トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2024,2,24 土曜日 トラックバイアス予想 (中山競馬場、阪神競馬場、小倉競馬場)

 

今週から中山と阪神競馬場の開催が始まる。3場とも週間の雨量が多く金曜昼時点で道悪になっており、土曜日は例年と違う時計やバイアスが出る可能性がある。

中山競馬場は月~金曜日の昼までに16.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに稍重。芝コースは前開催の傷みが残っているかどうかでバイアスの出方が変わってきそうだ。

阪神競馬場は月曜日に16.5㎜と水~金曜日の昼までに20㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに重。芝コースは週間の雨が残るかどうかで時計やバイアスの出方が変わってきそうだ。

小倉競馬場は月~金曜日の昼までに65㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は芝ダートともに不良。芝コースは内から広範囲に傷みが出ているため、逆に内枠有利、内伸びのバイアスが出る可能性がある。

では、2024年2月24日、土曜日のトラックバイアスを予想する。

 

【目次】

 

 

 

 

 

中山競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月~金曜日の昼までに16.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。今後の天気は、金曜午後は雨か雪のち曇り、土曜日は晴れ予報。金曜午後の想定雨量は1~5㎜、土曜日の想定馬場状態は良~稍重。

今週が開幕週。使用コースは前5週がAコース、後3週がBコース。馬場は野芝に洋芝をオーバーシード。芝の張り替えは無し。エアレーション等の馬場をほぐす作業も無し。JRAの画像を見ると例年以上に芝の状態は良さそうだが、前開催は最終日に馬場状態が不良になり傷みがかなり出たので、Cコース部分から少し外側には見えにくい傷みが残っているかもしれない。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-1.7~-0.5秒位になることが多い。今週土曜日は週間の雨や雪が残りそうなので、-1.2~±0秒位と想定している。

枠は内~外と想定。前開催の傷みがかなり残った場合は、前開催の最終日はCコースを使用し傷みが出たので、Cコースの内柵よりも内側を走れる内枠が有利になる可能性がある。前開催の傷みがほとんど無い場合は、週間の雨が残り馬場が軟らかめだと思われるので、スムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。土曜日は晴れ予報で馬場が内から乾燥しそうなことと、前開催の最終日はCコースを使用し傷みが出たので、Cコースの内柵よりも内側が伸びる可能性がある。

前後は前~展開次第と想定。例年よりも時計も遅くなりそうなことと、直線はあまり外が伸びないと思われるので、逃げ先行が有利になる可能性がある。

 

・ダート

月~金曜日の昼までに16.5㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は稍重。今後の天気は、金曜午後は雨か雪のち曇り、土曜日は晴れ予報。金曜午後の想定雨量は1~5㎜、土曜日の想定馬場状態は稍重~重。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-0.6~+0.7秒位になることが多い。前開催は砂の厚さが例年並みだったことと、今週土曜日は道悪になりそうなので-1.8~-0.5秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。去年9月以降の馬場状態が稍重~重の傾向からすると外枠有利になる可能性がある。

直線の伸びはフラットと想定。去年9月以降の馬場状態が稍重~重の傾向からするとバイアスは出にくいだろう。

前後は前~展開次第と想定。去年9月以降の馬場状態が稍重~重の傾向からするとバイアスは出にくいか、速い時計が出ると前有利になる可能性がある。

 

 

 

 

 

阪神競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月曜日に16.5㎜と水~金曜日の昼までに20㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は重。土曜日の天気は晴れ時々曇り予報。想定馬場状態は良~稍重。

今週が開幕週。使用コースは前5週がAコース、後3週がBコース。馬場は野芝に洋芝をオーバーシード。内回り4コーナー出口から正面直線の中程にかけて約1,100㎡の芝を張り替え(去年は開催時期が違うが約5,200㎡)。エアレーション等の馬場をほぐす作業は無し。前開催は芝の傷みが例年よりも少なかったことと、今年は気温が高い日が多いこともあり芝の状態は例年よりも良いと思われる。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-2.0~-1.5秒位になることが多い。今開催の例年よりも芝の状態が良いと思われるが、週間の雨の影響が残りそうなので今週土曜日は-2.0~-0.5秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。例年の開幕週は良馬場だとバイアスは出にくいが、今週土曜日は週間の雨の影響が残り馬場が軟らかめになりそうなので、馬場の回復が遅れるとスムーズに走れる外枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。例年の開幕週は良馬場だとバイアスは出にくいが、今週土曜日は晴れ時々曇り予報なので馬場が内から乾燥して内伸びになる可能性がある。

前後は展開次第~差しと想定。例年の開幕週は良馬場だとバイアスはほぼ出にくいが、今週土曜日は週間の雨の影響が残り馬場が軟らかめになりそうなので、速い上がりが出ると差し有利になる可能性がある。

 

・ダート

月曜日に16.5㎜と水~金曜日の昼までに20㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は重。土曜日の天気は晴れ時々曇り予報。想定馬場状態は稍重~重。

例年の開幕週の時計は良馬場だと-0.3~+0.6秒位になることが多い。前開催は砂の厚さが例年よりも若干深い印象があったので、今週土曜日は-1.5~+0.5秒位と想定している。

枠はフラット~外と想定。去年の9月開催以降の阪神ダートは道悪になると外枠有利になることがある。

直線の伸びはフラットと想定。去年の9月以降の阪神ダートは馬場状態に関わらずバイアスは出にくい傾向となっている。

前後は展開次第~差しと想定。去年の9月以降の阪神ダートは道悪になると、時計が遅めだからか差し有利になることがある。

 

 

 

 

 

小倉競馬場

 

ダート

 

【備考】

 

【解説】

・芝

月~金曜日の昼までに65㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は不良。今後の天気は、金曜午後は曇り時々雨のち晴れ、土曜日は曇り時々晴れ予報。金曜午後の想定雨量は0~3㎜、土曜日の想定馬場状態は稍重~重。

開催7週目、A→Bコース替わり3週目。今までのレースでコース全体の内ラチから広範囲に傷みが目立ち、先週のレースでは内ラチを大きく避ける馬もいた。今週は週間の雨量が多かったことと、芝の状態が悪いため馬場はタフになりそうだ。

先週の時計は-0.9~-0.2秒位。今週土曜日は雨が降らない予報で馬場状態の回復が見込まれるが、週間の雨の影響が残りそうなので±0~+2.3秒位と想定している。ここ数週の傾向からすると1200mは時計が速め、1800m以上は遅めになりそうだ。

枠は内~フラットと想定。コース全体の内から広範囲に傷みが出ているが、外も傷んできて内も外もあまり変わらなくなったと思われることと、土曜日は雨が降らない予報で馬場が内から乾燥しそうなので、ロスが少ない内枠が有利になる可能性がある。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。直線は内から広範囲に傷みが出ているが、外も傷んできて内も外もあまり変わらなくなったと思われることと、土曜日は雨が降らない予報で馬場が内から乾燥しそうなので、内伸びになる可能性がある。

前後は前~展開次第と想定。コース全体の広範囲に傷みが出て馬場がタフになり逃げ先行馬が失速しそうなので、特に1800m以上は差し有利になる可能性がある。

 

・ダート

月~金曜日の昼までに65㎜の雨が降り、金曜昼時点の馬場状態は不良。今後の天気は、金曜午後は曇り時々雨のち晴れ、土曜日は曇り時々晴れ予報。金曜午後の想定雨量は0~3㎜、土曜日の想定馬場状態は重~不良。

先週の時計は+0.6~+0.8秒位。今週土曜日は雨が降らない予報で馬場の水分もある程度抜けそうなので-2.3~-0.5秒位と想定している。

枠はフラットと想定。今開催は馬場状態が重だとバイアスは出にくい傾向となっている。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。今開催は道悪だと内伸びになることがある。

前後は前~展開次第と想定。今開催は道悪だと前有利になることが多い。

 

 

 

 

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