3場とも金曜午後から土曜日にかけて雨予報となっている。雨量が多いと予報される競馬場もあるので、時計やバイアスの変化に注意したい。
中山競馬場は月～火曜日に4㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝ダートともに雨量次第で時計やバイアスの出方がかなり変わってきそうなので注意したい。
阪神競馬場は月曜日に12.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。こちらも芝ダートともに雨量次第で時計やバイアスの出方がかなり変わってきそうなので注意したい。
中京競馬場は月曜日に13.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。こちらも芝ダートともに雨量次第で時計やバイアスの出方がかなり変わってきそうなので注意したい。
では、2023年3月18日、土曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
中山競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月～火曜日に4㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後は曇りのち雨、土曜日は雨時々曇り予報。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は5～50㎜、土曜日の想定雨量は稍重～不良。
開催4週目。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いがデコボコし、3～4コーナーの内ラチ沿いには少し傷みが出始めている。段々と野芝が生育してきていると思われるが、金～土曜日にかけて雨が降る予報なので、馬場はかなりタフになる可能性がある。
先週の時計は－1.4秒位。金曜午後から土曜日にかけて雨が降る予報なので、雨量次第で±0～＋3.0秒以上の極悪馬場まで想定したい。土曜日は一日中雨が降り続く予報なので、時計が段々と遅くなっていく可能性がある。
枠は内～フラットと想定。馬場状態が稍重か稍重に近い重の場合は、馬場がタフになるのでバイアスは出にくいだろう。馬場状態が不良に近い重か不良の場合は、馬場がかなりタフになり内も外も変わらなくなりそうなので、ロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。雨量に関わらず馬場がタフになりそうなので、基本的にはバイアスは出にくいだろう。
前後は前～展開次第と想定。馬場状態が稍重か稍重に近い重の場合は、馬場がタフになり上がりに差が出にくくなりそうなので、バイアスは出にくいだろう。馬場状態が不良に近い重か不良の場合は、馬場がかなりタフでさらに上がりに差がでにくくなりそうなので、前有利になる可能性がある。
・ダート
月～火曜日に4㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後は曇りのち雨、土曜日は雨時々曇り予報。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は5～50㎜、土曜日の想定雨量は稍重～不良。
先週の時計は－0.9～－0.8秒位。金曜午後から土曜日にかけて雨が降る予報なので、雨量次第で－3.5～－1.2秒位と想定している。もし雨量が多く馬場に水が浮き田んぼのような状態になった場合は、走りにくくなるので－1.8～－1.0秒位になることもあり得る。
枠はフラット～外と想定。馬場状態が稍重の場合は、ここ最近の開催の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。重か不良の場合は、近年の傾向だと外枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。
前後は前～展開次第と想定。馬場状態が稍重の場合は、ここ最近の開催の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。重か不良の場合は、近年の傾向だと前有利になる可能性がある。
阪神競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月曜日に12.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後は曇りのち雨、土曜日は雨のち曇り予報。金～土曜日にかけての想定雨量は2～25㎜と想定している。
開催6週目。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いが少しデコボコし、向こう正面と外回り3～4コーナーの内ラチ沿いには少し傷みが出ている。土曜日は雨が降る予報なので、馬場は今開催は最もタフになる可能性がある。
先週の時計は－1.6～－1.5秒位。金～土曜日は雨が降る予報なので雨量次第で－1.0～＋3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。
枠は内～外と想定。雨量がかなり少なく馬場状態は良か良に近い稍重の場合は、内ラチ沿いに傷みが出てきているのでどこかのタイミングで外枠有利になる可能性がある。雨量がそれなりで稍重か稍重に近い重の場合は、馬場がそれなりにタフになりそうなのでバイアスは出にくいだろう。雨量が多く不良に近い重か不良の場合は、馬場がかなりタフになり内も外も変わらなくなりそうなので、ロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。直線はまだ傷みが出ていなので雨量に関わらずバイアスは出にくいだろう。
前後は前～差しと想定。雨量がかなり少なく馬場状態は良か良に近い稍重の場合は、馬場がほどよく軟らかくなりそうなので差し有利になる可能性がある。雨量がそれなりで稍重か稍重に近い重の場合は、馬場がタフで上がりに差が出にくくなりそうなのでバイアスは出にくいだろう。雨量が多く不良に近い重か不良の場合は、馬場がかなりタフになり上がりにさらに差が出にくくなりそうなので、前有利になる可能性がある。
・ダート
月曜日に12.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後は曇りのち雨、土曜日は雨のち曇り予報。金～土曜日にかけての想定雨量は2～25㎜と想定している。
先週の時計は＋0.3～＋0.4秒位。金～土曜日は雨が降る予報なので雨量次第で－2.8～±0秒位と想定している。もし雨量が多く馬場に水が浮き田んぼのような状態になった場合は、走りにくくなるので－1.2～－0.5秒位になることもあり得る。
枠はフラット～外と想定。馬場状態が良か稍重の場合は、ここ最近の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。重か不良の場合は、前開催の傾向からすると外枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。
前後は前～差しと想定。馬場状態が良か稍重の場合は、ここ最近の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。重か不良の場合は、ここ最近の傾向だと時計がおおむね－2.0秒より遅いと前有利、速いと差し有利になりやすい。
中京競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月曜日に13.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は雨のち曇り予報。想定雨量は3～30㎜、想定馬場状態は良～不良。
開催2週目。先週のレースでの内ラチ沿いがデコボコし、3～4コーナーの内ラチ沿いには傷みが出始めた。土曜日は雨予報で、しかも芝の状態があまり良くないと思われるので、雨量次第で馬場はかなりタフになる可能性がある。
先週の時計は－0.9～－0.7秒位。土曜日は雨予報なので雨量次第で±0～＋3.0秒以上の極悪馬場まで想定しておきたい。
枠は内～外と想定。雨量がかなり少なく馬場状態が良の場合は、内ラチ沿いに傷みが出てきているのでどこかのタイミングで外枠有利になる可能性がある。雨量がそれなりで馬場状態が稍重か稍重に近い重の場合は、馬場がタフになるのでバイアスは出にくいだろう。雨量が多く馬場状態が不良に近い重か不良の場合は、馬場がかなりタフになり内も外も変わらなくなりそうなので、ロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラット～やや外と想定。芝の状態があまり良くないと思われるので、傷みが出てくると段々と外伸びになる可能性がある。
前後は前～差しと想定。雨量がかなり少なく馬場状態が良の場合は、馬場がほどよく軟らかくなりそうなので差し有利になる可能性がある。雨量がそれなりで馬場状態が稍重か稍重に近い重の場合は、馬場がタフになるので上がりに差が出にくくなりそうなのでバイアスは出にくいだろう。雨量が多く馬場状態が不良に近い重か不良の場合は、馬場がかなりタフになり上がりに差がさらに出にくくなりそうなので、前有利になる可能性がある。
・ダート
月曜日に13.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は雨のち曇り予報。想定雨量は3～30㎜、想定馬場状態は良～不良。
先週の時計は－0.8～－0.6秒位。土曜日は雨が降る予報なので雨量次第で－4.0～－1.0秒位と想定している。もし雨量が多く馬場に水が浮き田んぼのような状態になった場合は、走りにくくなるので－2.0～－1.0秒位になることもあり得る。
枠は超内～外と想定。雨量が少なく馬場状態が良の場合は、土曜日は向こう正面が向かい風気味でキックバックが多くなるかもしれないので、そうなると砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。雨量がそれなりで馬場状態が稍重の場合も、ここ最近の傾向だと外枠有利になる可能性がある。雨量が多く馬場状態が重か不良の場合は、近年の傾向からすると内枠有利になる可能性があり、もしかすると内枠から内ラチ沿いを通った超内枠有利になることもあり得る。
直線の伸びは内～フラットと想定。馬場状態が良か稍重の場合は、ここ最近の傾向だとバイアスは出にくいだろう。重か不良の場合は、近年の傾向からすると内伸びになる可能性があり、もしかすると内から2～3頭分しか伸びなくなることもあり得る。
前後は超前～差しと想定。馬場状態が良の場合は、ここ最近の傾向だとバイアスは出にくいだろう。稍重の場合は、ここ最近の傾向だと差し有利になる可能性がある。重か不良の場合は、近年の傾向からすると前有利になる可能性があり、もしかすると馬券圏内がすべて4角4番手以内の超前有利になることもあり得る。
