トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2024,1,13~14 トラックバイアス結果 (中山競馬場、京都競馬場、小倉競馬場)

 

先週は重賞が3つ行われ、日経新春杯(GⅡ)は1番人気のブローザホーンが、京成杯(GⅢ)は5番人気のダノンデサイルが、愛知杯(GⅢ)は1番人気のミッキーゴージャスがそれぞれ優勝した。

中山競馬場は土曜日に5.5㎜の雪が降り、馬場状態は芝ダートともに良~稍重。芝コースは土曜夜に雪が降ったが、馬場が硬めだったためか2日間とも速めの時計が出ていた。

京都競馬場は水曜日に0㎜の雨が降ったが、馬場状態は芝ダートともに良。土曜日の芝コースは内枠有利、内伸びのバイアスが出ていた。

小倉競馬場は水曜日に9.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは例年よりも芝の状態が悪いためか、2日間とも例年よりは時計が遅かった。

では、2024年1月13~14日のトラックバイアスの結果を紹介する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

中山競馬場

1/13 予想


1/13 結果



1/14 予想


1/14 結果

 

ダート

1/13 予想


1/13 結果



1/14 予想


1/14 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

週間に雨が降らず土曜日の馬場状態は良。その後土曜日の夕方以降に5.5㎜の雪が降り、日曜日は5Rまで稍重、7R以降は晴れたため良に回復。

開催7週目、A→Cコース替わり2週目。今までのレースのダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いがデコボコしてきたが、芝の状態はこの時期にしては良好な部類。土曜日はクッション値が10.7だったように馬場は硬め、日曜日は前日の雪の影響で少し軟らかくなったが10.1だったように硬さは標準位だった。

時計は、土曜日は-1.9→-1.0秒位へ変動、日曜日は-1.4秒位。土曜日は11Rまでは-1.9秒位だったが、12Rは雪の影響で-1.0秒位へ変動した。日曜日は前日の雪の影響で少し時計が遅くなった。

枠は、土曜日は内~フラット、日曜日はフラット。土曜日は馬場が硬めだったためか全体的に少し内枠有利だったが、12Rのみは雨の影響は強めに内枠有利のバイアスが出ていた。日曜日は雪の影響で馬場が軟らかくなったためか、それとも内ラチ沿いにダメージが出てきたためかバイアスは出なかった。

直線の伸びは、土曜日はやや内~フラット、日曜日はフラット。土曜日は12Rのみが雪の影響か内伸び、他はバイアスは出なかった。日曜日は雪の影響で馬場が軟らかくなったためか、それとも内ラチ沿いにダメージが出てきたためかバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。土曜日は馬場が硬めだったためか4角で後ろ過ぎると厳しいが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

 

・ダート

週間に雨が降らず土曜日の馬場状態は良。その後土曜日の夕方以降に5.5㎜の雪が降り、日曜日は5Rまで稍重、7R以降は晴れたため良に回復。土曜日の含水率は2~3%台だったのでパサパサに乾燥していた。

時計は、土曜日は-0.7~-0.3秒位、日曜日は-0.4秒位。土曜日は1200mが-0.7秒位、1800mが-0.3秒位。日曜日は馬場状態が稍重スタートだったが、馬場状態ほど馬場の水分量は多くなく、時計が速くなることは無かった。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。土曜日は若干内枠の好走が多かったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

前後は、土曜日は前~展開次第、日曜日は展開次第。土曜日は差しも決まっていたが、スローペースのレースが多かったためか勝ち馬は4角前々が多かったため、少し前有利と判断した。日曜日はバイアスは出なかった。

 

【今週末へ向けて】

・芝

今週の天気は、月~金曜日は晴れか曇り、土曜日以降は雨か雪の予報となっている。土~日曜日は南岸低気圧の予報で低気圧の進路次第では雨量、または積雪量がかなり多くなることもあり得るので注意したい。

良馬場の場合のバイアスは、引き続き馬場が硬めだと思われるので内枠有利、内伸び、前有利になる可能性がある。時計は-2.3~-1.7秒位と想定している。

馬場状態が稍重か稍重に近い重の場合のバイアスは、馬場が軟らかくなりそうなので出にくいか、スムーズに走れる外枠有利になる可能性がある。

馬場状態が不良に近い重か不良の場合のバイアスは、馬場が相当タフになり内も外も変わらなくなりそうなので、ロスが少ない内枠有利、上がりが遅くなりそうなので前有利になる可能性がある。

 

・ダート

今週の天気は、月~金曜日は晴れか曇り、土曜日以降は雨か雪の予報となっている。土~日曜日は南岸低気圧の予報で低気圧の進路次第では雨量、または積雪量がかなり多くなることもあり得るので注意したい。

良馬場の場合のバイアスは、時計が速めになると少し前有利になる可能性がある。時計は、含水率次第で-0.8~-0.3秒位と想定している。

馬場状態が稍重の場合のバイアスは、基本的には出にくいか、時計が速くなると前有利になる可能性がある。

馬場状態が重以上の場合のバイアスは、近年の中山ダートの重以上の傾向からすると外枠有利、前有利になる可能性がある。

 

 

 

 

 

京都競馬場

1/13 予想


1/13 結果



1/14 予想


1/14 結果

 

ダート

1/13 予想


1/13 結果



1/14 予想


1/14 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

水曜日に0㎜と土曜日は午後から若干の通り雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。

開催2週目。今までの開催のダメージが蓄積され、コース全体の内ラチ沿いに傷みが出て、内から広範囲がデコボコしている。芝の状態は例年よりも悪く、馬場の表面が緩め。

時計は2日間とも-0.3秒位。2日間とも芝の状態が悪く傷みも出ていたため、時計は標準に近かった。土曜日の午後に通り雨が降ったが、時計への影響は無かった。

枠は、土曜日は内~フラット、日曜日はフラット。土曜日は内枠有利というよりも、内から広範囲がデコボコし内も外もあまり変わらなかったためか、多頭数で外枠から外々を回ると厳しかった。日曜日はバイアスは出なかった。

直線の伸びは、土曜日はやや内~フラット、日曜日はフラット。土曜日は内が伸びたというよりも外が伸びなかった。日曜日はバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。土曜日は4角で後ろ過ぎると厳しかったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

 

・ダート

水曜日に0㎜と土曜日は午後から若干の通り雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。含水率は2日間とも1%台だったのでカラカラに乾燥していた。

時計は2日間とも+0.3秒位。2日間とも馬場が乾燥していたので時計は標準位だった。

枠は、土曜日はフラット、日曜日はフラット~外。土曜日はバイアスは出なかった。日曜日は内枠がダメな訳でないが、どちらかというと外枠の好走が多かった。

直線の伸びは2日間ともフラット。土曜日は若干内の方が伸びていたが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。土曜日は4角で後ろ過ぎると厳しかったが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

 

【今週末へ向けて】

・芝

今週の天気は、月曜日は曇り時々晴れ一時雨、火~水曜日は晴れか曇り、木曜日以降は曇りか雨予報となっている。天気予報通りであれば今週末は道悪になる可能性がある。

今週からA→Bコース替わり。傷みが出ている箇所はカバーされるだろうが、内から広範囲がデコボコしているので内ラチ沿いにダメージは残りそうだ。

良馬場の場合のバイアスは、コース替わりだが内ラチ沿いにダメージが残りそうなので、外枠有利、外伸び、差し有利になる可能性がある。時計は、週間や当日の雨量次第だが-0.8~±0秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、馬場が軟らかくなるので出にくいか、内ラチ沿いの傷みが進行してくると外枠有利、外伸びになる可能性がある。

 

・ダート

今週の天気は、月曜日は曇り時々晴れ一時雨、火~水曜日は晴れか曇り、木曜日以降は曇りか雨予報となっている。天気予報通りであれば今週末は道悪になる可能性がある。

今週は水曜日の最低気温が氷点下まで下がる予報なので、確率は低いが凍結防止剤を散布する可能性がある。通常は凍結防止剤を散布すると砂同士の摩擦が大きくなるので、特に水分を含むと時計が遅くなることが多い。

今開催はレース当日にクッション砂の砂厚の調整をすることが多い。レース当日に砂厚の調整をすると時計やバイアスの出方が変わることがあるので注意したい。

良馬場の場合のバイアスは、今開催の傾向からすると風向き次第で外枠有利になる可能性がある。時計は、含水率次第で+0.3~+1.0秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、馬場改修工事後の京都ダートの道悪の傾向からすると、外枠有利、前有利になる可能性がある。時計は、馬場改修工事後の京都ダートは道悪になると時計が極端に遅くなることがあり、+1.5秒位は十分考えられる。

 

 

 

 

 

小倉競馬場

1/13 予想


1/13 結果



1/14 予想


1/14 結果

 

ダート

1/13 予想


1/13 結果



1/14 予想


1/14 結果

 

【備考】

 

【解説】

・芝

水曜日に9.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。

先週が開幕週。芝の見た目は開幕週らしい良好な状態だったが、実際は芝の生育は例年よりも悪かったように感じる。この2日間のレースでコース全体の内ラチ沿いにダメージが出始め、3~4コーナーの内ラチ沿いがデコボコしてきた。芝の状態が良くないためか馬場の表面が緩め。

時計は、土曜日は-0.4秒位、日曜日は-1.2~-0.3秒位。土曜日は水曜日の雨が残ったためか、開幕週の良馬場だったが時計は標準に近かった。日曜日は前日よりも水分が抜けたためか、1200mは-1.2秒位、1800m以上は-0.3秒位だった。

枠と直線の伸びは2日間ともフラット。土曜日の後半のレースはどちらかというと外枠の好走や外が伸びていたが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。土曜日は段々と差しが決まってきていたが、2日間とも基本的にはバイアスは出なかった。

 

・ダート

水曜日に9.5㎜の雨が降ったが、馬場状態は2日間とも良。土曜日の含水率は4%台だったので少し水分が残っていたが、日曜日は2~3%台だったのでパサパサに乾燥していた。

時計は2日間とも+1.0秒位。砂が深いためか時計は2日間ともかなり遅かった。

枠は、土曜日はフラット、日曜日はフラット~外。土曜日はバイアスは出なかった。日曜日は内枠がダメな訳ではないが、どちらかというと外枠有利だった。

直線の伸びは2日間ともフラット。2日間ともバイアスは出なかった。

前後は2日間とも展開次第。2日間ともバイアスは出なかった。

 

【今週末へ向けて】

・芝

今週の天気は、月曜日は雨のち晴れ、火~水曜日は晴れか曇り、木曜日以降は曇りか雨予報となっている。天気予報通りであれば今週末は道悪になる可能性がある。

良馬場の場合のバイアスは、内ラチ沿いにダメージが出ているのでどこかのタイミングで外枠有利、外伸び、差し有利になる可能性がある。時計は、週間や当日の雨量次第で-1.1~±0秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、馬場が軟らかくなるので出にくいか、内ラチ沿いの傷みの進行具合によっては外枠有利、外伸びになる可能性がある。

 

・ダート

今週の天気は、月曜日は雨のち晴れ、火~水曜日は晴れか曇り、木曜日以降は曇りか雨予報となっている。天気予報通りであれば今週末は道悪になる可能性がある。

良馬場の場合のバイアスは、風向き次第で外枠有利になる可能性がある。時計は、含水率次第で+0.7~+1.3秒位と想定している。

道悪の場合のバイアスは、近年の小倉ダートの道悪の傾向からすると前有利になる可能性がある。

 

 

 

 

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