トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2023,6,10 土曜日 トラックバイアス予想 (東京競馬場、阪神競馬場、函館競馬場)

 

今週は3場とも金曜日に雨が降り、3場とも芝ダートが道悪となっている。土曜日は天気が回復傾向との予報だが、降水確率が高めの競馬場もあるので時計やバイアスの出方に注意したい。

東京競馬場は水~金曜日の昼までに22㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は稍重、ダートは不良。芝コースは雨の有無や馬場の傷み具合によって時計やバイアスの出方が変わってきそうだ。

阪神競馬場は火曜日に2㎜と木~金曜日に34.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝は稍重、ダートは重。芝コースは馬場が良好な状態なので、土曜日に雨が降らなければ速い時計が出そうだ。

函館競馬場は水曜日に26.5㎜と金曜日の昼までに1㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに稍重。芝コースは開幕週なので、内枠有利、内伸び、前有利のバイアスが出る可能性がある。

では、2023年6月10日、土曜日のトラックバイアスを予想する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

東京競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

水~金曜日の昼までに22㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。土曜日の天気は曇り予報だが降水確率が高めなので雨が降る可能性がある。土曜日の想定雨量は0~5㎜、想定馬場状態は良~稍重。

開催8週目、B→Cコース替わり3週目。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いが少しデコボコし、3~4コーナーの内ラチ沿いには少し傷みが出始めている。今週は金曜日までの雨量が多めだったので、土曜日は馬場が軟らかめだろう。

先週の時計は-2.0~+0.3秒位。土曜日は雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-2.4~-1.7秒位、雨が降った場合は雨量次第で-2.2~+0.8秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。雨が降らない場合は、馬場が少し軟らかめだと思われ内がごちゃつきやすくなるかもしれず、しかも内ラチ沿いに傷みが出てきているため外枠有利になる可能性がある。雨が降った場合は、雨量にもよるが馬場が軟らかくなるのでバイアスは出にくいだろう。

直線の伸びはやや内~やや外と想定。雨が降らない場合や降っても途中で止んだ場合は、馬場が内から乾燥して内伸びになる可能性がある。雨が降った場合は、内ラチ沿いにダメージが出ているため外が伸びる可能性がある。

前後は展開次第~差しと想定。雨の有無に関わらず速い上がりが出るようだと差し有利、そうではない場合はバイアスは出にくいだろう。

 

・ダート

水~金曜日の昼までに22㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は不良。土曜日の天気は曇り予報だが降水確率が高めなので雨が降る可能性がある。土曜日の想定雨量は0~5㎜、想定馬場状態は稍重~重。

先週の時計は-2.6~-1.0秒位。土曜日は雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-3.0~-1.3秒位、雨が降った場合は雨量次第で-3.0~-1.5秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。今開催もそうだが、近年の東京ダートは道悪になると外枠有利になることがある。

直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。

前後は展開次第~差しと想定。今開催もそうだが、近年の東京ダートは道悪になると差し有利になることがある。

 

 

 

 

 

阪神競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

火曜日に2㎜と木~金曜日に34.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。土曜日の天気は曇り予報だが降水確率が高めなので雨が降る可能性がある。土曜日の想定雨量は0~5㎜、土曜日の想定馬場状態は良~稍重。

開催2週目。先週のレースで若干のダメージが出ている箇所もあるが、全体的には良好な状態。今週は金曜日までの雨量が多かったので、土曜日の馬場は少し軟らかめだろう。

先週の時計は-2.3~-1.3秒位。土曜日は雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-2.4~-2.0秒位、雨が降った場合は雨量次第で-2.2~±0秒位と想定している。

枠は内~フラットと想定。雨が降らなかったり降っても途中で止んだ場合は、馬場が良好で内から乾燥しそうなので、ロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。雨が降った場合は、雨量次第だが馬場がほどよく軟らかそうなのでバイアスは出にくいだろう。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。雨が降らなかったり降っても途中で止んだ場合は、馬場が内から乾燥しそうなので内が伸びる可能性がある。雨が降った場合は、雨量次第だがまだ馬場が良好なのでバイアスは出にくいだろう。

前後は前~差しと想定。雨の有無に関わらず先週土曜日のように直線は内が伸びるようだと前有利になる可能性がある。直線で内が伸びず速い上がりが出るようだと、差し有利になる可能性がある。

 

・ダート

火曜日に2㎜と木~金曜日に34.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は重。土曜日の天気は曇り予報だが降水確率が高めなので雨が降る可能性がある。土曜日の想定雨量は0~5㎜、土曜日の想定馬場状態は稍重~重。

先週の時計は-2.8~-1.3秒位。土曜日は雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-2.3~-0.7秒位、雨が降った場合は雨量次第で-3.0~-0.7秒位と想定している。

枠は内~フラットと想定。先週土曜日は道悪で1200mが内枠有利になったことがあったので、今週土曜日も内枠有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。先週は2日間とも道悪でバイアスが出なかったので、今週土曜日も出にくいだろう。

前後は前~差しと想定。先週は2日間とも道悪でバイアスは出なかったが、前開催の道悪の傾向だと速い時計が出るようだと前有利、遅いと差し有利になることがある。

 

 

 

 

 

函館競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

水曜日に26.5㎜と金曜日の昼までに1㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。今後の天気は、金曜午後から土曜明け方にかけて雨時々曇り、土曜朝以降は曇り時々晴れ予報だが降水確率が高めとなっている。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は5~30㎜、土曜日の想定馬場状態は良~重。

今週が開幕週。使用コースは前4週がAコース、後2週がBコース。馬場は洋芝のみ。1コーナーと3~4コーナーの内側を中心に約6,600㎡の芝を張り替え(去年は約7,000㎡)。エアレーションとシャタリング作業を実施。JRAの画像を見る限りでは馬場は例年と同程度に良好な状態に感じる。今年は金~土曜日にかけて雨が降る予報なので、馬場は軟らかい状態だろう。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-1.5~-1.0秒位になることが多い。今年は金~土曜明け方にかけて雨が降る予報なので雨量次第で-1.3~+1.0秒位と想定している。

枠は内~フラットと想定。例年の開幕週は良馬場だと内枠有利になる確率が高く、しかも今年は金~土曜日の明け方にかけて雨が降りそれが内から乾燥しそうなので、ロスが少ない内枠が有利になる可能性がる。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。例年の開幕週は良馬場だと内伸びになる確率が高く、しかも今年は金~土曜日の明け方にかけて雨が降りそれが内から乾燥しそうなので、内伸びになる可能性がある。

前後は前~展開次第と想定。例年の開幕週は良馬場だと前有利になる確率が高く、しかも今年は金~土曜日の明け方にかけて雨が降り上がりに差が出にくくなりそうなので、前有利になる可能性がある。

 

・ダート

水曜日に26.5㎜と金曜日の昼までに1㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。今後の天気は、金曜午後から土曜明け方にかけて雨時々曇り、土曜朝以降は曇り時々晴れ予報だが降水確率が高めとなっている。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は5~30㎜、土曜日の想定馬場状態は稍重~不良。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-0.7~+0.8秒位になることが多い。今年は金~土曜日の明け方にかけて雨が降る予報なので雨量次第で-3.0~+0.5秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。ここ数年の函館ダートは道悪になると外枠有利になることがある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。ここ数年の函館ダートは道悪になると内伸びになることがある。

前後は前~展開次第と想定。ここ数年の函館ダートは道悪になると前有利になることが多い。

 

 

 

 

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