今週は東京と京都競馬場の2場開催となる。京都競馬場は金曜午後に雨が降る可能性があるが、芝コースは2場とも良馬場でレースが行えそうだ。
東京競馬場は火曜日に14.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝は今週からB→Cコース替わりなので、今開催でもっとも速い時計が出る可能性がある。
京都競馬場は月~火曜日に2㎜と木曜日に3㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。京都市は金曜午後に雨が降る可能性があるので、雨の有無や雨量でバイアスが変化する可能性がある。
では、2023年5月27日、土曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
東京競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
火曜日に14.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は曇り時々予報だが、降水確率は低いので雨の心配は少ないだろう。
開催6週目、今週からB→Cコース替わり。これにより傷んだ箇所はカバーされ、馬場は良好な状態。今週は火曜日に雨が降ったので、馬場の硬さは標準位だと思われる。
先週の時計は-2.4~-1.9秒位。今週からB→Cコース替わりで傷んだ箇所がカバーされたので-2.6~-2.3秒位と想定している。
枠と直線の伸びはフラットと想定。今週からB→Cコース替わりで傷んだ箇所がカバーされたのでバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第~差しと想定。良馬場で速い上がりが出そうなので、差し有利になる可能性がある。
・ダート
火曜日に14.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は5~6%台なので少し水分が残っている。
土曜日の天気は曇り時々予報だが降水確率は低いので雨の心配は少ないだろう。
先週の時計は-1.4~-1.0秒位。今週は良馬場なので-0.8~-0.4秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。土曜日は向こう正面が向かい風気味の予報なので、砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。
前後は展開次第と想定。今開催は良馬場だとバイアスは出にくい傾向となっている。
京都競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月~火曜日に2㎜と木曜日に3㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後は曇り時々雨、土曜日は曇りだが降水確率は低い予報となっている。金曜午後の想定雨量は0~3㎜、土曜日の想定馬場状態は良。
開催6週目、今週からB→Cコース替わり。これによりデコボコした箇所はカバーされ、馬場は良好な状態。金曜午後に雨が降った場合は、馬場が少し軟らかめになるかもしれない。
先週の時計は-1.7~-1.3秒位。金曜午後に雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-2.5~-2.1秒位、雨が降った場合は雨量次第で-2.4~-1.5秒位と想定している。
枠は内~外と想定。金曜午後に雨が降らない場合は、コース替わりで馬場が良好な状態だと思われることと、段々と踏み固められてきたと思われるので、ロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。雨が降った場合は、雨量次第だが馬場が少し軟らかくなりそうなので、多頭数のレースではスムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。今週からコース替わりだということと、金曜午後は雨が降っても雨量が少ないと予想されるので、多少は内が伸びることはあっても基本的にはバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第~差しと想定。雨の有無に関わらず速い上がりが出るようだと差し有利になる可能性がある。
・ダート
月~火曜日に2㎜と木曜日に3㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は5~6%台なので少し水分が残っている。
今後の天気は、金曜午後は曇り時々雨、土曜日は曇りだが降水確率は低い予報となっている。金曜午後の想定雨量は0~3㎜、土曜日の想定馬場状態は良~稍重。
先週の時計は+1.0~+1.3秒位。金曜午後に雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は±0~+0.8秒位、雨が降った場合は雨量次第で+0.3~+1.3秒位と想定している。
今開催の時計の出方は、馬場状態が不良だと最も速く、次に含水率がおおむね4%台以下のパサパサの良だと±0秒前後、含水率が高めの良と稍重と重は+1.0秒前後と遅くなる傾向となっている。
枠はフラット~外と想定。金曜午後に雨が降らない場合は、土曜日は向こう正面が追い風気味の予報なのでバイアスは出にくいだろう。雨が降った場合は、雨量にもよるが今開催は道悪だと外枠有利になることがある。
直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。
前後は前~展開次第と想定。ここ数週間は馬場状態に関わらず前有利になりやすい傾向となっている。