今週から新潟と札幌競馬場の2場開催となる。2場とも週間にほとんど雨が降らず芝ダートともに良馬場となっているため、芝は速めの時計が、ダートは標準位の時計が出そうだ。
新潟競馬場は月曜日に2㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースはエアレーションとシャタリング作業を実施したので、外枠有利、差し有利のバイアスが出る可能性がある。
札幌競馬場は週間に雨が降らず、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは週間に雨が降らなかったため、先週よりは速い時計が出そうだ。
では、2022年7月30日、土曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
新潟競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月曜日に2㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ予報。
今週が開幕週。使用コースは6週すべてAコース。馬場は野芝のみ。前開催の開催前にAコース部分の約2,960㎡、前開催後にBコース部分を中心に約8,640㎡、合計11,600㎡もの広範囲の芝を張り替え。エアレーションとシャタリング作業を実施。例年と同じか少し広い範囲の芝を張り替え、しかも中間の天候も良かったこともあり、芝は例年かそれ以上に良好そうに見える。今年はエアレーションとシャタリング作業を行なったため、例年よりも馬場が軟らかめかもしれない。
例年の開幕週の時計は良馬場で-2.0~-1.0秒位になることが多い。今年の馬場は例年通りか良好そうに見えるので、-2.0~-1.5秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。例年の開幕週は馬場が良好だとバイアスは出にくく、芝が不揃いだったりエアレーション等を強めに実施すると外枠有利になりやすい傾向だ。今年はエアレーションとシャタリング作業を実施しているため、外枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。例年の開幕週は良馬場だとバイアスは出にくい傾向となっている。
前後は展開次第~差しと想定。例年の開幕週は馬場が良好だとバイアスは出にくく、芝が不揃いだったりエアレーション等を強めに実施すると差し有利になりやすい傾向だ。今年はエアレーションとシャタリング作業を実施しているため、差し有利になる可能性がある。
・ダート
月曜日に2㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は2%台なのでパサパサに乾燥している。
土曜日の天気は晴れ予報。馬場はさらに乾燥しそうだ。
例年の開幕週の時計は良馬場だと-0.5~+0.5秒位になることが多い。今年はパサパサに乾燥した良馬場なので-0.5~+0.5秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。例年の開幕週は良馬場だとバイアスが出ないことが多いが、偶に外枠有利になることがある。今年も念のため外枠有利に注意したい。
直線の伸びはフラットと想定。例年の開幕週は良馬場だとバイアスは出にくい傾向となっている。
前後は前~展開次第と想定。例年の開幕週は良馬場だとバイアスが出ないことが多いが、偶に前有利になることがある。今年も念のため前有利に注意したい。
札幌競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ予報。
開催2週目。先週は雨の影響がある中でレースが行われたため、コース全体の内ラチ沿いがデコボコしている。今週は週間に雨が降らなかったことから、馬場の硬さは標準位だろう。
先週の時計は-0.5~±0秒位。今週は週間に雨が降らなかったため-1.2~-0.8秒位と想定している。
枠と直線の伸びはフラットと想定。内ラチ沿いがデコボコしているが、まだ我慢できそうなのでバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第と想定。まだ傷みは出ておらず馬場の硬さも標準位だと思われるので、バイアスは出にくいだろう。
・ダート
週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は2%台なのでパサパサに乾燥している。
土曜日の天気は晴れ予報。馬場はさらに乾燥しそうだ。
先週の時計は±0~+0.6秒位。今開催は砂が少し深めに感じるので+0.2~+0.8秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。今開催は砂が少し深めに感じるので外枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。先週はバイアスが出なかったので、今週も出にくいだろう。
前後は展開次第~差しと想定。今開催は砂が少し深めに感じ馬場もタフだと思われるので、差し有利になる可能性がある。