今週から中山、中京競馬場の開催となる。例年の西主場は阪神競馬場だが、京都競馬場の改修工事の影響で中京競馬場となっているため注意したい。
中山競馬場は月曜日に2.5㎜と水~金曜昼までにに15㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに稍重。芝コースは馬場が良好だが柔らかめだと思われるので、差し有利のバイアスが出る可能性がある。
中京競馬場は月曜日に36㎜と水~木曜日に50.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は良、ダートは重。芝コースは芝が不揃いの箇所があるとのことなので、差し有利のバイアスが出る可能性がある。
では、2021年9月11日、土曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
中山競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月曜日に2.5㎜と水~金曜昼までにに15㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。土曜日の天気は曇り予報だが、午後を中心に降水確率が高めなので雨にも注意したい。土曜日の想定雨量は0~5㎜、想定馬場状態は良。
今週が開幕週。使用コースは前5日がBコース、後4日がCコース。馬場は野芝のみ。コース内側を中心に約20,000㎡の芝を張り替え。エアレーションとシャタリング作業を実施。JRAの画像を見る限りでは馬場は例年かそれ以上に良好な状態。週間の雨量が多めだったことと、エアレーション等の作業をしたので馬場は柔らかめだろう。
例年の開幕週の良馬場の時の時計は-2.5~-1.0秒位。今年は馬場は良好だが、週間の雨量が多かったので-1.5~-1.0秒位と想定している。
枠と直線の伸びはフラットと想定。例年の開幕週はバイアスが出ないことが多いし、今年は馬場は良好だが柔らかめだと思われるのでバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第~差しと想定。例年の開幕週は馬場が硬めだと前有利に、軟らかめだと差し有利になりやすい。今年は週間の雨量が多く馬場は柔らかめだと思われるので、差し有利になる可能性がある。
・ダート
月曜日に月曜日に2.5㎜と水~金曜昼までにに15㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。土曜日の天気は曇り予報だが、午後を中心に降水確率が高めなので雨にも注意したい。土曜日の想定雨量は0~5㎜、想定馬場状態は良~稍重。
例年の開幕週の良馬場の時の時計は-1.5~-0.5秒位。今年は週間の雨量が多く含水率が高めなので-0.5~+0.5秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。例年の開幕週はバイアスが出ないか、偶に外枠有利になることがある。今開催の土曜日は馬場の表面が乾燥してキックバックが多くなるかもしれないので、そうなると砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。例年の開幕週はバイアスが出ないことが多い。
前後は前~展開次第と想定。例年の開幕週はバイアスが出ないか、偶に前有利になることがある。
中京競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
京都競馬場の改修工事のため、中京競馬場は去年に引き続きこの時期の開催となっている。
月曜日に36㎜と水~木曜日に50.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は曇り予報だが、降水確率は低いので雨の心配はなさそうだ。
今週が開幕週。使用コースは前5日がAコース、後4日がBコース。馬場は野芝のみ。コース内側を中心に約19,000㎡の芝を張り替え。エアレーションとシャタリング作業を実施。JRAの発表では馬場に不揃いの箇所があるとのことで、画像を見ても芝の色が悪い印象がある。週間の雨量が多いこともあり、馬場は去年よりもタフな状態かもしれない。
去年の開幕週の時計は稍重で-1.0秒位。今年は去年より馬場の水分量が少ないと思われるが、野芝が不揃いの箇所があるので-1.5~-1.0秒位と想定している。
枠と直線の伸びはフラットと想定。開幕週なので馬場に傷みは無く良好な状態だが、週間の雨量が多く軟らかめだと思われるので、バイアスは出にくい可能性がある。
前後は展開次第~差しと想定。週間の雨量が多く馬場は柔らかめだと思われるので、決め手があったほうが有利になる可能性がある。
・ダート
京都競馬場の改修工事のため、中京競馬場は去年に引き続きこの時期の開催となっている。
月曜日に36㎜と水~木曜日に50.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は重。土曜日の天気は曇り予報だが、降水確率が低いので雨の心配はなさそうだ。想定馬場状態は稍重。
去年の開幕週の時計は馬場状態が重→稍重で-1.5秒位。今年は去年と含水率が同じか少し乾くと思われるので-1.5~-0.7秒位と想定している。
枠は内~外と想定。近年の内枠有利になりやすい傾向からすると、馬場の水分量が多い場合は内枠有利に。含水率が低めで表面が乾燥した場合は、キックバックが多くなり外枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはやや内~フラットと想定。近年の内伸びになりやすい傾向からすると、馬場の水分量が多い場合は内伸びに。含水率が低い場合はバイアスが出にくい可能性がある。
前後は前~展開次第と想定。近年の前有利になりやすい傾向からすると、馬場の水分量が多い場合は前有利に。含水率が低い場合はバイアスが出にくい可能性がある。