2勝クラスまでの勝率はあまり差がなく、大きな傾向は出ていない。ただ、新馬戦は牡馬の勝率が12.1%なのに対し牝馬は14.9%となっているように、やはり牝馬は仕上がりが早い傾向があるようだ。牡馬はステイヤー血統だと思われるので、ジリっぽく1番人気以外はなかなか勝ち切れない傾向となっている

しかし、1回叩かれた未勝利戦や、1勝クラスは牡馬の勝率が高い。新馬や未勝利では動けなかった牡馬が、叩かれて上昇する傾向があるようだ。

ダートはデータが少なく分析が難しいが……、ダートに向くタイプと向かないタイプがはっきりしているので、下級条件で強い勝ち方をした馬は上級条件まで追いかけてみるのも有りかもしれない。

 

 

母父の血統

若駒戦、芝

2019,6,1~2023,5,31

ノーザンD系=ノーザンダンサー系 ロイヤルC系=ロイヤルチャージャー系

 

古馬、芝

2020,6,1~2023,5,31

ノーザンD系=ノーザンダンサー系 ロイヤルC系=ロイヤルチャージャー系

 

エピファネイアの血統は3代前にサンデーサイレンスがあるので、サンデーサイレンスの血が含まれる牝馬との配合が比較的しやすい。そのため、サンデー系の牝馬との配合が多く、勝利数も多くなっている。

大まかにだが、スタミナ血統との相性が良く、スピード血統との相性が悪い傾向となっている。牝馬三冠のデアリングタクトは母父キングカメハメハだし、皐月賞を制したエフフォーリアは母父ハーツクライ、AJCCを制したアリストテレスはバレークイーン一族出身だ。他にも母父ステイゴールドやディープインパクトなどが目立っている。

母父ダイワメジャー、フジキセキ、サクラバクシンオー、クロフネなどスピードがあるタイプとの相性は悪い。スピードを補うよりも、スタミナを補強する配合の方が走る傾向がある。

そのためか良血牝馬との相性が良く、代表産駒のデアリングタクトは2代母が府中牝馬ステークス2連覇のデアリングハート、エフフォーリアはアドマイヤムーンなどを輩出したKaties(ケイティーズ)牝系出身、アリストテレスはフサイチコンコルドなどを輩出したバレークイーン牝系出身など、良血牝馬との配合で大物を出している。

しかもスタミナがある牝系から大物を輩出しているため、産駒は母父の血統よりも配合牝馬の質の影響の方が大きいのかもしれない。

 

 

ダート

2019,6,1~2023,5,31

ノーザンD系=ノーザンダンサー系 ロイヤルC系=ロイヤルチャージャー系


ダートはサンデーサイレンス系との相性が悪い。サンデーサイレンスの血は芝適正を強化することが多く、エピファネイア産駒の場合は母系にサンデーの血が入るとサンデーの4×3や4×4のクロスになり芝適正を強化するため、成績が上がらないのだろう。ミスタープロスペクター系との相性が悪いのも、母の母の父がサンデー系の場合が多いので勝率が低くなっていると思われる。

ノーザンダンサー系とは相性が良いようだ。3勝クラスまで出世したワイドソロモンやロワマージュなど活躍している産駒が目立つ。ノーザンダンサー系はパワーが特徴なので、それがダート向きに作用するのだろう。

 

 

成長度

2019,6,1~2023,5,31

 

芝の新馬戦の勝率が牝馬を中心に高いため、仕上がりは早め。しかも非社台系の産駒も勝率が高いため、仕上げやすいのだろう。

3歳以降は勝率が下がる傾向だ。通常、成長力が普通であれば2歳よりも3歳の勝率が上がり、晩成だと3歳よりも4歳の勝率が上がる。しかし、エピファネイア産駒は徐々に勝率が下がるため早熟傾向なのかもしれない。

代表産駒のデアリングタクトは3歳時は牝馬三冠を達成したが、4歳では勝利を挙げられていない。エフフォーリアも3歳時は有馬記念などGⅠ3勝したが、4歳以降は勝利を挙げられなかった。

 

 

エピファネイア産駒の特徴まとめ

  • 芝の適正距離は最低でも1600m、中心は中長距離のステイヤーか?
  • ダートは苦手だが1800m以上がよさそう
  • 馬場適正はかなり芝向き
  • 根幹距離が得意、非根幹距離は苦手な傾向
  • 今のところ牝馬優勢だが、今後は牡馬の成績も上がりそう
  • 母父の血統は、サンデー系やサンデーの血が含まれると芝向きに、ノーザンダンサー系だとダート向きになる傾向
  • 良血牝馬との配合で大物が出やすい
  • 早熟傾向か?

 

 

個人的に考えるエピファネイア産駒の特徴

エピファネイア産駒の得意な芝のバイアスは

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

と想定している。

馬場は軽い方が良い。代表産駒のデアリングタクトやアリストテレスこそ道悪で好走しているが、全体的に見ると軽い馬場の方が良績を挙げている。馬場状態も悪化する毎に勝率も下がる傾向なので、現役時代のエピファネイアとは違い、産駒は軽い馬場の方が得意な傾向だ。

上がりは牡馬と牝馬で傾向が違う。牡馬はエピファネイアの現役時代のようなジリっぽいステイヤータイプが多く、一定のペースで追走して上がりが遅めのレースで好走することが多い。一方牝馬は代表産駒のデアリングタクトのようにキレキレの決め手を使う産駒が多いことから、決め手比べに強い。牡馬と牝馬で傾向が違うので注意したい。

枠はどちらかというと外枠の方が成績が良い。牡馬はあまり器用ではないので、外枠の方がレースがしやすいのだろう。牝馬は決め手を使えるタイプが多いので、こちらも外枠の方がスムーズにレースがしやすいと思われる。

直線の伸びも牡馬と牝馬で傾向が少し違う。牡馬は一定のペースで先行押し切りが得意なタイプが多いので、差し馬が台頭しづらい内伸びの方が好走確率が上がる。一方牝馬は決め手を使えるタイプが多いので、外伸びのほうがレースがしやすい。

前後も牡馬と牝馬で傾向が違う。牡馬は一定のペースで先行押し切りが得意なタイプが多いので、前が止まりにくい馬場の方が良い。一方牝馬は決め手を使えるタイプが多いので、差し有利の馬場の方が好走しやすい。

牡馬と牝馬で傾向が違う場合が目立つが、基本的にはステイヤータイプが多い。これは、父のエピファネイアからの遺伝もあるだろうが、どちらかというと母父のスペシャルウィーク、母母父のSadler's Wells(サドラーズウェルズ)、もしくは母のシーザリオの影響が大きいと思われる。

父のシンボリクリスエスに似るとダートが得意な産駒が多く出るはずだが、実際はダートが苦手な産駒が多い。これはスペシャルウィークやSadler's Wellsの影響が強く出ているのだろう。根幹距離が得意なのもスペシャルウィークやSadler's Wellsなどの芝の王道血統の影響が強いからと思われる。

以上のことから、エピファネイア産駒は父のシンボリクリスエスよりも母のシーザリオや、母系のスペシャルウィークやSadler's Wellsからの遺伝が強いようだ。父のシンボリクリスエスをイメージすると傾向の違いに戸惑うかもしれない。

 

 

 

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