今週から新潟競馬場を加えての2場開催となる。2場とも週間にほぼ雨が降らず馬場状態は芝ダートともに良となっており、特に芝コースはかなり速い時計が出そうだ。
新潟競馬場は週間に雨が降らず、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは開幕週なので馬場の状態次第では前有利のバイアスが出る可能性がある。
札幌競馬場は火曜日に3㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは2週目だがまだ良好な状態なので、先週と同じくかなり速い時計が出そうだ。
では、2023年7月29日、土曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
新潟競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ予報。
今週が開幕週。使用コースは6週すべてAコース。馬場は野芝のみ。第一回の開催前に約2,960㎡、第一回の開催後に約9,620㎡、合計約12,580㎡もの広範囲の芝を張り替え(去年は約11,600㎡)。エアレーションとシャタリング作業を実施。例年よりも広い範囲の芝を張り替えたことと、中間の天候に恵まれたためか、JRAの画像を見る限りでは芝は例年と同程度かそれ以上に良好な状態だと思われる。約10日間も雨が降っていないこともあり、馬場の硬さは標準位か少し硬めかもしれない。
例年の開幕週の時計は良馬場だと－2.0～－1.0秒位になることが多い。今年の馬場は例年と同程度かそれ以上に良好な状態に感じるので、－2.3～－1.5秒位と想定している。
枠はフラット～外と想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、出ない確率が6割位、外枠有利が4割位となっている。例年は馬場が軟らかめだと外枠有利になりやすい傾向で、今年の硬さは標準位か少し硬めだと思われるので、バイアスが出ない確率の方が高そうだ。
直線の伸びはフラットと想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だとほぼ出ないので、今年も出にくいと思われる。
前後は前～差しと想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、出ない確率が4割位、前有利が2割位、差し有利が4割位となっている。例年は馬場が軟らかめだと差し有利になりやすい傾向で、今年の硬さは標準位か少し硬めだと思われるので、前有利になる確率が高くなりそうだ。
・ダート
週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は1％台なのでカラカラに乾燥している。
土曜日の天気は晴れ予報。馬場はさらに乾燥しそうだ。
例年の開幕週の時計は良馬場だと－0.5～＋1.0秒位になることが多い。今年はカラカラに乾燥した良馬場なので－0.5～＋0.5秒位と想定している。
枠はフラット～外と想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、出ない確率が3割位、内枠有利が1割位、外枠有利が6割位となっている。今年は馬場がカラカラに乾燥してキックバックが多くなりそうなので、そうなると外枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だとほぼ出ないので、今年も出にくいと思われる。
前後は前～展開次第と想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、出ない確率が7割位、前有利が3割位となっている。今年も例年と同じ傾向になる可能性がある。
札幌競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
火曜日に3㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ時々曇り予報。
開催2週目、Aコース2週目。3～4コーナーの内ラチ沿いが若干デコボコしているが、全体的にはおおむね良好な状態。今週は火曜日に雨が降ったので馬場の硬さは標準位だと思われる。
先週の時計は－2.5秒位。今週土曜日も良馬場なので－2.5～－2.3秒位と想定している。
枠と直線の伸びはフラットと想定。まだ馬場が良好な状態なので多少は内枠の好走が多くなるかもしれないが、基本的にはバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第と想定。開催2週目なので先週よりは多少前目かもしれないが、基本的にはバイアスは出にくいだろう。
・ダート
火曜日に3㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は2％台なのでパサパサに乾燥している。
土曜日の天気は晴れ時々曇り予報。馬場はさらに乾燥しそうだ。
先週の時計は＋0.3秒位。今週もパサパサに乾燥しているので＋0.3秒前後と想定している。
枠はフラット～外と想定。先週は良馬場で外枠有利だったし、今週は風が舞う予報なので、風向き次第で外枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。先週は良馬場でバイアスが出なかったので、今週も出にくいだろう。
前後は展開次第と想定。先週は良馬場でバイアスが出なかったので、今週も出にくいだろう。
