日曜日にジャパンカップ(GⅠ)が行われる。舞台の東京競馬場は日曜日の降水確率が高めで通り雨が降る可能性があるので、雨の有無による時計やバイアスの変化に注意したい。
東京競馬場は週間に雨が降らず、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。日曜日の府中市は上記の通り降水確率が高めなので、雨の有無による時計やバイアスの変化に注意したい。
京都競馬場は週間に雨が降らず、土曜夜時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは内ラチ沿いに傷みが出ているので、外枠有利、外伸び、差し有利のバイアスが出る可能性がある。
では、2023年11月26日、日曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
東京競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
週間に雨が降らず土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は曇り時々晴れ予報だが、午前中は降水確率が少し高めなので通り雨が降る可能性がある。想定雨量は0~1㎜、想定馬場状態は良。
開催8週目、B→Cコース替わり2週目。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いがデコボコしている。ただ、芝の状態は悪くなく、馬場の硬さは標準位。
土曜日の時計は-2.2秒位。日曜日は降水確率が高めで雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-2.2秒前後、雨が降った場合は気温が低いため-2.1~-1.5秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。雨が降らない場合は、内ラチ沿いがデコボコしているがまだ我慢できているためバイアスは出にくいだろう。雨が降った場合は、雨量次第だが馬場が軟らかくなるためスムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはやや内~フラットと想定。雨が降らない場合は、内ラチ沿いがデコボコしているがまだ我慢できているためバイアスは出にくいだろう。雨が降ったがその後止み、かつ、太陽が出た場合は、内から乾燥して内伸びになることもあり得る。
前後は展開次第~差しと想定。雨の有無に関わらず速い上がりが出ているため差し有利になる可能性がある。
・ダート
週間に雨が降らず土曜夜時点の馬場状態は良。含水率は3~5%台なのでほぼパサパサに乾燥している。
日曜日の天気は曇り時々晴れ予報だが、午前中は降水確率が少し高めなので通り雨が降る可能性がある。想定雨量は0~1㎜、想定馬場状態は良。
土曜日の時計は-0.6秒位だと思われるが、スローペースのレースが多かったので後で修正するかもしれない。日曜日は雨が降る可能性があるが雨量はかなり少ないと想定されるので、雨の有無に関わらず-0.8~-0.4秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。日曜日は向こう正面が向かい風気味の予報なので、雨の有無に関わらず外枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスは出にくい傾向となっている。
前後は展開次第~差しと想定。前日はバイアスは出なかったが、今開催は良馬場だと速い上がりが出るためか差し有利になることが多い。
京都競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
週間に雨が降らず土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は晴れ予報。
開催8週目、B→Cコース替わり2週目。今までの開催のダメージが蓄積され、1~2コーナーから向こう正面の内ラチ沿いはデコボコし、各3~4コーナーの内ラチ沿いには傷みが出て、正面直線は内から広範囲に傷みが出ている。馬場の表面は緩め。
土曜日の時計は-1.0秒位。日曜日は晴れ予報なので-1.0~-0.7秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。前日はバイアスは出なかったが、内ラチ沿いの傷みの進行具合によっては比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラット~やや外と想定。前日はバイアスは出なかったが、内ラチ沿いの傷みの進行具合によっては比較的状態が良い外が伸びる可能性がある。
前後は前~差しと想定。前日はバイアスは出なかったが、馬場の傷みの進行具合によっては差し有利になる可能性がある。ただ、多くの馬が3~4コーナーから直線にかけての内ラチ沿いを避けるようになると、進路を選びやすい逃げ先行馬が有利になる可能性がある。
・ダート
週間に雨が降らず土曜夜時点の馬場状態は良。土曜朝時点の含水率は3~6%台だが、日曜日は晴れ予報なのでほぼパサパサに乾燥すると思われる。
日曜日の天気は晴れ予報。馬場はさらに乾燥しそうだ。
土曜日の時計は-0.3秒位。日曜日は晴れ予報なので-0.5~-0.2秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。日曜日は向こう正面が向かい風でキックバックが多くなるかもしれないので、砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。
前後は展開次第と想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。