今週は2場とも週間に雨が降らず、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良となっている。ただ、京都競馬場は金曜夜から土曜日にかけて降水確率が高めで雨が降る可能性があるので、時計やバイアスの変化に注意したい。
東京競馬場は週間に雨が降らず、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。芝コースはまだ芝の状態が良いので、速い時計が出る可能性がある。
京都競馬場は週間に雨が降らず、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに良。京都市は上記の通り雨が降る可能性があるので、雨の有無による時計やバイアスの変化に注意したい。
では、2023年11月25日、土曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
東京競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。土曜日の天気は晴れ予報。
開催8週目、B→Cコース替わり2週目。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いがデコボコしている。今週は雨が降らなかったので、馬場の硬さは標準位だと思われる。
先週の時計は-2.2~-2.1秒位。今週は週間に雨が降らずパンパンの良馬場なので、土曜日は-2.4~-2.0秒位と想定している。
枠と直線の伸びはフラットと想定。内ラチ沿いがデコボコしているがまだ我慢できそうなので、バイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第と想定。一定以上の決め手は要求されそうだが、馬場が段々と踏み固められてきたと思われるのでバイアスは出にくいだろう。
・ダート
週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は6%台なので少し水分が残っている。
土曜日の天気は晴れ予報。馬場の乾燥が進みそうだ。
先週の時計は-1.7~-0.5秒位。土曜日は良馬場想定で気温が低いので-0.6~-0.3秒位と想定している。
枠と直線の伸びはフラットと想定。土曜日は北風の予報なのでバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第~差しと想定。今開催は良馬場だと速い上がりが出るためか差し有利になることが多い。
京都競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。今後の天気は、金曜午後から土曜日にかけて曇り時々晴れ予報だが、降水確率が高めで雨が降る可能性がある。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は0~5㎜、土曜日の想定馬場状態は良~稍重。
開催8週目、B→Cコース替わり2週目。今までの開催のダメージが蓄積され、1~2コーナーから向こう正面の内ラチ沿いがデコボコし、各3~4コーナーの内ラチ沿いには傷みが出始め、直線は内から広範囲に傷みが出ている。今開催は芝の状態があまり良くないため、土曜日に雨が降らなくても馬場の表面は緩めだろう。
先週の時計は-1.0~-0.8秒位。金曜午後から土曜日にかけては雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-1.3~-0.8秒位、雨が降った場合は雨量次第で-1.0~+1.0秒位と想定している。
枠はフラット~外と想定。雨が降らない場合は、内ラチ沿いに傷みが出てきているので、比較的状態が良い外を走れる外枠が有利になる可能性がある。雨が降った場合は、雨量次第だが馬場が軟らかくなるのでバイアスは出にくくなるかもしれない。ただ、雨の有無に関わらず多くの馬が内ラチ沿いを避けるようになるとバイアスは出にくくなりそうだ。
直線の伸びはフラット~やや外と想定。雨の有無に関わらず内ラチ沿いに傷みが出ているので、比較的状態が良い外を走れる外が伸びる可能性がある。ただ、広範囲に傷みが出ているので傷みの進行次第では内も外も変わらなくなりバイアスは出にくくなるかもしれない。
前後は展開次第~差しと想定。馬場に傷みが出ているので基本的には差し有利になりやすいと思われるが、多くの馬が内ラチ沿いを避けるようになってくるとバイアスは出にくくなるかもしれない。
・ダート
週間に雨が降らず金曜昼時点の馬場状態は良。含水率は5~6%台なので少し水分が残っている。
今後の天気は、金曜午後から土曜日にかけて曇り時々晴れ予報だが、降水確率が高めで雨が降る可能性がある。金曜午後から土曜日にかけての想定雨量は0~5㎜、土曜日の想定馬場状態は良~稍重。
先週の時計は-1.5~±0秒位。金曜午後から土曜日にかけては雨が降る可能性があるので、雨が降らない場合は-0.3~+0.3秒位、雨が降った場合は雨量次第で-0.3~+0.8秒位と想定している。
枠と直線の伸びはフラットと想定。土曜日は北風の予報なのでバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第と想定。今開催は馬場状態に関わらずバイアスは出にくい傾向となっている。