今週から東京と京都競馬場の2場開催となり、しかも3日間開催となる。2場とも週間に雨が降ったが馬場状態は金曜昼時点では芝ダートともに良となっている。
東京競馬場は水曜日に19.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは張り替えた範囲が広く馬場の状態も良好だと思われるので、例年と同程度かそれ以上に速い時計が出る可能性がある。
京都競馬場は火~水曜日に8.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。こちらの芝コースも馬場の状態が良好だと思われるので、例年と同程度かそれ以上に速い時計が出る可能性がある。
では、2023年10月7日、土曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
東京競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
水曜日に19.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ予報。
今週が開幕週。使用コースは順に、Aコース3週、Bコース3週、Cコース2週。馬場は野芝に洋芝をオーバーシード。コースの内側を中心に約31,000㎡もの広大な範囲の芝を張り替え(去年は約21,100㎡)。エアレーションとシャタリング作業を実施。今年は気温が高い日が多かったこともあり、芝の状態は例年通りかそれ以上に良好そうに感じる。
例年の開幕週の時計は良馬場だと-2.3~-1.5秒位になることが多い。今年は例年よりも芝を張り替える範囲が広く、しかも芝の状態が良いと思われるため、今週土曜日は-2.8~-2.0秒位の高速馬場になる可能性がある。
枠はフラット~外と想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場で、かつ、馬場が軟らかめだと外枠有利になることがある。今年は週間に雨が降り馬場が少し軟らかめかもしれないので外枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。例年の開幕週は良馬場だとバイアスは出にくい傾向となっている。
前後は展開次第~差しと想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場で、かつ、馬場が軟らかめだと差し有利になることがある。今年は週間に雨が降り馬場が少し軟らかめかもしれないので差し有利になる可能性がある。
・ダート
水曜日に19.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は7~8%台なので良馬場にしては水分量が多め。
土曜日の天気は晴れ予報。馬場の乾燥が進みそうだ。
例年の開幕週の時計は良馬場だと-0.8~±0秒位になることが多い。土曜日は良馬場に回復すると思われるので例年通り-0.8~±0秒位と想定している。
枠と直線の伸びはフラットと想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だとほぼ出ない傾向なので、今週土曜日も出にくいだろう。
前後は展開次第と想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だとほぼ出ない傾向なので、今週土曜日も出にくいだろう。
京都競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
火~水曜日に8.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は曇り時々晴れ予報。
今週が開幕週。使用コースは順に、Aコース4週、Bコース2週、Cコース2週。馬場は野芝に洋芝をオーバーシード。芝の張り替えは無し。エアレーションとシャタリング作業を実施。今年は気温が高い日が多かったこともあり、JRAの画像を見る限りでは前開催のダメージは残っておらず良好な状態に感じる。ただ、前開催はエアレーション等の馬場をほぐす作業を強く実施したためか時計よりも馬場はタフだったので、今開催もその傾向が続くか注意したい。
例年の開幕週の時計は良馬場だと-2.4~-1.5秒位になることが多い。今年は気温が高く芝の状態が良いと思われるため、今週土曜日は-2.8~-2.0秒位と高速馬場になる可能性がある。
枠は内~フラットと想定。例年の開幕週のバイアスは良馬場だと、出ない確率が7割位、内枠有利が3割位となっている。今年も芝の状態によっては内枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。例年の開幕週は良馬場だとバイアスは出にくい傾向となっている。
前後は展開次第と想定。例年の開幕週は良馬場だとバイアスは出にくい傾向となっている。
・ダート
火~水曜日に8.5㎜の雨が降ったが、金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は6%台なので少し水分が残っている。
土曜日の天気は曇り時々晴れ予報。馬場の乾燥が進みそうだ。
例年の開幕週の時計は良馬場だと-0.8~±0秒位になることが多い。今年は砂の洗浄をしたことと、前開催は改修後だからか馬場がタフだったので、今週土曜日は-0.5~+0.5秒位と想定している。
枠と直線の伸びはフラットと想定。例年の開幕週は良馬場だとバイアスは出にくい傾向となっている。
前後は展開次第と想定。例年の開幕週は良馬場だとバイアスは出にくい傾向となっている。